同じ穴の狢(ムジナ)

光希重名士の姓名判断的ココロ(65)

ご本人は引退を発表しましたが「中居正広問題」が波紋を広げています。大口株主「ファンド」の意向を汲んで、フジテレビの港社長が記者会見を開きましたが、仲間内だけのクローズド会見だったこと、煮え切らない態度だったこと、ネットや週刊誌以上の新たな情報が全く出なかったこと等から、「不誠実だ」との意見が世間を席巻し、70社以上が広告を差し止めするに至っています。あまつさえ、一人フジテレビのみならず、他局まで問題が広がりそうな勢いを示しているようです。「こんなことをやっていたのはフジだけじゃないんじゃ?」という、疑心暗鬼に世間は陥っているのでしょう。

フジの現場ではロケの使用を断られたり、番組中で企業名を出さないよう要望されたり、番組制作陣も大変な苦労にさらされているようで、その件に関しては気の毒としか言いようもない。

フジテレビ系列でドラマを観ていたりすると、ACジャパンの広告ばかりが連綿と流され、その出稿量の多さに思わず笑ってしまうほどです。つまりそれだけクライアントが逃げた、と。

主として女子アナを交えた懇親会やら打ち上げやら、これまでバンバンやっていたような《大スポンサー企業》が今回の事件を機に一斉にCM放映を差し止めって、ちゃんちゃら可笑しい。人気の女子アナは引っ張りだこでスポンサーの飲みの席に呼ばれてきたのは衆知の事実でしょう。スポンサーサイドからの要望もあり、反面女子アナサイドから希望されたことだってあったはず。門外漢なので所詮想像の域を出ませんが、世の中そんなものです。どんな業界にもどんな会社・企業にもそんな話は掃いて捨てるほどある。強制とか犯罪まがいのものは当然ダメですが、「上納システム」は、程度の差こそあれビジネスでは普遍的に存在します。

良いも悪いもなく、人間の本能や性として当たり前の行為だったりします。神ならぬ身の人間はそんなに高尚な生き物ではありません。だからこそ規制や法の縛りや倫理も必要なのですが、肝腎なのはテレビ局や広告代理店などとの関係上、ヒエラルキーの頂点に君臨するのはスポンサー企業だってことです。いざ問題が露呈すると「泥船」からいち早く逃げ出して、「我関せず」の態度に出るのは如何なものでしょうか。全テレビ局だけでなく、大スポンサー企業と大手広告代理店も、所詮同じ穴の狢です。中居正広氏一人を切ってお終いにするのではなく、三方皆一緒に反省すべきは反省してもらいたいと思うのは私だけでしょうか。 因みに、

フジテレビ

  ※便宜上「フジ」を姓、「テレビ」を名として鑑定
【遺伝】6、【対人】6、【本能】8、【本質】8、【天命】14

【天命】の14画は〈虚栄浪費運〉として知られ、ハッキリ言えば代表的な凶数です。勝手気ままで虚栄心が強く、そのくせ精神力は弱く、金に縁はあっても貯まらず、成功には程遠い運勢です。但しどんな画数にも活かし方はあって、14画は「流れる」ことで活かされます。流行に関する仕事や一回限りの演劇・コンサートなどの芸術やエンタメ系、消費や金融に関する事には強い。尤も単独で成功できるような画数ではありません。基本的には大凶数なので、名前にある他の画数の「援助」が必要となります。名前の中で、他にあるのは6画と8画で、これらは基本的に吉数なので、それらの援助でこれまで何とかやってこられたのでしょう。しかし人間で言えば【天命】は人生の集大成とも言える画数。開局以来70年程になるのでしょうか、14画の大凶数通り、その人生ならぬ「局生」?が終焉を迎えてしまうのかも知れませんね。…合掌

※次回は「日本の放送局の生きる道」をアップする予定です。

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