巨星、墜つ。

光希重名士の姓名判断的ココロ(54)

信じられません。トップアイドルから実力派俳優へ、華麗に転身し第一線で活躍を続けていた中山美穂さんが急逝。彼女の人生を姓名判断的に振り返ってみれば、そこには26画の「英雄・快傑運」の強い影響に思いが至ります。

中山美穂
【遺伝】7、【対人】21、【本能】26、【本質】12、【天命】33

彼女の名前には俳優として望ましい「8系列数」と「0系列数」が見当たりません。しかし一方で、表現者や創造者に必要な「7系列数」や、言語能力に優れ、コミュ力も人並み外れて強力な「3系列数」があります。その意味では、芸能人として俳優より歌手の方に才能は豊かだったのかも知れません。

中でも目を引くのは【本能】にある26画という画数で、「英雄・快傑運」とも呼ばれる波瀾に満ちた、しかし強大な運勢を持つという数意。歴史の中にも名だたる「大人物」といわれるような人たちが持っていることで有名な画数です。中山美穂さんは【本能】に持つので、行動面、特に思春期に大きな影響を及ぼし、15歳でデビューした後、大きく羽ばたくのに貢献しました。

しかし彼女の【本質】は12画の「挫折運」。何事も続かず、上手くいかないことでノイローゼにもなりやすい性格で、共感力は強いですが人の後をついていくのが性に合っています。仕事運でもある【対人】が21画という強く、へこたれず、周囲に惑わされず前に進む画数です。人生の集大成でもある【天命】の33画も口八丁手八丁で明るくポジティブな行動派なので、12画のネガティブな面は表からは見えにくい。
しかし内面ではクヨクヨ考え、また考える事自体を好きな面も。タイプは異なりますが元夫の辻仁成氏も繊細なので、そこが共鳴して結婚したのでしょう。結婚後「専業主婦」として過ごしていたのは12画の、「夫の後をついていく」人生が、実は彼女の隠れた〈生き甲斐〉だったからでしょう。

美貌+歌唱力、そして7画や33画のバックアップもありトップアイドル歌手となりましたが、その後俳優に転身してからは、8系列や0系列がないにも関わらず実力派俳優として認められていたようです。それは論理的思考力の1系列、共感力の強い2系列数の力もフルに使い、全力で俳優業に勤しんでいたからでしょう。彼女の得た賞賛は努力の賜であることが分かります。

歌手と俳優の両方で認められ、結果を残し、第一線で活躍し続けた彼女は、当に芸能界に於ける《巨星》の1人であることは間違いありません。15歳にして衝撃のデビューを飾り、40周年を来年に控えたタイミングで、この度の残念至極な衝撃の〈退場〉となりました。54歳という、現代の世間から見れば《太く短い》、その意味で「女傑」の生涯だったと言えるでしょう。合掌

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