こんな音楽を聴いてました日記【2024年9月】
毎月投稿しているnoteシリーズです。
・新譜
…1か月以内にリリースされたアルバムやシングル
(シングルはあまり書かないかも)
・旧譜
…先月以前にリリースされたアルバムなど
初めて聴いたアルバムを中心に感想を書く
ただ、何度も聴いているようなアルバムは書かないかも
…「友と聴いてくるシリーズ」は休止中
・プレイリスト
…AppleMusicやSpotifyのプレイリストの視聴履歴です
・動画
…YouTubeとかで、公開されている(なるべく権利関係クリアな)音楽動画
・注目
…よく聴いていたアーティストとは別に、注目のアーティスト
・良い記事
…読んでよかったと思った記事
・ライブ
…現地やオンラインでのライブ参加レポ
・その他
…気になったもの、手に入れたCD・レコード等、近況報告など
・今月の総括
…一か月の総括をします
・よく聴いたアーティストTOP5
…LastFmの記録をもとに、その月によく聴いていたアーティスト
今月のLastFmはこちら
新譜
優河「Love Deluxe」
ゆったりとしたR&B。優しい。
タイトル曲“Love Deluxe”はR&Bダンスチューン、良。体が小刻みに揺れる。
M5のみ雰囲気変えてピアノ基調のスロー曲。
柴田聡子の新譜とも双璧を成すアルバムかと思ったが、こっちはよりR&B寄り。ずっとこの雰囲気なので意識張って聴いてたら疲れる。チルBGMにしましょう。
この人こんなR&Bアーティストでしたっけ?前作を聴いてみよう…。
好き→3,4,9
リーガルリリー「kirin」
重いアルバムだったら辛いなと思ったがそんなこともなかった。良い方向に振り切れている。
閉塞感からの打破を歌うM1、タイアップとシナジーを発揮したM2、
M6のBメロのような、初見でも耳に残る印象的なリリックを書くのが上手いよなぁ。
ちょっとテンポ下げてM7のキラキラポップがまた良いアクセント。
M8、M9と連続して月がモチーフ、光と影。
M12、諦観が溢れる冒頭の歌詞にギョッとしつつ、新たな旅立ちへの推進力とも取れる楽曲かなと。
前作、前EPと比べて吹っ切れた印象で、4つ打ちロックとしてのキャッチーさも極まってきた。体制も変わりメジャーデビューからも5年が経つ。バンドの味は変わらず一皮剥けたようなそんなアルバムだった。
好き→1,2,4,7,12
inuha「ひとりごと」
M1の綺麗なノイズとエモと爽やかロックの反復横跳びで自己紹介完了。
M2、MidwestEMO全開で大変良い。
吸い込まれるようなEDM(?)も、ポストパンクもシューゲイザーも…1曲の中の展開も感動的。
M7、素晴らしい音楽賛歌、音楽ショップ賛歌。
M9は動画で見た時好きだったけど、改めて聴くとチグハグ…もっとノイジーでグチャグチャでも良かったかもしれないがアイデアがGood。
ボカロ(合成音声)がまた合うんだなこれが。アンニュイなひとりごとにはピッタリ。
ただひたすらに余韻。この世に名盤がまた一つ生まれた…。
P.S.改めて歌詞を読んだら中々に重くてまた味がある。
好き→1,2,3,4,5,6,7,8,10
Ginger Root「SHINBANGUMI」
待望のニュー・アルバム!
ベッドルームなシンセファンクが絶好調!
日本の70〜80’sを意識しつつ、もうGR独自のパラレルワールドに突入してる
M5みたいなよりファンクに浸る後半パート、好き
前EPよりさらにファンクネスを加速、こりゃ楽しいぜ
好き→2,3,5,7,9,10
OGRE YOU ASSHOLE「自然とコンピューター」
音がよりミニマルに洗練されていくような。
レトロゲームのようなサウンドのM3
リズムがR&Bのそれだけど歌で一気に歌謡のそれになる
M8、全然ちゃうやん
う、うーむ。これはこれでいいが、家の外EPを期待して聴き始めると外す。
好き→3,4
THE WAEVE「City Lights」(2024)
M1、なんだこの偏屈POPsは…ブラーみたいだなぁと思ったら、ブラーのグレアムがユニットメンバーだった。
M4、ベタベタなニューウェイブもお手のものかい。で次のM5でいきなりフォーキーになるもんだから温度差が…。M6からのM7もそう。緩急。
おお、M8〜9はアルバムのハイライトにふさわしい。M10で映画音楽みたく優雅に…ちょっとアウトロくどい。
ブラーより随分ポップ。で、ちょっとチープさも。伸び伸びやってるのかな。ちょっと全容が掴みづらいが。
好き→1,6,8
旧譜
Wilco「Cousin」(2023)
ノイズ交じりのドリームポップで幕開け
のんびりとしていてあまり破棄はないがボーっとするにはちょうどいいインディーロック
ご褒美のようにラスト待ち構えるM10が抜群にポジティブなポップネスで良き。
好き→3,6,8,10
KAIRUI「海の名前」(2022)
水(水中)の音がリアル、立体的。
数あるミクトロニカ作品と比べても格段に音がリッチというか、なんだろうこれは。打ち込みトラックにも流動的な生もの感。なんだろうこれは。
Sonic Youth「Goo」(1990)
"Tunic"のMVとか80'sのメジャーレーベルが作った低予算ビデオって感じ。"Dirty Boots"のライブシーンとのちぐはぐ感は良かった。
イントロからキラーチューンな“Kool Thing”は完璧。”Disappearer”~”Mildred Pierce”の切れ味のある流れも◎。”Cinderella’s Big Score”なんか2分くらいディストーション満タンのイントロを経てキムゴードン。
メジャー1作目だからか、ノイジーなガレージロックだけどどの曲も比較的キャッチーで聴きやすい。全編ダレることなく聴き通せた。
好き→1,4,6,7,8
EKATHE「1686」(2023)
オススメにつられて…。
M1、四つ打ちで乗りやすい、わかりやすいフュージョン/エレクトリックジャズ、助かります。
M4、いいですね~。イカしたサックス、リズム隊。
→1,2,4,6
Guiba「こわれもの」(2024)
ゆったりしたくて…。
ネオシティポップ寄りのインディーロック
1曲目が”栃木”だから、街より町、ローカルな色合いで心地いい。引くくらい前から計画してから向かう栃木(かな?)で何をするんだろう。日光かな、那須高原かな。
全然知らなかったけど他バンドメンバーのスーパーグループ(?)だったのか。いい意味でイメチェンになっててこれも良い。
好き→1,3,7
せだい「Delirium」(2022)
バチバチにキマッてる。
キャッチーなフレーズを散りばめて、スピーディなインディーロック/エモ。え、キラーチューンばかりだな。最高!
好き→1,2,3,5,6,7
リ・ファンデ「SHINKIROU」(2021)
ソウルフルなポップミュージック、グッドミュージック、あり〼。
パッとはじけたシティポップなM1から、80’sシンセポップを感じるM2。M5あたりは00'sのNONA REEVESが好きな人にも刺さるはず。
好き→1,2,5,7
手に入れたCD・レコード等
レコード
Ginger Root「SHINBANGUMI」
Ålborg「The Way I See You」
幽体コミュニケーションズ「ミュヲラ」
CD
ときのそら「おかえりなさい」
幽体コミュニケーションズ「(汽水のコピー)」
観たライブ
Ålborg 1st Album "The Way I See You" Release Tour 『Hello, we are Ålborg !』
UrBANGUILD(京都府)@2024/9/15
幽体コミュニケーションズ
・生楽器(エレキギターとアコギ、何かの管楽器、スイレベル(?)など)と、サンプリング音源、サンプラー、iPhone(リミックス操作?)。声も楽器のように扱う。自信に満ちた自由度の高いパフォーマンスに見入った。
・カオスな音像のように見えて、絶妙なバランスで噛み合ってハイコントラストのハーモニーが生み出されていた。
Ålborg
・最初の音声トラブルのくだりもほんわかとした笑いに変えて、 Ålborgのアルバムを何回も聴いてきたので、どの曲も聴き馴染みのあるヒット曲のように体に響く。
・バンドメンバーの人柄の温かさもプラスしてライブ空間の雰囲気もグッと緩んだ。野音で聴いてみたいな。
長瀬有花 LIVE TOUR 2024 “effect”
なんばYogibo META VALLEY(大阪府)@2024/9/22
去年と同じ始まり方似たセトリだがアレンジが進化
中盤、曲の終わりからノイズが(演出と共に)展開、これまでの(去年と同じ)モードから一気にギアが入った。
予定調和で終わらない緊張と、不意に訪れる緩和で着実にライブのムードが仕上がっていく。
やっぱライブやな、長瀬有花は。ゆるい世界観でありながらフィジカルがめっちゃ”強い”。演奏隊、歌、演出が仕上がりすぎている。アレンジ何パターンあるんだ。特に「Glider (ever_changing)」はイントロのアレンジからグッと引き込まれた(新曲と勘違いした)。
首都圏以外の公演は金にならないだろうが、それでも続ければ人は繋がりうねりになると確信した夜だった。
良くなかったところ→前半の歌の音声が小さかったのはPAの調整ミスかな?/言葉を叫ぶ人がいかつい(アイドルオタのノリ?)
kurayamisaka tte, doko? "自転車で行くには少しだけ遠過ぎるかなツアー"
SOCORE FACTORY(大阪府)@2024/9/28
細長いライブハウスだけど、ステージが高いのが救いだね。
一言ずつコメント。
せだい:カッケェなぁ。エッジの効いたエモが決まってる。
colormal:MCうまい。
bed:自転車での盛り上がりはいつも?90'sな男くさいEMOで良い。
kurayamisaka:キラーチューンしかない。新曲もやった。最後のmodify youthは合唱起きてた。これが次世代バンドの熱、あり。
ソールドアウトの会場にいっぱいの若い観客、ギターロックはまだまだ大丈夫。
今月のまとめ
よく聴いたアーティストTOP5
Scrobble
:曲
:アーティスト
今月を振り返って
磔磔の50周年ドキュメンタリー、2時間たっぷり濃い内容だったな。若手からベテランまで歴史を語ったり現在進行形のライブを見せたり。プロデューサーがSMAP×SMAPの黒木氏だとは知らなかった。CHABOさんが語っていたように、磔磔の歴史を映像に残すために紛争していたんだ。家主のライブ背景にエンドロールが終わった後に黒木氏の映像が映り、ああ粋なことするもんだなと。
ホロライブ0期生のライブ配信、満足度が高かった。持ち曲オンリーでもパフォーマンスの強さが光る。ラストのray(BUMPのカバー)、この曲をこう別解釈で味わう日が来るとは。卒業や解約が相次ぐ中、事務所の最終兵器感ある”グループ”だ。
TL見ゆ。フォロワーがおかしなこと言っていても決して触れない。おすすめに流れるは、オモコロ的自己啓発、BUMP藤原と冷笑表現、誠実コンテンツ米津、広告代理店ダンス。早く寝よう。
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