僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言)第2話 みんな僕のことを知っているかな?(2)
2 第2話 みんな僕のことを知っているかな?(2)
#創作大賞2023
#お仕事小説部門
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第2話 みんな僕のことを知っているかな?(2)
そう僕達の主であり、雇い主と、言ってもね。
僕達お菓子の製造元や仲買、問屋さんから仕入れている。
それを自営業で販売業をしているおじさんなのだけれど。
そのおじさんの、毎日の、生活の糧のために僕達は。
自身の顔を強張らせながら。
全身に走る痛みの激痛に耐え忍びながら。
毎日の日常を個々奮闘している。
まあ、している僕達なのだけれど。
そんなお菓子達の一人である僕の、このすらりと長いボディーを見て欲しい……。
そう、僕のこの細長くて素晴らしい容姿を見て確認しながら。
この物語を読み始めた人達は。
僕が誰?
何と言うなのお菓子なのかをしている人達は、一体どれくらいいるのだろうか?
僕自身も少しばかり興味があると言うか?
まあ、かなり興味があるから少しばかり訊ねても良いかな? と。
僕自身が呟いたところで。
「さぁ、みんな、僕が何と言う名前のお菓子なのかをわかる。理解ができる人は手をあげて、おねがいだから」と。
僕は声を大にして叫んでみた。
まあ、みたのだけれど。
「…………」と。
シーン! だ。
シーンと静まり返る。
そして沈黙を始める。
と、言うことは?
みんなはもしかして、僕のことを知らないのか? と。
僕は思い、呟けば。
僕の名前が何を当てるためのヒントを少しばかりするね。
だから細長く、スレンダーな僕の説明をよく聞いていてよね。
◇◇◇
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締切: 7月17日
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