【番外編】絵と、JAZZ
2回目の記事で、いきなり番外編をやるといぅー
まぁええやん……(笑)
さて、肌寒かったり暑かったりと、何とも微妙な気候ですが、確実に秋は深まっていますね🍁
秋と言えば、食欲、スポーツ、芸術と、色んな物が旬とされる季節ですね。
という訳で、2ヵ所ほど展覧会を回ってきたので、JAZZと紐付けてご紹介致します♪
①デ・キリコ展
2024年9月14日(土) ~ 12月8日(日)
@神戸市立博物館
元々は春から夏にかけて上野の東京都美術館でやっていました。会期中、たまたま美術館前を通ったのですが、時間の都合もあり行けず……その後、神戸の巡回展でやっと行けました!
ジョルジョ・デ・キリコは、イタリアの画家とされていますがギリシャ〜アメリカまで各地を転々とした生涯で、形而上絵画という新たなジャンルを切り開いた人物です。
分かりやすくいうと、写実ではあり得ないような不可思議な空間や世界が描かれています。その中でもマネキン・塔が有名なモチーフとして、彼にはよく扱われました。
ありがたいことに結構な作品が撮影OKで、彼の粗いけれども人を惹きつける独特なタッチをじっくり味わうことができました。
基本的に、現実では成立しない世界なのでパースは狂っており、鑑賞者の違和感や不安感が無理矢理引きずり出されます。このような作品がズラッと並んでいると、何とも言えない気持ちになり好き嫌いは、はっきり分かれそうです……。
この絵がジャケットとして使われているのが、Thelonious MonkのMisteriosoという、ライブを撮ったアルバムです。
どうぞ、お聴きください♪
この絵が描かれたのは1914〜15年、アルバムの作成は1958年と、そこで既に40年以上経っているのに2024年の今、観ても聴いても全く色褪せない芸術作品です。きっと、これから90年後の200周年を生きてる人もそう思うだろうと、「予言」しておきます(笑)
②ソウルイーター生誕20周年記念原画展
2024年10月25日(金) ~ 11月25日(月)
@アニメイト大阪日本橋別館3F
鋼の錬金術師と共に、ガンガン黄金期を彩った作品、ソウルイーター。
入口には、いきなりこれ!
なんかスクエニには色々頑張れと、ゲーマーの方ならみんな思っているかもですが……あれから20年も経ったのねぇ〜と、青春を振り返りながら読んでた漫画の原画を眺めました。
こちらもなんと、殆どが撮影OK!
ちょっとフィルムの反射が激しかったのですが、作者のペン使いが感じられ、こういう風に描いていたのかと、色々発見がありました。
今だったらデジタルの人も多いですからね。
この漫画の主人公のマカの武器、ソウル=イーターは芸名らしく本名のファミリーネームは、エヴァンスと言います。
あ、これって日本人が一番好きなジャズピアニストと言っても過言ではない、Bill Evansから来てんじゃん!と、気付いてしまいました。ソウルの心の部屋で流れている音楽もジャズだったし。
昔読んでた時は知識もなく、そういったことに全く気付きませんでしたが、20年経つと見方も変わるもんですね。
それでは名盤中の名盤、Bill EvansのPortrait in JAZZを聴きながら今日はお別れしましょう。Have a good day〜♪