僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第64話 怖い顔のおじさんと女子大生(24)
#創作大賞2023
#お仕事小説部門#お仕事 #移動販売・対面販売 #ラブコメ・恋愛 #おじさん #駄菓子・豆菓子・珍味・ドライフルーツ #未亡人・JK少女 #女子大生 #人妻
第64話 怖い顔のおじさんと女子大生(24)
それもこんな言葉、台詞を。
家の怖い顔のおじさんは、お客様達へと告げつつだ。
「お兄さんやお姉さん達。今日はしちょぉるか?」と。
只今家の怖い顔のおじさんの販売ブースで。
『ムシャムシャ』
『ポリポリ』と。
食音を立てながら。
家の怖い顔のおじさんが、商品を購入していただくお客様達へと沢山用意をしていた試食をね。
食べ、堪能しているお客様達へと問いかけるのだ。
だからこの場。
売り場に多々いるお客様達は。
販売台の上に置いてある。
色々な試食を己のお口に入れ、堪能する行為を辞め。
各自各々が自身の首を傾げつつ。
家の怖い顔のおじさんへと注目を始める。
だから家の怖い顔のおじさんは。
自分へと注目するお客様達を見渡すように見詰めながら。
ここ数分前の出来事……。
回想シーンと言う奴を思い出し始めるのだ。
そう、家の怖い顔のおじさんが試食を渡しつつ。
商品説明をして反応が一番良かったお客様は誰だったのだろうか? と。
家の怖い顔のおじさんは、数分前の回想シーンを思い出しながらお客様を見て確認をすれば。
やはり美しい桜の木になってくれた女子大生のお嬢様達……。
その中でも、家の怖い顔の伴侶、相棒のように。
彼の隣に立ち。
家の怖い顔のおじさんの顔を。
やはり他のお客様達と同じように。
自身の首を傾げながら見詰める沙也さんだから。
家の怖い顔のおじさんは、売り場に集うお客様達を見渡せば。
最後に眼鏡の大変に良く似合う、麗しい沙也さんへと視線を変え、注目しながら。