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【2018夏の高校野球岩手大会決勝】花巻東VS盛岡大付の試合結果、感想と甲子園注目選手

【2018夏の高校野球岩手大会決勝】
選抜8強でこの世代では県内負けなしの第1シード・花巻東。

対する盛岡大付は岩手大会三連覇を狙うものの、ノーシード。
プロ注目のスラッガー・植田、強肩巧打の遊撃手・比嘉 賢伸、剛腕・平松竜也、快速球左腕・三浦瑞樹と、タレントが豊富だった前チームと比べると、小粒な印象は否めない。

下馬評では花巻東が有利でしたが、平成23年以降岩手の代表を分け合ってきた両校の戦いは見応えあるものになりました。
【試合結果】
岩手決勝:花巻東4-3盛岡大付
花東000 101 002=4
盛大020 000 100=3
※花巻東が3年ぶり9回目の甲子園出場

投手
花巻東:伊藤→西舘→伊藤
盛岡大付:阿部→松本

【感想】
正直に言うと、期待してたほどレベルは高くなかった印象。
選抜8強の花巻東がどこまで成長しているのか楽しみにしていましたが、うーんといった印象。
両チームを見渡しても、プロはおろか大学以降も楽しみな逸材というのはほとんどいなかったです。

花巻東は経験値のあるチームではありますが、優勝候補ではありません。
ベスト16前後のチーム力といったところでしょうか。

そんな中で目を引かれたのは、盛岡大付属の松本跳馬投手と花巻東の西舘勇陽投手。
両者とも身長180センチを超える上背と、がっしりした体型が特徴。

松本跳馬投手の場合は、兄松本裕樹投手(現ソフトバンク)ほどのスケール感は現状ないものの、これから身体が出来上がってくれば、上のレベルでも活躍できる素材。
味方のミスにも動じず、淡々と投げる冷静さは、マウンド捌きが良かった兄と通ずるところがあります。
大型左腕は希少な存在なので、今後さらに力をつけて4年後プロで勝負できるレベルになって欲しい。

【花巻東の甲子園注目選手】

・西舘勇陽投手 右投右打
身長182センチで、速球のマックスは142キロ。
一年生の頃から注目され続けてきた、期待の2年生。
ただ、残念ながら怪我の影響で春の選抜以降は公式戦での登板はなし。
この夏初登板は、決勝戦でのリリーフとなりました。

正直に言うと、ドラフト候補としては寂しい内容。
怪我の影響で順調な成長曲線を描けておらず、パッとしなかったです。
持っている素材の良さと、あまり打力が高いとは言えない盛岡大付属相手なので無失点に抑えられましたが、全国で通用するかというと...。

まだまだ2年生の好素材。
現時点の力ではなく、今後への期待を込めてこれからも注目していきますが、2018年の夏の選手権で主役になりえる候補ではありません。

2019年以降の本格化に期待です。


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