南スーダン、クルド人自治区、ミャンマーのラカイン州(ロヒンギャ問題)、ベネズエラ等、中国が石油利権に関係するエリアで悲劇的状況や大きな混乱が起こってきています!

中国は石油確保に非常に関心があるのは間違いないことだと思いますが、、中国の石油利権に関係するエリアでとても大きな混乱が来たされてきています。それは偶然ではないと思います。

そうしたエリアとして、南スーダン、クルド人自治区(クルド自治区はイラクとの間で石油収入の管理が問題となるようなところ)、ミャンマーのラカイン州(ロヒンギャ問題のある地)、、ベネズエラ等があります。これらのエリアの悲劇的状況や大きな混乱を生み出したのは中国の可能性が高いのではないでしょうか。やや強引に感じるかもしれませんが、アルカイダやISを利用することでテロを拡散し、世界各地で大きな混乱を生み出してきたのが中国であるとするのなら、これらエリアの悲劇的状況や大きな混乱を生み出したのも中国である可能性が高いのではないでしょうか?

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南スーダンって本当に悲劇ですよね! 破壊してるだけ! 中国パワーに間違いないと思いますが! 主に2017年9月に書いた文章です。

南スーダンでは以前に、中国人が現地で反政府ゲリラに誘拐されたことがあったらしいです。私は今の南スーダンの悲劇的現状にそのことが関係しているのではないか、と思っています。まあ、いろいろと経緯はあるかもしれないけど。 また、中国の分離独立による乗っ取りはスーダンで知ったことかもしれません。

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次の 南スーダン「レイプキャンプ」の実態  のリンク先の文章は悲劇、悲惨はこれ以上ないというほどの文章です。

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南スーダン「レイプキャンプ」の実態、女性数千人が性奴隷に

 2015/10/22 14:56(ベンティウ/南スーダン)

【10月22日 AFP】ある女性は、兵士らに拉致されて軍事基地に連れて・・・・

http://www.afpbb.com/articles/-/3062964?act=all

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以下の文章は中国が南スーダン油田へ介入してきていることに関する文章です。

最近の記事ではありませんが。

(中国とアフリカ
2012年2月6日   田中 宇
https://tanakanews.com/120206china.php
)

 最近のアフリカで、中国が国際紛争の調停役になっているのがスーダンと南スーダンの紛争だ。スーダンは昨年7月に住民投票を経て南北に分割され、南スーダンが分離独立した。旧スーダンは産油国だが、全産油量の4分の3を占める油田が南スーダンの領土になった。だが独立後も、南スーダンで産出された原油は、スーダン領内を通って紅海岸のポートスーダン港までパイプラインなどで運んでいた。

 南部の分離独立で石油収入が減ったスーダン政府は、南スーダンから1バレルあたり32ドルの原油通行料を徴収しようとした。南スーダンは1バレル1ドル以上出せないと突っぱねたうえ「スーダンが輸送中の原油をくすねている」と非難し返し、対立が激化した。欧米は傍観する傾向だ。南スーダン政府は、収入の98%が原油代金なので、原油を輸出できなくなると財政破綻する。 (South Sudan shuts oil output amid export row with Sudan)

 南スーダンの油田開発を主導しているのは中国の国営企業であり、南北スーダンの原油の80%近くを買っているのも中国だ。南北スーダンには、油田開発などのため2万4千人の中国人が滞在している。中国は当初、欧米主導で南スーダンの分離独立を誘発する住民投票に反対していたが、反対し切れないとわかると、分離独立後の南スーダンを支援する戦略に転換した。独立から1カ月後、国連常任理事5カ国の中で初めて南スーダンを訪れたのは、中国の外相だった。 (Chinese prudence vs US recklessness)

 南スーダンの石油は、北に送るとスーダンを通らねばならないが、南に送ると隣国ケニヤのインド洋の港から出荷できる。南スーダン政府は、原油をケニヤのラム港(Lamu)まで送るパイプラインを建設することを決め、1月下旬にケニヤの同意を得た。 (South Sudan, Kenya Sign Agreement on Oil Pipeline to Lamu)

 だが南スーダン政府は、今後パイプラインができるまで10カ月かそれ以上の期間、石油を輸出できず、財政破綻に瀕する。この問題を解決するため、中国は、パイプラインが完成するまで、南スーダン政府の財政資金を融資し続けることにした。 (Will China help out the West in Sudan?)

 南スーダンからケニアまでの石油パイプラインは、10カ月で完成する計画だ。だが、この計画を甘すぎるという人もいる。パイプラインが通る地域は気象が激しく、地域の諸部族が相互に対立的で地域紛争が頻発しており、パイプラインの建設に2年ぐらいかかるかもしれないと予測する人もいる。 (S.Sudan, Kenya plan pipeline, analysts skeptical)

スーダンでは先日、中国企業で働く29人の中国人が、反政府ゲリラに誘拐されている。南北スーダンでの中国の石油利権獲得の事業は、かなりリスクが高くなっている。

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以下クルド人に関する部分は、主に2017年10月に書いた文章です。

クルド人は現代的で先進国風な暮らしだったようです。なのに、クルド人の一部であるヤジディはひどいことになってますね!
なお、イラクのクルド人自治区も石油利権が問題となるエリアです。

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---略--- ISとシリアの混乱が発生する前は結構イラクのクルド人は現代的で先進国風な暮らしが紹介されてましたよね。 #jwave #jamtheworld
https://twitter.com/amata2003/status/915904035445604352

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イラク首相、クルド自治区の石油収入は中央政府が管理と主張
https://jp.reuters.com/article/mideast-crisis-kurds-referendum-oil-idJPKCN1C706B
クルド自治区とイラクとの間で論争のある地域にはイラク最大の油田地帯であるキルクークが含まれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クルディスタン地域

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ISはクルド人(ヤジディ教徒等)を大虐殺してきました。
(参考 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/isis-81.php
)

2017年9月25日、独立住民投票が(クルド)自治政府により実施され、賛成派が多数となった。が、イラク政府は反発しこの投票結果を認めていない。自治政府によると2年以内に独立を目指すとしている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/クルディスタン地域

今、ISは確かにイラクで弱体化しました。 ISから虐殺、虐待されてきたクルド人が独立を主張するのは、一見、よいことと取れなくはないのかもしれません。

(なお、 IS≒中国 とも言えると私は、思います。)

でも、住民投票を実施して、国の中に自治区を独立させ、乗っ取るというのは、まさに中国のやり方。 カタルーニャも似ていますし、沖縄も狙われているかもしれない。

やや分かりにくくも感じますが、中国パワーとしては、イラクの地に拠点が欲しいのだとすれば、その地を支配する(支配させる)のは、ISでもクルドでも構わない。 ISでもクルドでも背後からは強力に中国パワーが支配していると考えられるのではないでしょか。 
今度はクルド人に自治区を独立させ、自治区ごと中国パワーが支配してしまえばよい。 そうしたものに違いないのではないでしょうか。
 独立住民投票なんて、めったに見かけることのないはずのものを、世界でよく見る状況ですし。

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中国の基本的な手口としては以下のようなものと言っていいと考えます。

住民が独立を主張する地で、住民の反発等の混乱状況を作りだし、秩序を乱し混沌とさせることで、もともとはある程度はあった秩序、平和な状態をわざわざ、ぶっ壊すのだと思います。

それまではあった秩序をぶっ壊し秩序をなくすことで、新たな支配体制を築く余地が生まれます。影からの支配者、中国パワーが彼らにとって好ましい支配体制をそこに新たに生み出す、ということだと思います。

そして、その地で、中国パワーが、他国人、現地人を徹底して利用、支配する。 中国人の存在を現さずにですが。

利用、支配の仕方は、独裁国家以外では、最悪といっていいやり方だと思いますが。

そして、中国人は現地人等を利用するに際して、分断、差別、民族、宗教の違い等を利用することが多い。少数派の分断の意識は特に利用しやすいと考えられます。

ここでは、イラクの少数民族クルド人の存在を利用していますし、ミャンマーのロヒンギャも同様。日本の在日も同様といってよいと思います。ISについては宗教を利用している。

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中共は、自分達は姿は現さずに見えないように、証拠を残さずに人を殺す方法を徹底して研究している組織であると考えられます。その前段階では、証拠を残さずに、人に傷害等を与える行為、嫌がらせ等についても、よく研究しているに違いありません。

中共は、徹底的に、人を苦しめ、脅し嫌がらせをしたりして、人にいうことを聞かせ、支配しようとする。

それ以外のルールに則った支配とかは、経験したこともないし、やり方も分からない。興味もないんでしょう。

ずっと、人に圧力をかけて、徹底的に、人を苦しめ、脅すことで人にいうことを聞かせて支配する方法しか知らない。それが楽しいし、容易なんでしょうけど。

中共が得意なやり方で、楽に容易に支配しようとする。

現地人等の代表者、リーダーをまず、支配しようとします。 具体的にどうやって?

簡単なやり方として、金と女をいくらでも与えるんだと思います。最高レベルの優越的な地位も与えます。 自治区、独立国などの中共が実質支配するエリアの中で、最高レベルの生活をさせてあげる。 

また、代表者、リーダーの下の支配者層も生み出す。やはり現地人等の。 代表者、リーダーの支配体制を支える層。代表者、リーダーの指示、命令に従わせていく者達。 代表者、リーダーには劣るにしても、当該エリアの中では、とてもよい生活をさせる。優越的な地位も与える。 中国で言えば中国共産党員に当たる地位。

そして、代表者、リーダーの言うことには、何でも従わないといけない社会システムを作り上げる。 実際に法規を作れるなら作るかもしれません。 そして代表者、リーダーの下の支配者層を通じて、代表者、リーダーの法規、指示、命令を実施し、遵守させていく。

また、事実上、代表者、リーダーの指示、命令等に従わないといけないようにする。 要は強引に物事を押しつけていく。少しでも言うことを聞かない人は、車で轢いてしまうかもしれません。 また、すぐに罰金を取ったり逮捕してしまうかもしれません。 警察はもちろん支配者層の人間。 女性なら婦女暴行やセクハラの被害にあうかもしれません。 でも、支配層がどんなひどいことをしても、ほとんど問題になることはない。

ひどいといっても、該当エリアによって、違いはあるかもしれません。 例えば、女性が被害にあうといっても、口先でのセクハラに留まるか、体にも触れてくるか、婦女暴行までされるか? 状況によっても違うでしょうし。

最悪なレベルとしては、南スーダン、そして、クルド人のヤジディ教徒。 女性が毎日、レイプされる生活を送っている、いた、のは有名な話だと思います。

(クルド人のヤジディ教徒の男性と老女は殺害され大虐殺の対象に。女性はレイプの対象。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/09/isis-81.php
)

それを考えれは、クルド人の自治区なんて、代表者、支配者がISからクルド人に変わっただけで、人々の生活は変わっていないかもしれません。 あるいは現地の代表者、支配者も変わってなかったりして。

中国パワーとしては、拠点がとにかく欲しいのだとすれば、代表者、支配者が誰か、どんなひどい支配かなんて関係ない。

むしろ、代表者、支配者また、その下の支配者層を中国パワーが支配するには、金と女と優越的な地位を、露骨に与えるほうが支配しやすいと言えるでしょう。

代表者、支配者の下の支配者層を支配するには、代表者、支配者の名前を徹底して使う。 代表のラディン氏が指示していることだ。従わないとラディン氏の名の下で、厳しく罰せられるぞ。 と言えば支配者層で従わない人は出てこないでしょう。
 同時に金と女も満足するほどに与えておく。簡単なやり方ですが、強力な支配体制が作れると思います。

そして、代表者、支配者また、その下の支配者層に、金と女と優越的な地位を、露骨に露骨に露骨に与えるほうが支配しやすい、露骨に与えれば与えるほど支配しやすくなる。

例えば、初めのうちは支配者層の男に女をレイプしないと罰するぞ、なんて指示が出ていてもおかしくないと思います。  

人間の本能として、人を凌辱、虐待するというのは、慣れてしまって、なお且つ、そうしないといけないような状況なら、人間はそれを楽しみだすかもしれない。

それを中共等の独裁者は利用して、人を支配する。

ただ、これは紀元前からある支配の仕方で、自分の国だけならまだしも、それを世界中で行って、人を支配していこうとするのは、現在の圧倒的多数の人間社会、人間の歴史、人間の存在に反するものではないでしょうか。

人間を、人類をバカにしてると思うんです!

少なくとも、21世紀の今に生きる人間、人類をバカにしてると思うんです。中共は!

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クルド自治政府への対抗措置として、イラク中央政府は空港に乗り入れる航空会社に運航停止を求める。と聞くと、特におかしく感じないかもしれません。
 
でも、以下の文の文末にあるように、自治区の孤立は徐々に深まるとすると、中国に支配されたウィグルやチベットでは、外国に分からないように大量虐殺されていた歴史を思い浮かべずにはいられません。 孤立した自治区でどんなひどいことが行われるか分からない。どんなひどい人権侵害が引き起こされるか分からないと思います。

クルド人自治区に関して、背後に中国パワーがいるのに間違いないと私は思いますが、そうだとすれば、中国パワーは残念ながら、成功と思っているかもしれません。

丁度、10月になりましたが、この10月の共産党大会に花を添えることができると思って、目立たないながらも喜んでいるかもしれません。

((<イラク>住民投票に報復、空路封鎖 クルド人自治区孤立
 9/30(土) 13:25配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170930-00000039-mai-bus_all

 【カイロ篠田航一】イラク北部クルド人自治区の中心都市アルビルと東部スレイマニヤの両空港で29日午後、国際線旅客機の発着が中止された。25日に住民投票を強行し、独立への意思を鮮明にしたクルド自治政府への対抗措置として、イラク中央政府は両空港に乗り入れる各国航空会社に運航停止を求めていた。中東の近隣諸国や欧州を直接結ぶ空路が封鎖されたことで、自治区の孤立は徐々に深まっている。))

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以下ロヒンギャに関する部分は、主に2017年9月に書いた文章です。

ミャンマー軍の強い圧力等により、その住むラカイン州から隣国バングラデシュで難民となったロヒンギャ。

ロヒンギャの住んでいたラカイン州での中国の利権はこういうことなんですね。それが実はロヒンギャ問題の真の理由か?

2013年に中国国営企業がミャンマーのラカイン州海岸から昆明省までの石油・ガス・パイプラインを着工しましたが、現在の国軍による土地強制収容、それに伴う現地住民=ロヒンギャ虐殺・追放の主な動機なのではないかともこの記事は指摘しています
https://t.co/bvbBrcURiJ https://t.co/4qnCHb9oTb
https://twitter.com/ahmadzakijp/status/910345721236328448

上記ツイートのリンク先の中の文章とその文章をグーグル翻訳した結果
In fact, the Commission recognises that pipelines put local communities at risk. There is significant local tension related to land seizures, insufficient compensation for damages, environmental degradation, and an influx of foreign workers rather than increased local employment opportunities.
実際、委員会は、パイプラインが地域社会を危険にさらすことを認識しています。地元の雇用機会の増加よりも、土地の没収、損害賠償の不十分な補償、環境の悪化、外国人労働者の流入に関連した相当な地元の緊張がある。
https://theconversation.com/religion-is-not-the-only-reason-rohingyas-are-being-forced-out-of-myanmar-83726?utm_source=twitter&utm_medium=twitterbutton

なお、中国がミャンマーで建設を計画していたダムも環境問題で地元の反対が多くて凍結状態となっていたこともあるようです。本文後半参照。

ミャンマー政府によるロヒンギャ迫害の主な動機は、中国が現地に港と工業団地を開発する計画で、その意向を受けた国軍が掃討作戦を行っているであろう、という指摘。中国関係だけではないですが、宗教ではなく利権と土地問題が動機でしょう
https://t.co/hLAWWNbVPX
https://twitter.com/ahmadzakijp/status/909023726892597248

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ベネズエラで大きな混乱が生じているのも中国パワーの手によるものである可能性は高いと思います。

原油の確認埋蔵量が世界一のベネズエラに対して中国は2007年 以降、総額550億ドル(約6兆1千億円)を投資。(中国の狙いは石油。分かりやすい。)
https://www-sankei-com.cdn. ampproject.org/c/s/www.sankei. com/world/amp/180916/ wor1809160014-a.html?usqp= mq331AQGCAEoAVgB

ベネズエラには中国に未払いの返済が莫大な額、残っているけど、中国サイドは、ベネズエラからの返済にはもともと石油を送らせるつもりだったもの。以下URのサイトの著者は、中国の狙いはベネズエラが国家として倒壊して行くに つれて、自国の自然資源そして自国の制度を含め中国のコントロー ルの配下に下らせることではないか。 俗にいう、中国の植民地にしてしまう。現在中国 に依存している北朝鮮。中国はラテンアメリカに北朝鮮のような国家をつくる。その対象にしているのがベネズエラ。といったことを述べられています。
https://hbol.jp/175053/2

実は、ベネズエラが国家として倒壊してきているのは、中国の手によってきたものではないか。(ベネズエラの政治や石油産業等々の中にスパイ等を入り込ませ事実上中国がコントロールしてきたのでは。)ベネズエラを弱体化させることで、さらに巨額を投資してきた中国の立場は高まる。ベネズエラの石油を独占的に中国が手にできる。埋蔵量世界一の石油があり、石油で回収できるため損することはないと考えてきていると思う。
2007年 以降、中国がベネズエラに巨額を投資しはじめてから10年経って、ベネズエラが倒壊しているのも偶然ではないと思う。(昨年2017年にベネズエラ崩壊、破綻といった内容の記事が頻繁に出ていた。)それまでは存在しなかった中国が現れたことで、ベネズエラはボロボロになっている。

経済的に疲弊し、国家は崩壊寸前で、市民は空腹と闘っているにも拘らず、ベネズエラの防衛費は世界21位、ラテンアメリカではトップの位置にある。
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/「中国の植民地」化が次第に強くなっているベネズエラ。マドゥロ大統領が訪中/ar-BBNucQC#page=2
また、ベネズエラ政府はこれまで、「帝国主義」のアメリカが侵攻してくる恐れがあるとして、武器備蓄を正当化してきた。その軍備は南米最大。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7655_1.php

これらは、アメリカに異を唱える中国に操られたものではないかと思います。キューバ危機ではないけど、狙いはアメリカでしょう。今の段階ではまだアメリカにとって恐怖にはなっていないと思いますが、将来を見越して中国は動いてきている。

なお、ほぼ放棄されている!中国受注のベネズエラ高速鉄道計画! 下記参照。

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以上の話からは脱線しますが、以下では、中国受注の高速鉄道計画等についての文章です。各国との関係で混乱を来たしただけで終わったケースがほとんどのようです。インフラ輸出のような時間がかかり、一歩一歩積み上げていかないといけないことは中国人の性質には合わなかったのでしょう。それにいつの間にか他国を乗っ取ってしまう中国の侵略のやり方にも沿わないものだったといえると思います。主に2017年9月に書いた文章です。

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中国の高速鉄道、インチキに気づいた各国が相次いでキャンセル

http://www.mag2.com/p/news/210774

2016年7月にかかれた記事です。

日本が競合の末に敗れたインドネシアを始め、世界各国で破格の条件を提示し次々と高速鉄道計画の受注に成功した中国ですが、アメリカでは工事の中止が決定、その他の国でも同じような動きが出始めるなど、ここに来て暗雲が立ち込めています。 

メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で評論家の黄文雄さんはこれについて「世界が中国のインチキぶりにようやく気が付き始めた結果」と一刀両断し、習近平政権がますます苦境に追い込まれることになるとの厳しい私見を記しています。

**米高速鉄道 米企業が中国との合弁解消 「計画の遅れ」理由に

**日本を蹴り中国を選んだツケ。着工すらできぬインドネシア高速鉄道

**中国高速鉄道の発展史…「外国の技術をだまし取りゆっくり消化」=中国

**インドネシア・ジャワ横断鉄道、日本に建設要請へ

**中国の「一帯一路」構想にほころび タイ高速鉄道計画 中国資金得ずに一部着工、残り区間は延期

**ほぼ放棄!中国受注のベネズエラ高速鉄道計画、(インドネシア「日本に任せれば良かった?」)

さらに中南米でも中国の高速鉄道の建設計画が次々と失敗に終わっています。2009年の夏に発表されたベネズエラでの450キロの高速鉄道計画は、現在ではほとんど放棄状態になっていることが明らかになっています。中国の建設スタッフはすでに現地を去り、関連工場は廃墟となって金目のものはすべて持ち去られた状況となっているようです。

ベネズエラは原油輸出国ですが、原油価格の暴落で経済危機に陥ったことが表向きの理由とされています。しかし中国メディアは「企業に採算を無視させた当時の中国政府の国家戦略にある」と指摘しています。高速鉄道が完成しても電力不足の深刻なベネズエラでは車両を走らせられないし、ベネズエラ政府もこれを維持できないということです。

**中国受注のメキシコ高速鉄道、計画の「無期限延期」に賠償金=中国

2015年11月に中国の企業連合が5,000億円で落札した、総距離210キロにおよぶメキシコ初の高速鉄道の建設契約が、落札から数日後にメキシコ政府から取り消されました。1社単独だったことから、中国企業とメキシコのペニャニエト政権との贈賄疑惑が浮上しており、原油安や財政難を抱えていたメキシコ政府は、計画そのものを無期限延期としました。

(なお、メキシコと言えば、先日と昨日(記入2017-09-20)の大きな地震がとても気になりますね。中国パワーと地震が関係してたりもするかも。今回は死者220人以上らしいです。ご冥福をお祈りします。ご遺族の方にお見舞い申し上げます。)

**ブラジル高速鉄道建設の入札、中国は2年前の鉄道事故のため門前払い―中国メディア

**日本はフィリピンの鉄道整備を支援、中国の事後処理か

いずれにせよ、中国の海外投資はことごとく失敗しているというのが現状です。2013年の中国鉱業聯合会の報告では、鉱山開発など資源関連の投資については、8割が失敗に終わっています。投資国の政情不安などもありますが、やはりずさんな計画が原因でしょう。

● 中国企業:国際化の道のりは「遠い」、資源投資で8割が失敗

アフリカでの鉱山開発では、労働者を連れて行って雇用を生まない中国のやり方に現地の反感が高まり、中国人襲撃事件も多数起きています。また、ミャンマーで建設を計画していたダムも環境問題で地元の反対が多くて凍結状態となっています。

インフラ輸出は、相手国の将来を左右するほどの大きいプロジェクトです。それだけに、習近平政権の手柄にするためだけに大風呂敷を広げたところで必ず失敗し、相手国の反中感情を高めます。

世界は中国のインフラ輸出のインチキぶりにようやく気が付きはじめました。後がない習近平政権は、ますます苦境に追い込まれていくと思います。

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