「切れ者」に落とし穴あり。
光希重名士の姓名判断的ココロ(64)
昨日(1/15)の読売新聞朝刊1面に、興味深い隣り合う二つの記事。先ず東京女子医科大学の新校舎建設を巡る背任事件で逮捕された、同大元理事長の岩本絹子容疑者が別の建設工事でも建築士から約5,000万円を環流させた疑いがあることが分かったとのこと。どうやら同様の方法で、岩本容疑者に環流した現金の総額は約8,700万円に上るようです。
岩本絹子
【遺伝】13、【対人】11、【本能】16、【本質】18、【天命】29
五種の画数の内、1系列と3系列、そして9系列という「頭が良い」画数三種を持つので、間違いなくこの人は頭が良いです。しかも【天命】の29画は、9系列数の中でも「知謀作戦型」の最強数。頭の良さは半端ない。でも、頭が良すぎるのも時に問題があり、《策士、策に溺れる》事も往々にしてあるのです。正義感の18画や奉仕の精神である16画もちゃんと持ち合わせているのに、駆け引き上手さが身を滅ぼしてしまう羽目になるとは…不幸にして創業家の一族であった事も、きっとこの人の暴走を誰も止める事が出来なかった理由の一つなのでしょうね。
同じく1面には、「三菱UFJ銀行元行員逮捕」の記事が先ほどの記事に寄り添って?います。三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊約20kg(約2億6000万円相当)を盗んだとして、警視庁が元行員の今村由香理容疑者を窃盗容疑で逮捕した、とあります。今村容疑者が盗んだ金品の被害者は総勢60人以上、被害総額は約17億円に上ると見られるとのこと。
今村由香理
【遺伝】11、【対人】25、【本能】26、【本質】12、【天命】37
この人は「頭が良い」画数を、先の岩本容疑者よりさらに多く、四種も持っています。理論派の11画、数字に強い12画、発想力に優れた37画、そして常人とは異なる次元の頭の回転を持つ25画。こんな人は滅多にいません。当に「とんでもないほど頭が切れる」人です。
しかし人並み外れた頭脳の持ち主は、一度悪の道に入り込むと、とめどない流れに翻弄されてしまいち。そう言えば、五種の画数の内で残る一つの画数である26画は「英雄・快傑運」であり、どでかいことをしでかす数意です。しかし英雄が多くの場合そうであるように志半ばで斃れ、いわゆるハッピーエンドでは終わらない事が多いのです。どでかい犯罪をしでかしたり。
また7系列数の持ち主は、とかく「普通の人」としての倫理観に欠けることが多く、自我が強いため人の意見や注意などは聞きません。なまじ頭が良いため、自分に強い自信を持ち頑固一徹なのです。なので敢えて「強情な彼女」を諫める人が周囲にはいなかったのでしょうが、【本質】が12画である彼女は、心の奥底では気が弱く、本来人の後をついていくことに喜びを見いだすタイプ。しかし一方で【天命】の37画や【対人】の25画、或いは【遺伝】の11画などが外側の「鎧」となり、彼女の心の奥底にある「希望」を許さなかったのでしょう。「頭が良すぎる」のも考えものですね。
因みに姓名判断では五種の画数の、奇数・偶数バランスも吉・凶へ大きく影響する、としています。ここで詳しくは書きませんが、この二人、奇数・偶数のバランスは最低レベル。折角の頭の良い大吉数たちが、いつの間にか足を引っ張られたのは、ここに大きな問題があったからなのかも知れません。