喫煙者の居場所

光希重名士の姓名判断的ココロ(43)

2人組のお笑い芸人「バッドボーイズ」の清人(きよと)氏の喫煙者に向けた投稿が、ネットニュース界隈でちょっとした話題になっているらしい。とある喫煙所の灰皿に、タバコの空き箱や使い切ったライターなどのゴミが放り込まれている写真と、添付の文章には『こんなことするから、掃除の人が嫌がり、結果的に貴重な喫煙所がどんどん減っていくことになるんだよ。自分で自分の首を絞めてどうする!』との怒りが。嘆きの喫煙者代表として。

煙草

【天命】25

うーん。25画かぁ~。頭は良い。良すぎるくらい。努力家でもある。しかし、何せ他人とのトラブルが多いんですな~。自分と他人の考えるスピードが違いすぎるから、イラッとするんでしょうね。煙草を吸って「何かスッキリする」とか「頭が冴える気がする」という人は多いですが、これは25画の影響なんですかね。トラブルになりがちなのもそのせいかも知れません。

あ、そうそう。石破茂新総理も実は【天命】25画。トラブル運、心配だな~。今回は「煙草」と漢字で観ましたが、「タバコ」としての9画は神秘・ミステリー系のトラブル運であり、「たばこ」の12画は弱い心の依存症、いずれにしても〈公明正大、元気で明るい吉運勢〉とは縁がないようで…

そもそも、喫煙所、要りますか? 今では非喫煙者の方が多いためか現在、《公共の場所での禁煙》が進んでいますが狭い日本、家の外には多かれ少なかれ他の人もいます。自分の家を一歩出たらもうそこは《公共の場所》でしょ。その意味では、家の外は全て公共の場所であり、全部禁煙にするべき。

昔から酒とタバコは「嗜好品」などと呼ばれていましたが冗談じゃない。酒が怒りますよ。酒はまぁ「溺れる人」や「酩酊して人に迷惑をかける人」はそこそこいますが、酒を飲むこと自体で本質的に人に迷惑をかけることにはなりにくい。その意味では「嗜好品」と呼ばれても許されるのでしょう。

しかしタバコは明らかに違います。科学的にもハッキリしています。癌になる可能性を増やすことでも知られ、身体に悪いことが医学的にも検証済み。しかも紙巻きタバコの多くはフィルターを通して喫煙されており、毒性が弱くなった煙を喫煙者本人は吸うわけです。けれどもフィルター外に煙は漏れており、それを「副流煙」と呼びますが、フィルターを通した煙と異なり毒性が遥かに強いのです。喫煙者の近くにいる人はそれを「吸わされる」ことになる。呼吸をしない人はいません。つまり強制的に毒性の強い煙を吸わされるのが嫌な人はその場所から離れるしかないのです。なんて理不尽な!

数十年も昔、NHKで放映されていた科学番組「四つの目」を観た時、私はタバコのパワーに衝撃を受けました。毒性が強いのは当時も認められていましたが、恐ろしかったのはその伝播力。確か20m四方くらいの部屋の隅でタバコに火をつけた途端、対角線上の隅ではもうタバコの成分が検知されました。時間にして僅か1~2秒程度だったでしょうか。それほど到達が早い。

しかもタバコの煙の正体は微細な粒子(ニコチンとかタールの)なので、どんな場所のどんな小さな隙間にも入り込む事が出来るのです。例えばパソコンなどの電子機器の基板上にあるパーツや回路の中にまで入り込む。それが積み重なり機器類が壊れ或いは誤動作を起こし、或いはショートし、動くべきパーツもタールなどが付着して動かなくなり…ついには完全故障します。

寿司屋のカウンターでタバコを吸った実験では、あっという間にテーブル上のネタの表面にタバコの成分(ニコチンとタール)がベットリつきました。昔の人は、居酒屋とか寿司屋でタバコの猛毒が付着した料理を「旨い旨い」と喜んで(=気付かないで)食べていたんですねぇ~。そんな習慣が段々と改正されてきて、食堂やレストランで禁煙になってきたのと、平均寿命が延びてきたのには因果関係があるんじゃなかろーかと、真剣に思いますよ。

分かりますか? ただ吸うだけで周りの人に迷惑をかけまくる喫煙習慣は、間違っても「嗜好品」とか「趣味」とかの範疇で捉えるべきものではないのです。タバコを吸いたい人の権利は勿論認めるべきでしょうが、それと同時に周囲の人が受ける迷惑は、喫煙者の権利以上に認められなければいけません。何故なら殆どの場合非喫煙者の方が圧倒的に人数が多いから当然です。

よく、子供の目の高さに火が来るから危ない、とか言いますよね。それ以前の問題です。自分の家以外ではタバコを吸ってはいけない、とすべきです。勿論、家族と暮らしていて、自分以外の家族が非喫煙者だったら家の中でも吸えませんけどね。大体、周囲に目の敵にされてまで吸いたいものですか?

因みに、かく言う私はタバコが周囲に与える影響度の大きさを反省し、10年程吸っていたタバコを30歳で止めました。その後、得意先の人に無理矢理勧められて1本だけ吸いました(吸わされました)が、その後は今日まで30年以上ただの1本も吸っていません。人に勧められたりもしたことも何度かありましたが『もう止めたんで。』と全て断りました。そして止めた直後くらいは食後とか、「あぁ、タバコ吸いたいな~」と思ったことも多少ありましたが、所詮その程度です。誘惑に駆られる程のことはありません。

「高いタバコ税を払っているから許される」とか「オレの健康のことはオレの責任と自由だ、勝手に吸ってるんだから放っとけ!」とか喚く輩が、世間には結構いるようですが、問題はそこではないので決して放っては於けませんね。ご存じの通り日本は「島国」ですが決して「無人島」ではないので。そんなに吸いたければ、確か国内に6,000程もある、どこかの無人島にでも行って吸いなさい。それでも僅かながら地球環境的には、空気汚染という意味では悪い事なのですが、そのくらいは目を瞑ってあげてもいいですよ。今まであなた方喫煙者の「無法」を認めていた位、非喫煙者は寛容なので。笑









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