会計事務所の仕事のやりがい
採用記事を出してから、ありがたいことに思った以上に応募を頂いていて。
こんな会社に関心を持ってくださって、本当にありがとうございます。
その中で、よく聞かれる質問がある。
定番の質問かもしれないけれど、なるほどやりがいか。
あらためて考える機会になった。
自分がまだ大学生だった頃に、税理士さんから聞いた言葉は、今もその状況とともに心の中に残っている。
多くを語らない言葉の中にいろいろな意味が込められていることが、今ならわかる。
この仕事を13年やってきて、顧問先のお金にまつわる全てを見てきて、思い当たることは多い。
多すぎる。
世の中はきれいごとばかりではない。
やりたくなくてもやらざるを得ないこともある。
悪人ばかりではなく、やむを得ない理由で不正に巻き込まれてしまうことも多い。
そんなときに税理士は公的に与えられた使命があり、独立した公正な立場でダメなものはダメだと言える。それを認めてしまうと自分が資格を失うからだ。
それが言える立場ということが、どれだけ自分やスタッフが安心して働ける環境を守ってくれているか。
納税者の信頼にこたえることもまた、税理士の使命だ。
会社をつくってほぼ確実に伴走者として必要とされる税理士は、税に関すること以外にも支援できることは無限にある。
うちは税理士ぽくないとも言われるけれど、税理士のど真ん中を進んでるつもりだし、仲良くしてくれている税理士さんも同じだ。
税理士という仕事を選んで本当によかったと思っている。
そして、これからも会計とITをフィールドとする支援者の活躍の幅は広がり続けていくだろう。
これほど長期に渡って伴走をさせてもらえる支援の仕事も多くはない。
経営者個人のプライベートな話から、会社のお金を全て見せてもらえる。
だからこそ、間違いなく自分たちのプロ意識と成長が問われる。
複雑すぎるうえに毎年変わる税制、経営に関する知識、AI時代への対応、組織開発、あらゆる業界への興味と理解。
さまざまな業界の、さまざまな年代の経営者から信頼を得ることは簡単ではない。
事業者の経営がうまくいっていなければ、自分たちにもっとできることはなかったか、これからできることはないか、振り返る日々だ。
だからこそ支援者としてこんなやりがいのある仕事はない。
この質問も多いけれど、これまでに身につけたスキルはたいして求めていない。すぐにどうにでもなるからだ。むしろ変なスキル的な自信はいらない。それなら謙虚さの方がありがたい。
求めるものはなんですか?
その質問には「人柄」と「かわいげ」と答えている。
寄り添う姿勢、分からないものは分からないと言えること、一生懸命向き合い、足りないものは学び、それを繰り返すこと。
会計事務所として顧客から信頼を得るためのベースであって、そのうえに知識やスキルがある。
好奇心と探究心をもって、学び続ける根性。
それがうちが示す「かわいげ」なのかもしれない。
そんな事務所ですが、よかったらパートも含めて募集しているので、ぜひお声がけください。
みなさまのサポートがとても嬉しいです!いつも読んでいただいてありがとうございます!