地域の力で地域を守る
「通りに名前がつきました!」
〜まつやまマイロードサポーター事業を活用して〜
「年々草が大きくなるなあ」
「市もなかなか草刈ってくれんけんなあ」
「田んぼが多いけん、しょうがないけどなあ」
静かな地域で、ウォーキングやジョギングを楽しむ人も多く、
通学路にもなっている、近所の大きな通り。
皆んながなんとなく口にする言葉は
「誰かなんとかしてくれ❗️」
と聞こえました。
「なんとかできるならしたいけど、1人ではなあ」
あれこれと考えながら、
やぱり1人では無力だなあと、
堂々巡り。
ある時、ふと思いついたのは
松山市の
「まつやまマイロードサポーター事業」
の活用でした。この事業は
という事業で、
【ロードサポーター】に登録して
(1)15名以上で
(2)100メートル以上の市道(緑地帯を含む)
を年4回以上、清掃美化活動等を実施すれば
命名権をゲットできます。
思いついた私は、
「皆んなで掃除して、愛着の持てる名前をつけよう」
と、はじめに地元の神輿仲間に提案。
「いいやん、やってみようや❗️」
「各分館で声かけてみよ」
「となりの神社の神輿仲間にもいってみよう」
など、前向きな声が多く、
いざ、仲間集め。
そして「ロードサポーター」登録へ。
なんと約40名。
しかも、範囲は欲張って、100メートル以上でいいところを
2,000メートル❗️
よく要領がわからないまま初めての清掃活動。
草が伸びた暑い季節に行いました。
やっぱり2,000メートルは長い!
そう言いながらも手分けをして
上と下、右と左に分かれて清掃。
疲れましたが、皆んな
「綺麗になったやん!」
と自己満足ならぬ、
自分達満足。
それ以来、草が伸びては清掃。
草と、暑さとの戦いでした。
活動を続けるうちに
「誰がしてくれよんかと思ったら、皆んながしてくれよったんかな」
「歩きよって、綺麗になっとるなと思いよったんよ!」
と、なんとも嬉しい声❗️
「うちの人も手伝う言いよるけん、次は声かけてやって」
とメンバーも増えてきました。
また、子どもたちを連れて参加してくれる仲間も。
子ども達が地域のつながりの中で、
「地域を大切にする気持ちを育んでくれるといいね」
と、おじさん達は期待していました。
そう言いながら条件を達成し、
命名権をゲット❗️
投票の結果
「平井谷通り」
に決定。
おじいちゃん、おばあちゃんの時代に、
この辺りを平井谷と呼んでいたそうです。
最近は言われなくなっていますが、
「せっかくなら、昔から使われていた愛称を残そうよ」
という声が多くありました。
地域の力で、地域の課題に向き合えた
今回の取り組みは、本当に嬉しい
貴重な経験になりました。
これからも地域の皆さんと一緒に
いろいろな課題に取り組んでいきたいと思います。
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