beats studio budsというイヤフォンを購入して色々あった件

ちょっと前から、娘がbeats studio budsが欲しいと、そわそわしていた。
娘にとっては、安い買い物ではない2万円台のイヤフォンだ。なかなか決断できずに半年ぐらいだろうか、悩んでいた。

年が明けて、初売りも下火になった3連休に、特に目的も無いのだが娘と定期探訪をした。アキバの雰囲気が二人して大好きなのだ!!

そこで何気なく寄ったのがeイヤフォン。
ここは、実機を試せる。
既に何回か試しているので、わざわざ試すまでもないのだが、気持ちは分かる。
ふと、値段を見ると、セールで何と1万円で販売されていた。
これは買いだろうと、興奮気味に購入を決意したのだった。
本当は、赤が欲しかったようだが、残念なことに白と黒しか特価対象ではなかった、それでも1万円で購入できた歓喜と興奮冷めぬまま、近くのカフェで開封の儀を執り行うこととなった。

開封の儀
本体の充電が「0」?
一抹の不安を感じつつ、先ず充電、、、。
40分程で80%まで回復。
早速ペアリング。
iPhoneを近づけるだけで、ペアリングは無事終了した。

はずだった、、、。
意気揚々と本体からイヤフォンを取り出し、両耳に装着。
音楽スタート。
音が出ない。
よく見ると、ペアリングが外れている。

はて?
Bluetoothを確認すると未接続。

はて?
接続をタップ。
「本体の電源を確認下さい。」とのメッセージ。
詳細を確認。
イヤフォンの充電は100%となっていた。
だが、いくら試しても同じ状況を何度も繰り返す。

再度ペアリングし直しても、本体のリセットを掛けても、状況は変わらない。
初期不良かな?

eイヤフォンに駆け込むのだが、、、。


ここからが今回の話の本題。

Apple製品の最も面倒な事態に直面する。
販売店での初期不良も含め、交換及び修理はできないとの回答。
実際は、お店で色々試してくれたのだが、状況は変わらなかった。
その日は結局、現状のまま取り敢えず、自宅でフル充電し明日再度挑戦することにした。

で、翌日。
残念ながら、状況は変わらなかった。

そこでサポートに電話する。
beatsのサポートへ電話するとガイダンスが流れ、指示に従うとオペレーターに繋がった。
Appleサポートと名乗ったそのオペレーターは、Appleらしい対応で幾つかの問答を繰り返す。

そこで、分かった真実!
先ず、最初にペアリングをした際に気になった事でもあるのだが、
本体の充電が「0」だった事。
と、もう一つ
「保証期限切れ」と表示されていた事。

充電が「0」だった事は、想像がつく。長い期間在庫されていたのだろう。特価という現状からもかなり長い期間在庫として置かれていたということだ。「0」になる程、、、。
「保証期限切れ」についてなのだが、これはちょっとユーザー側には納得できない企業間の事情らしい。
ただ、保証期間については、購入日から1年での変更が可能とのことで、その手続きを先に行う事になった。ちょっと解せないけど、、、。
そして、この企業間の事情が最後まで尾を引く事になる。

今回は明らかにユーザー側としては、初期不良という認識だ。これは間違いない事実である。



Appleサポートはこれを初期不良と認めないのだ。
なのであくまでも、修理対応となる。
そうなると、当然返品にも対応してくれない。

と言うことで、否応なく修理手続きを進めることになった。
郵送か持ち込みかの選択。
近くのApple Storeに持ち込みらしいが今回は郵送を選んだ。
箱には入れずにケースと本体をイヤピースを外して集荷に渡して欲しいとのこと、、、。
ここでも、新品の交換対応はしない意思を感じた。
集荷は直近で、本日夕方から翌日以降の午前、午後で選ぶことができる。
集荷に来ると、その場で専用の箱に入れて持っていった。

その日の夜には商品お預かりのメールが届く。
1日空けて午前中に修理センターに到着、その30分後に修理開始、その日の夕方に修理完了と共に発送しましたとのメッセージが届く。
とても、素早い対応。

翌日、午前中に品物が届いた。
とても立派な専用の白い箱に入って、しかもケースは確り封印までしてある。
郵送された外箱の内側に、今回修理した内容が記載されていた。
イヤフォンを交換した様だ。新品なのかな?
本体ケースはそのままらしい、、、。
ちょっと気になったのは、本体カラーが白だったこともあり、多少の汚れが外側と内部にもあったことだ。ノンアル系のシートで結構強く擦って何とか消えるぐらいの汚れ。

現時点で、到着から2日経つが不具合は全くない。


最後に、今回の購入に対して、関わった方々はとても親身に対応頂いた。
eイヤフォンで不良の相談に対応頂いた方は、自分のiPhoneで試したり、サポートへの連絡方法などを分かり易く教えてくれた。
Appleサポートの方、総勢3名の方に、1時間も状況確認から今後の対応に至るまで親切に説明頂いた。
この労力を考えると、現状の販売方式が果たして効率的なのか疑問が残るところだ。
釈迦に説法だな。

この記事の趣旨は、何処かを攻撃する意図はありません。今回の私の体験が、同様の事態に陥った時の誰かの参考になれば良いと思って記事にしました。最近は、Amazon等のネットショッピングやオークションサイトもある中、物を買う側のリスクに対する知識も必要な世の中だと感じました。

多分、今回は誰も悪くないのだろう。それぞれの、事情で最大限の対応をした。それは理解できるのだが、なんとなく解せない。この先購入の選択肢として、この体験が「トラウマ」として残る可能性もある。特に、娘には今回の状況をどの様に感じたか。これが仮に、娘が一人で購入していたら、この一連のやり取りができただろうか?もしかしたら、誰にも言えず隠すように、机の奥深くに仕舞い込んでしまったかもしれない。
ガジェット好き、Apple好きの身としては、とても悲しい事でしかない。

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