「脱・中国」のススメ
光希重名士の姓名判断的ココロ(30)
スマニューを読んでいたら、時事通信社の配信で《東京電力福島第一原発の処理水放出から1年経過》に関連して、ホタテの「脱・中国化」が鮮明になっているとの記事が出ていました。ご承知の通り中国は処理水放出に対し、日本の水産物に対して禁輸措置をこの1年取ってきたわけですが、米国向けや台湾向けなどが大幅に増えて、禁輸措置による中国向けホタテの大幅減が、大方穴埋めできつつあるようなのです。いやぁ、慶賀の至りですね。
加工業者による様々な経営努力とそれを後押しした政府の補助金、ジェトロや商社などの協力の下に進めた、新たな輸出先の開拓などの成果でしょう。
中国のような乱暴で横暴な国とは、もはや正常な取引などすべきではありません。全ての業種において、付き合いをシャットダウンする時が来ました。出国間際で拘束された日本人、《スパイ容疑で刑が確定》された旨の報道も最近ありました。長年中国とのパイプ役を務めていた人物らしく、透明性を欠いた法律や裁判で恣意的に外国人を逮捕するような国と、良い商売がこれからも出来ると本気で思っている企業があるとすれば甘すぎると思います。
思えば自虐史観から来る「加害者意識」と「民主化への期待」、そして「膨大な人口(=マーケット)に対する希望」などから、これまで企業と政府は対中政策を行ってきたわけですが、今となっては全てが裏目に出てしまいました。しかしそれ自体は仕方の無いことです。当時の日本人(自由主義社会の世界も)で、現在の中国の姿を想像出来た人はいなかったのですから。
しかし「過ち」は気付いた時には正さないといけません。修正できない過ちが本当の過ちなのですから。しかし論語を残した人物がいた国なのに…