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新しい世界をつくること。 歴史を知ること。

最近は「SOU-MUプロジェクト」をはじめたこともあり、会社の総務さんやバックオフィスの方と話す機会が増えた。


その中で感じるのは、30人程度までの企業規模でいくと、いまでも手書きの請求書などアナログで業務をしている会社、従来からある業務管理ソフトやExcelを駆使して業務をしている会社、クラウドツールを使いこなしてバックオフィス業務をしている会社などがある。

もちろん個人的には会計のIT化を勧めていることもあり、クラウドツールを使いこなすことが時代に合っていると思っている。しかし、手書きで正確に処理することができるというスキルも決して否定している訳ではない。むしろ、ベンチャーにはそうした人材の知見も必ず役に立つと思っている。

自分は幸せな時代に生まれたと思う。(ことにしている。)

小学生の頃にWindows95が家にやってきて、インターネットとは何か、今まで何ができなくて、何ができるようになったのか。それが実体験としてわかるということはとても大切なことだ。

うちの娘達の世代は、もはや「わからないことに悩む」という習慣がない。デジタルネイティブと呼ばれる世代の発想力の恐ろしさは確かに尊敬するし、これからの世界をつくっていく人材達だ。

一方で、歴史を知るということも大事だということを発信するのは、私たちの世代の責務でもあると思う。

なぜそのような手間のかかる仕組みになっているのか。

その背景を知らずに効率化してしまうことで、思わぬビジネスリスクを生じさせてしまう。

その手間のかかる仕組みの目的をそのままに、別の仕組みに変えることができないか。

それを一緒に考えることができるのは、歴史を知っている人と新しい世界を作っていく人を繋ぐ私達30代40代だろう。

小言が多いおっさんの気持ちが分かるようになってきたけれど、若い人達が活躍できる環境をつくっていきたいと思う。

次回SOU-MU NIGHT KYOTOは、8月28日(水)開催です。


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田中 慎
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