見出し画像

イキりの福姫17-雀魂2024夏の四半期

雀魂のキャラ「福姫(フージー)」でイキった対戦を振り返っている。初心者向けの技術解説に適した内容なので、いくつかnote記事にしたい。

リャンメン×3のリャンシャンテンを迎えるとアガリが早い事例を、今回は副露手から得られた。

福姫ビンゴの完成を狙って修羅の戦を打っていた(修羅の戦は特殊ルール東風戦。1局中3人までアガれる。また、配牌直後に任意の牌を必ず3枚選び、4人で交換する)。段位ポイントには影響がないので、手作りの練習によいだろう。初心者はこれでワイワイ騒いで楽しみながら打つとよい。

<対局ハイライト>

東3局

<2巡目>

上家が打白 → ポン → 打3s。

打3sの後、メンツ→トイツ→ターツの順に手牌を切り分ける。

44m + 5m + 78m + 34p + 赤55s + 南 + 白白白(ポン)

メンツが1つある。トイツが2つある。ターツが2つある。この手牌はリャンシャンテンだ(8 -(2 + 1 + 1 + 1 + 1)= 2)。

445m + 赤55s、リャンメントイツ+トイツの5枚組があるため、445mは雀頭に 決め打つ必要がなく、4m + 45m のリャンメンターツとしても使える。するとリャンメン×3+雀頭のリャンシャンテンを迎える。理想的な手牌で、受け入れ以外はツモ切りでよい。

リャンメントイツ+リャンメン+リャンメン+トイツが残り、好形テンパイへの進行が確定した。リャンメンターツ×2の一方が先にメンツになれば、完全イーシャンテン形への進行が確定する。

<4巡目>

ツモ白 → 加槓 → 嶺上牌よりツモ2p → 打南。

完全イーシャンテン形への進行が確定し、白の役も確定した。

ツモに加えてポンとチーに頼れるので、序盤でリャンシャンテンならば先制テンパイできると見て加槓する。

好形テンパイが確定するイーシャンテンに進み、先制リーチや先制副露テンパイができそうなとき以外、槓はしないほうが無難だ。

明槓(加槓と大明槓)について、ヨーテルさん(第18代天鳳位 )が解説している。明槓が有利な状況と不利な状況を正しく区別しないと、他家のリーチに高打点を与え、痛い目を見る。

さて打南の後、メンツ→トイツ→ターツの順に手牌を切り分ける。

44m + 5m + 78m + 234p + 赤55s + 白白白(ポン)

メンツが2つある。トイツが2つある。ターツが1つある。この手牌はイーシャンテン(8 -(2 + 2 + 1 + 1 + 1)= 1)。

445m + 78m + 赤55s が残り、完全イーシャンテン形だ。

<8巡目>

ツモ赤5m
打4m
上家がポン → 打6m
私が4赤5mでチー → 打5m → リャンメン69m待ち

ツモ赤5m
→ 打4m
→ 上家がポン → 打6m
→ 私が4赤5mでチー → 打5m → リャンメン69m待ち。

目まぐるしいが、ツモ赤5m → 打4m の直後、受け入れを牌理ツールで確かめる。

牌効率・牌理ツール(開発・運営 第6代天鳳位 タケオしゃん)

→牌記号入力
40578m05s
ドラ6m

→牌記号変換
→有効牌を表示する(七対子・国士含まず)
→有効牌をツモった手牌
→「この手牌を牌理で使う」で一手進みます。

この手牌はイーシャンテン。有効牌は5種15枚(36m、69m、5m、5s)。

45赤5m + 78m + 赤55s、リャンメントイツ+リャンメン+トイツが残り、完全イーシャンテン形だ。

今回、45赤5m + 78m が 6mを取り合う関係で(二度受け、受けかぶり)、有効牌の枚数が減り、リャンメン×2のイーシャンテンと同等だ。仮に344m + 78m + 5赤5sなら6種19枚だ(25m、69m、4m、5s)。

受け入れが減ったものの、白の役が確定したのでポン・チーで補える。

なお、仮にツモ赤5m → 打5m では損だ。

ツモ赤5m → 打5mでもよいのか?

44赤5m + 78m + 赤55s

やはり完全イーシャンテン形で、36m、69mはチー。5sはポン。4mはポンできるが、赤5mが出てのテンパイで打点が下がる。

6mを4赤5m、78mのどちらでチーするか?

6mをチーするときは4赤5mを副露するほうがよい。78mを残し、端寄りの69mを待って出アガリに期待できるからだ。

<12巡目>

対面が私に放銃、8,000点(子40符5翻)。

私の白の加槓では新ドラが北で打点は変わらず。上家の中の大明槓では新ドラが4mで打点上昇した。

もともと2,600点(子40符2翻、白・赤1)の手が8,000点(子40符5翻、白・赤2・ドラ2)まで化けた。これが槓の危なさだ。

槓がハイリスク・ハイリターンな攻撃だと主張する一節になってしまったが、より大事なのはリャンメントイツ+リャンメン+リャンメン+トイツのリャンシャンテンに進めることだ。

役ありの副露手ならば、好形テンパイへの進行が確定する。この後リャンメンターツ×2の一方が先にメンツになれば、完全イーシャンテン形への進行が確定する。リャンシャンテンから有効牌を全てポン・チーでき、好形テンパイが早い。

(本稿終わり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?