かつて栄えた超大国ローマの原点❗大国ローマ神話❗
今回はローマ神話について簡単に紹介します❗
ローマ神話は歴史の流れで、ギリシャ神話を取り込む形となっており
ギリシャでの
最高神ゼウス → ユピテル(ジュピター)
ゼウスの嫁ヘラ → ユーノー(ジューン)
※()内は英語読み
といったように名前は違いますがほぼギリシャ神話と類似している神話となっております!
ここでは紹介しませんが、1月~12月の英語での読み方はすべてこのローマ神話の神や、後の皇帝などからきており、英語でさえもこの神話に多大な影響を受けてます。
そんな中今回紹介していくローマ神話の物語ですが、ギリシャ神話の物語『トロイヤ戦争』後の物語から始まり、かつて地中海全てを治め、栄えた超大国の原点『ローマ建国』までを書いていきます❗❗
ギリシャ神話~ローマ神話。
そしてその後の世界史の教科書で習うローマ帝国まで繋がっていく、神話と歴史の境目の物語となっています。
こちらのnoteを見てからご覧いただくとより楽しめるようになってます🫡↓↓
五分以内で読める内容となっています❗
それではいきます❗❗
ローマ神話
以前のギリシャ神話で紹介した、トロイヤ戦争後の話から始まります。
トロイヤ戦争は、
ギリシャ連合VS トロイヤ王国
の戦争で、最終的には『トロイの木馬作戦』でギリシャ軍がトロイヤ軍を破り、勝利する物語です。
ですが、この戦争は最高神ユピテル(ギリシャ神話のゼウス)が増えすぎた人口を減らそうという思惑で仕掛けられた戦争だったので、勝利したギリシャ軍も帰りの航海でポセイドンによる洪水にあいほぼ全滅状態になります。
(その航海はオデュッセウスを主人公とした物語が残されています)
この物語はトロイヤ戦争で敗北したトロイヤ側の生き残りアイネイアースから始まります!
アイネイアース
トロイヤ戦争で生き残ったアイネイアースは神ヴィーナス(アフロディーテ)の子として生まれました。
アイネイアースはユピテル(ゼウス)から
「イタリア半島に国を建てろ」
という命を受け、共に生き残った数人を引き連れイタリア半島を目指します。
そして無事、イタリア半島の中部西海岸にたどり着きます。つまり、後のローマ市の近辺です
。
そこでアイネイアース一行はその地を統治していたラティーヌスという王の元で傭兵として雇われることになりました。
アイネイアースは有能であり、誠実に職務に励んだため、ラティーヌス王は気に入り、自身の娘をアイネイアースに嫁がせます。
ですが娘には既にトゥルヌスという婚約者がいました。
それに怒ったトゥルヌスはアイネイアースと戦争を始めます。
それに見事に勝利したアイネイアースは、妻をもらい、ラティーヌスの王位を継承します。
ヌミトルとアスカニウス
厳密にいえばアイネイアースは後のローマの建国者の祖先で初めてイタリア半島にきた人物で、「ローマの建国者」ではありません。
ローマを建国したのはアイネイアースの子孫であるロムルスという人物です。
アイネイアースが王位を継承したあと、ラティーヌスの王国はアイネイアースの子孫によって統治されていきます。
(ちなみにラテン人はこのラティーヌスという名前を語源としています。)
時は進み12代目の王、プロカ王には二人の子供がいました。
ヌミトルとアスカニウスです。
『王位』はこのヌミトルが継承することとなり、アスカニウスには『アイネイアースの財宝』が継承されます。
ですが、財力だけでなく権力も欲するようになったアスカニウスは兄弟であるヌミトルを追放し、また一族の男子を皆殺しにし、ヌミトルの血族を途絶えさせます。
そして一人娘であるウェヌスを神殿に閉じ込め、巫女にしてしまいます。
このウェヌスを哀れに感じた軍神マルス(ギリシャでのアレス)はウェヌスを神殿から助け出します。(神となった英雄ヘラクレスという説もある)
その時、ウェヌスの美しさに惚れ、マルスとウェヌスの間に双子ができます。
ロムルスとレムスです。
このロムルスが後のローマの建国者となります。
ロムルスとレムス
アスカニウスはこの双子の存在を知ると、兵士ににすぐに殺すように命じます。
憐れんだ兵士は、双子を殺さずディベリス川に流します。
双子はティベリス川の精霊に拾われ、精霊は双子を狼に預けました。
この狼に育てられる双子の作品は美術界では有名なようです。
その後羊飼いが見つけ、家に連れ帰り育てます。その羊飼いの妻が女神ケレスだったとされていて、ロムルスとレムスは神の子として生まれ、ずっと不思議な力に守られて育っていきます。
ある時、双子の弟レムスは王宮の兵士と喧嘩して捕まってしまいます。
ここでレムスは先の王の子孫に当たるという事実が明らかになり、兄ロムルスは王位を奪還するため仲間を集め王宮に攻め入ります。
これが見事に成功し、弟レムス、祖父ヌミトルも解放されて王位を奪還します。
祖父ヌミトルはロムルスとレムスに王位を譲ろうと思いますが、両者は拒絶して新天地を求め旅に出ます。
(この神話のロムルス討ち入り話は、ある程度史実をもとに作られていると考えられ、
この討ち入りを正当化するために神を絡めた後付け設定が行われたのだと考えられています。)
ロムルスのローマ建国
新しい国を建国する新天地を為、旅に出た2人ですが、建国する地を決めるにあたって意見が分かれ、神託によって決めようということになります。
ですが、この神託もうまく折り合いがつかず、結果ロムルスは弟レムスを殺してしまい、新しい国。『ローマ』を建国します。
神話では兄弟喧嘩の度合いが異次元です。
この『ローマ』建国時は3000人程度しかおらず、しかも男ばかりという問題を抱えていました。
これでは国が一代で終わってしまいます。
ロムルスは周囲の国家と交流し、団体結婚を試みますが、周囲の国家からは
「ガラが悪い」
という理由から断られるので、周囲のサビニ人の女性を力ずくで拉致して自国の幹部達に妻として与えます。
(ちなみに『お姫様だっこ』はこの強制拉致がルーツと言われているそうです。)
それに怒ったサビニ人はローマに戦争を仕掛けますが、ロムルスの軍隊は戦にめっぽう強く、結局はサビニ人の国を征服してしまいました。
ですが、人数ではローマは少数派だったため、サビニの王を共同統治者としてローマを治めていきます。
その後すぐロムルスは亡くなってしまいますが理由は定かになっておらず、暗殺ではないかと言われています。
ロムルスが建国したローマは、この後も数々の周辺国家と戦争し、征服活動を継続してやがては地中海を征服する大帝国となっていきます。
これが大きくなるにつれ、中東の方からキリスト教がローマ帝国に絡み合ってきます。
そして最終的にはイスラム勢力や、北方民族により大帝国ローマを帝国は衰退していきます。
あとがき
宗教、神話から学校で習う歴史に繋がり今に繋がる。
このローマ神話を学ぶ中でそれぞれの点と点が線になった。
そんな感覚がありました。
ローマ神話は、あのギリシャ神話を取り込んだ形の新しい神話。
そして、この神話もローマの皇帝オクタヴィアヌスが作成を命じた神話とされていて、他の古代の神話と比べると権力背景を感じたり、非常に人間味がある神話だなと感じました。
今回紹介した物語の後、ローマにはこのnoteでも紹介した中の1つキリスト教が非常に深く関わってくる。
そのキリスト教も、ユダヤとイスラム。という物語が線で繋がっている。
今回のローマ神話は、何かこのnoteを書いていた1ヶ所目の終着点のような気がします。
ローマ神話には今回紹介しきれなかった物語がたくさんあります。
冒頭に少し話した、1月~12月の英語の由来や惑星の名前、
ナルキッソスとエコーの物語
なんかは、ナルシストという言葉、エコー(やまびこ)の元となるエピソード。
スニーカーで有名なNIKEの語源となったニケという神がいたりと様々な面白いエピソードがありますので、気になる方は調べてみてください🙃
読んでいただきありがとうございます🙇♂️🙇♂️
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