命ちゃん成長日記５

　今日も朝７時から１９時迄のシフトだった。昨日同様つきママさんと泉さんに、みこちゃんの事を頼み出かける。

　今朝は玄関に烈風隊がお見送りしてくれた。みこちゃんはつきママのお腹にしがみついたまま眠っている。まだ赤ちゃんだからよく寝る。

　レン君となっちゃんの頭を撫で静かに出ていく。

　酷く忙しかったが何とか２０時までに家についた。ドアの前で今日はいるかなと儚い期待を持ちながらドアを開ける。

　今日は誰もいない。何か寂しい。

　部屋を見ると買ってきたセラミックヒーターの前で、みこちゃんを中心にみんな寝ていた。

　すると泉さんが「みこちゃんは昼間「パパがいない」と言ってずっと鳴いてていましたよ。多分なき疲れて眠ってしまったんですよ」と教えてくれた。

　こんな人間の出来損ないの自分を親と慕ってくれていることに、言葉ないくらいうれしかった。

　ネコ様達のご飯の用意をしていると、皆起きてきて足元に走り寄ってくる。もちろんその先頭にはみこちゃんがいた。昨日よりもチョットだけ走れる距離が伸びた。

　皆で一緒にご飯を食べている。みこちゃんは子供用の餌よりつきママ達が食べているものが気になって、皆のエサ皿をのぞいて回っている。

　なっちゃんがみこちゃんに自分の餌を「食べてみな。」と言わんばかりに、差し出す。その代わりみこちゃんが残した子供用の餌をなっちゃんが食べている。

　皆仲が良くてよかった。他の家出は多頭飼いに難儀していると聞くのに。

今日は何故だがみこちゃんが私から離れない。膝の上に来て甘えている。

　すごくかわいい。レン君たちも何故だか膝の上に来る。最後につきママまでも。足が痛いが、嬉しい痛みと言うことで我慢する。

　今年色々あったが、そのご褒美がこの子ならこの上ない。

のろけたところで今日は失礼します。