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#マイダイアリー
【小学5年生編】〜秋①〜
運動会などのイベントが終わり、街の景色が秋になり少しずつ木々が様変わり(紅葉)し始めて寒くなってきた。
それでも、昔は【子供は風の子】なんて喩えられてたくらい皆んな元気よく外で遊びまくってた。ミニサッカー・野球・三角ベース・デメ・ドロケイ・ポコペン・ピンポンダッシュ…はしゃげる遊びは何でもした。その傍らでいずれ【不良】と呼ばれる仲間たちとの交流も深く深く続いていった。それと、この頃は既に
タバコも公然と吸っていたので、団地の中・駅・学校までの道のり・溜まり場…何処でも構わず吸ってたし、中には薬物に手を出し始めてたヤツも居た。ただ、薬物(ラッカーとか)に関しては二個上の
Tちゃんが絶対に許さないと話していた事も有り、見つけられると【ハンゴロシ】されてた😅
ファッションなんかに目覚め始めてきたのも、この頃だったかな。でも、自分含め大多数の仲間の家庭は結構【貧困】だった。コロン(香水)も服もスニーカーも…小遣いなんて貰えて無いから買えね〜ってのばかりだった。
そんなところにTちゃんが来て、何の話してるの?って聞かれたから全部話したら、
『腕試ししながらカネ稼げば良いんだよ❗️ヤバめな奴らの場合は俺ら(Tちゃん)の名前出して危険を回避すればイイんだし。その代わり、一人を大人数で襲うんじゃなくて、あくまでもタイマンでやるんだぜ❗️タイマンだったらもし仲間がやられそうでも、助けるのはご法度。ソイツがまだそこまでのレベルなんだから仕方ないんだよ。』って話してくれて、中には瞳をキラキラさせながら聞いてるヤツも居てある意味ではTちゃん【教祖】みてーじゃん(笑)って思ってた。でも、腕力に自信も無いしケンカが嫌いで苦手な自分はどうしたらいいかもTちゃんに相談したら、『ケンカでぶっ飛ばしても負けを認めないで何度も何度も向かってくるヤツって結構いるから、そうした奴らをSちゃん(自分)と他の腕力に自信無い奴らで押さえ付けて得意の【拷問】笑?しちゃえばイイんじゃね〜?』💡なるほど❗️
それぞれの役割が決まったのと、一刻も早く腕試ししたい仲間たちとでワクワクしながらその日は解散した。
その週の土曜日、学校は午前中で終わる。午後はスポ少だったけど、始めて無断で休んで仲間たち30人くらいで、
地元の駅へとチャリ(自転車)で出掛けた。ケンカ売る相手探したり、普通にカツアゲしたりして時間過ぎてた。
【ケンカ組】ってグループ分けしてた仲間たちが、それぞれぶっ飛ばしてきた相手からの
【戦利品(カネ)】を皆んなに見せる(自慢・武勇伝)ために
場所を駅から少し離れた神社の境内近くへ移動した。
皆んなで駅へ移動して2時間程度なのに二人ぶっ飛ばしてきた仲間もいた。
【ケンカ組】はその日は8人。
二人をぶっ飛ばしてきた仲間が初めに戦利品を見せた。
【3千円】…小学生にしては結構な金額を持ち歩いてると皆んなで驚いた😳
ワクワクしながら、他の奴らも次々と戦利品を披露した。
8人全員が披露が終わり合計してみたら、【8千円以上】有った。当時はプロ野球チップスが30円・ガリガリ君50円・
ソフトクリーム100円…と言うような時代だから、8,000円は大金にしか思えなかった。少し腹減ったなと言う事になり、戦利品のカネで駅前のデパートに行き皆んなで食べる用に【タコ焼き八個入り】を4パック、【三個入りおにぎり】10パック、ジュース人数分を買って神社へ戻り皆んなで賑やかに貪った(笑)
楽しかった時間はあっという間に過ぎて、暗くなってきたからそれぞれチャリに跨り帰ろうとしたら、10人くらいの中学生に囲まれた。
自分『なんだよ❗️邪魔だから退けよ。』
中学生『お前ら、俺らの後輩ぶっ飛ばしてカネ巻き上げたらしいじゃねーか❗️学校どこだよ?小学生からカネ巻き上げて恥ずかしくねーのかよ❗️』
自分『俺らも小学生だし、何なら5年だよ。タイマンして戦利品としてカネ巻き上げたんだよ。もし、コッチが負けてたらソイツだって俺らのカネ巻き上げたろ?』
中学生『……誰の後輩だよ❗️』
自分『Tちゃんだけど。』
中学生『え😱』『Tちゃんって
Yくんの事?お前どんな知り合いなんだよ?(既に少しビビってる)俺らタメ年でもちゃん付けで呼べるのなんて何人も居ねーぞ。』
自分『スポ少からの幼馴染だし、スポ少では俺の方が先輩なんだよ。でも、そんなの関係なくTちゃんは仲良くしてくれてるんだよ。今回の事だって腕試しや度胸つけるためにTちゃんが提案してくれたんだよ。しかも、一人を大人数でヤッた訳じゃなく、タイマンなんだよ。Tちゃんから言われたし。』
中学生『…しょうがねー、Yくんの友達なら諦めるってか、
文句言えねーわ、かえって悪かったな。名前は?』
自分『Sって言う』
中学生『Sちゃんって呼んでも大丈夫?ウチらの学校の仲間とその後輩には今後は手を出さないでくれる?その方が
YくんやYくんの仲間たちにも迷惑かからないと思うよ。
それから、ケンカするなら
相手が何処の誰とか互いに名乗り合った上でタイマンした方が良いよ。宜しく〜』
自分『分かった、そうする。』
翌日、放課後になってから、
Tちゃんが通う中学校へ一人で行った。裏門のところに
見るからにおっかねーのが数人居てウンコ座りして【ガン飛ばし】しながら、通り過ぎる人たちを威嚇してた。そこへ130cmにも満たない小さな自分がチャリで行ったら、顔つきが変わり揶揄ってきた。
『ココは幼稚園児の来るところじゃないでちゅよ〜お兄ちゃんかお姉ちゃんに会いにきたの?ボク名前は?』
自分『幼馴染のTちゃんに会いに来た。Tちゃんいる?
それに、幼稚園児じゃなくてコレでも小5。気にしてんだから背の話はしないでよ。
センパイ』『早くTちゃん呼んできてよ。』
センパイ『Tは俺らより年下なんだよ、何で更に年下のガキに使われなきゃなんねーんだよ?あぁ?』
自分『Tちゃんだけじゃないよ、センパイと同じ年のFくん・Uくん・Hくんなんかも皆んな幼馴染だよ。俺の名前言えば分かるから』
(この頃には初めから相手にビビる事なく、目を真っ直ぐ見て話せるようになってた。)
一人のセンパイが威嚇しようと大声を張り上げながら、詰め寄って来る。そこへ、コレから登校?って感じでHくんがうっすいカバン脇に抱えて歩いてきた。
H『オメーら、ちっさい子相手に何凄んでんだよ?』
(自分の顔見て❗️)
H『アレ?Sちゃんか?Sちゃんだよな〜久しぶりだな〜。
兄ちゃんも姉ちゃんも元気?あいかーらず(相変わらず)小せーな(笑)なにやってんの?』
自分『小さいは余計だろ。姉ちゃんも兄ちゃんも元気だよ。
今日はHくんじゃなくて、Tちゃんに会いに来たらこのセンパイたちに凄まれてたの。
したら、Hくん来た。Hくん、
Tちゃん呼んできてよ。』
H『💢何だ、オメーら俺のダチ(友達)にインネン付けてたんかよ?とりあえず今はT呼んでこいよ、その後でオメーらヤキ入れっから、逃げんなよ❗️』
Tちゃん来るまでの間、現在のそれぞれの学校の様子やコレまでの事をHくんと話してたら、色々と共感したり理解してくれた。で、今回の一件とコレから先々の事なんかもたくさん話して久しぶりに楽しかった🤗
15分くらい時間経ってたのかな…やっとTちゃんが現れて、Tちゃんの仲間二人も一緒に来たんだけど、さっきまで絡んで来てたセンパイを右手で
学ラン(制服)の襟首を掴んで本人は意識無いから引きずってきた😅
T『よ〜Sちゃん、お待たせ。
コイツらがさ生意気なガキが来てるって言うから上から見たらSちゃんしか居ないし、聞き返したらあのガキって言った瞬間にぶっ飛ばしてボコボコにしちゃっよ、Sちゃんは幼馴染だしマブダチ(親友)だって教えといたからコレで勘弁な🙏』って…ハハ😅
H『よ〜T久しぶりだな。同じガッコだけどあまり会わねーもんな(笑)。Sちゃんからコレまでの色々聞いたし、お前オモシレー事すんなら俺も混ぜろよ』っていつの間にか話がデカくなった😱
T『だってHくん、来年は3年だろ?したら、高校受験とかで忙しいだろうし、内申に響くんじゃねー?』
H『オレ、上行かねーってか、行けねーもん頭ワリーから(笑)』(笑えない)
H『それにガッコ出たら、親戚がやってる建築の仕事に誘われてっから就職決まってっから安心なんだわ』
T『そーなんだ、それなら大丈夫だね。オレだけでも充分だけど、Hくんが後ろに居てくれたらある意味Sちゃんのグループ?チームは現時点では市内で最大最強になるもんな。デビューして直ぐに最強とかスゲくね?(笑)』
H『Sちゃんさ、とりあえず俺とTがSちゃん達のバックに居るって事で始めてみなよ!
で、どうしてもSちゃん達で解決できねー場合は俺とTで面倒見っからさ。その代わり弱いモンやったり、年下や女の子をイジメたりはダメね。
その辺はSちゃんがツラかっただろうからやんねーだろうけど、Sちゃんの仲間たちにも伝えといて。』
T『Sちゃんの仲間で俺らが知らない子たちも居るだろうから、街中で挨拶してきてもイイし絡まれてたりしたら助けてやっから、名前とかガッコだけ後で教えといてよ。それから、俺もHくんもSちゃんとは幼馴染でマブダチ(親友)だから、言葉のありがとうだけでイイから、変にお礼とか持ってくんのヤメてよね。』
自分『Tちゃん、Hくんありがとう。良かった、今日久しぶりにHくんにも会えたしTちゃんにも話したいこと話せたし、コレから色々と楽しんでくね🤗またね〜👋』
その日の夕方から仲間数人に
昼間の出来事を話して、他の仲間たちに連絡して貰った。
あ‼️先ほどの話の中で出て来てた【Tちゃん】【Hくん】について、補足。
⭕️Tちゃん:同じスポ少の幼馴染。学年は2個上、小4に転校してきて、あっという間に団地のボス。そのまま中学でも、一年のリーダー。優しくて顔もカッコイイ。ガキ大将タイプ。
Hくん:Tちゃんより少し付き合いが長い幼馴染。自分の姉兄の事をよく知ってる。学年は3個上で当時は中2だったのに、すでに市内最強だし、
身長も180超えてた。切れ長な目つきにリーゼントが似合ってた。⭕️
【小学5年生編】〜秋②〜
へ続く。