僕と怖いおじさん(芋けんぴ達の独り言) 第53話 怖い顔のおじさんと女子大生(13)
#創作大賞2023
#お仕事小説部門#お仕事 #移動販売・対面販売 #ラブコメ・恋愛 #おじさん #駄菓子・豆菓子・珍味・ドライフルーツ #未亡人・JK少女 #女子大生 #人妻
第48話 怖い顔のおじさんと女子大生(13)
「(あのお店のおじさん、本当にお顔が怖いのに。今のお姉さん達を叱るようなことはしなかったわよね)」とも。
女子大学生お嬢様達、各自各々が思えば。
「(もしかして、あのお店のおじさんは顔が怖いだけで気さくで、優しい男性なのかも知れない? だから私がおじさんから試食を頂いて食べても。彼は嫌な顔一つしないのかも知れないわね?)」と。
更に女子大生のお嬢様達は思うと。
自分達が脳内で考えてきたことは只の被害妄想だと分かる。
でっ、特に最後のくだらない事と、言うか?
今の令和の時代に人攫いや神隠し。
いざ目を開け覚ませば遊郭にいたと言う事は、先ずあり得ないのに。
自身の脳内で被害妄想……。
自分自身の乱れに、みだれた容姿を妄想し。
『いや~ん。馬鹿~。そこは駄目よ~。私を食べないでぇ~』と。
他人が聴けば耳を疑うような台詞……。
そう、最終的には、自身が裸体盛りされ。
自分の胸や腹部の下の大事な個所をなどを必死に。
自身の両腕で隠しながら。
『イヤン! イヤン! バカ~ン! バカ~ン!』と。
自分の身悶える様子を己の脳内で。
『デッ、ヘヘ~』と顔を緩ませ妄想していた。
『御宅大丈夫?』と。
俺【紫芋けんぴ】が訊ねたくなるような。
二次元妄想を平然とするイタイ彼女……。
眼鏡をかけた麗しい女子大生お嬢様なのだが。
やはり先程と一緒で。
彼女は被害妄想と言うか?
まあ、色々なことを妄想するのも好きみたいだが。
自身の艶やかにリップで濡れた唇開け──。
己の唇を動かしながら気さくに会話もするのも好きみたいだから。
誰でも知っている。
そう、自身が、知名度が高いからと鼻にかけている。
生意気な【ブルーベリー】の奴よりも。
俺【紫芋けんぴ】の方が好みだと告げてくれた。
だから俺【紫芋けんぴ】は。
この眼鏡をかけた姉ちゃんは。
俺【紫芋けんぴ】と気があうかもしれないと思ったのだ。
だって俺達──。
家の怖い顔のおじさんの取り扱い品目のお菓子達のマドンナは。
あの麗しい小悪魔絵里ちゃんなのだが。
家のマドンナさまの好物のお菓子の中には。
ちょっとした大人の苦みがある。
俺【紫芋けんぴ】は含まれていないのだ。
だって俺達のマドンナ様は固い物がお好き……ではなく。(笑)
甘いお菓子が大好きなのだ。
だから俺達お菓子のマドンナ絵里ちゃんは。
俺【紫芋けんぴ】よりも。
この小生意気な【ブルーベリー】の奴や【芋かりんとう】の方を好む傾向がある。
でもこの眼鏡の姉ちゃんは、妄想癖の方は大変にいやらしく、凄いが。
皆も眼鏡の女子大生の姉ちゃんの様子を上から下──下から上へと舐めるように見れば分かる通りだ。
あの小悪魔絵里ちゃんの容姿と見比べても、彼女の容姿は甲乙つけがたい上に。
彼女の乳房の大きさは、絵里ちゃんの未成熟な乳房を凌駕するほど大きいので。
俺は【紫芋けんぴ】は絵里ちゃんよりも。
この眼鏡の人懐っこい女子大生の姉ちゃんの方が気も合うし、好みなのだと。
この麗しい眼鏡の姉ちゃんのことを説明したので。
俺【紫芋けんぴ】は、少し話しを変えるのだが。