会話
京都にあるフランソワ喫茶室。
私は、このフランソワ喫茶室が大好きでたまりません。
京都へ行く時は、フランソワ喫茶室へ行くことをスケジュールから外したことがありません。
岐阜在住なので高速道路を使えば2時間かからない程度でフランソワ喫茶室に到着します。
フランソワ喫茶室の雰囲気が素敵なのも好きな理由の1つですが、地元のおばあちゃま方の聞こえてくる会話が強烈に大好きなんです。
まずは京都の言葉が私には魅力的で、私の父親が兵庫県尼崎市出身で関西の方言に馴染みはあっても、京都のおばあちゃまのあのほんわかとした感じの話し方が、どうにもこうにもスペシャルに心地よいのです。
そして、内容に生きる知恵を感じたりするわけです。
これは私の勝手な考えですが、53歳という年齢、若くもなくお婆ちゃんでもない、なんとも言えない中途半端な年齢で、魅力的な年相応が全く分からなくもやもやしている今の自分に、フランソワ喫茶室で会話がなされているあのおばあちゃま方を見ていると、この先の生き方に希望が湧いてくるのです。
無印で買ったもののお話、ユニクロで買って良かった商品をおすすめしてるお話、お菓子のお話、電車に乗った時のお話、80歳位であろうおばあちゃま方が、無印のこれがオススメやでとか、あのお菓子がおいしいからな!とか、あそこであの人があんなふうに言ってはってなとか、あの映画のここの場面がなかなか良かったでとか、ここでは書ききれないくらい魅力的なお話が繰り広げられているんです。
それはきっと嫌味がなく押し付けがない説得力と、京都のあのふわっとした語りが、生き方に迷いがある私の心に妙にどんぴしゃりとハマるのでしょう。
私の夢は、老後京都に移住することです。
そして、フランソワ喫茶室に週一くらい通って、京都で出来たお友達とフランソワ喫茶室でお喋りすることです。
叶いますように。
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