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君はまた何でここに居るのかな?

 前に私が2021年12月16日から違う店舗に異動したとお伝えしたと思います。今回はその店舗でのこと。

 今日は新たにアルバイトが二人は言ってくると、店長から申し送りがあった。当分 私が新人の教育担当だそうだ。

 朝 7時45分に事務所に17・8歳の女の子が二人は言っていくのが見えた。一瞬 嫌な予感。

 その予感は当たっていた。

 「今日から働いてもらう***美由紀さんと***葵さんです。なつめさん 新人教育お願いします。」

 何故 君たちがここにいる。美由紀ちゃんと葵ちゃん(生霊の一件の娘)はしれーといた顔で、

「よろしくお願いします。なつめさん。」

「あっちの店はどうしたの。」

「大学入学を理由に辞めました。」

「で、葵ちゃんはどうして。」

「だって、美由紀 ものすごい方向音痴 なんで私と一緒じゃないとここまで来れないじゃないですか。」

「君たちはストーカーか。私の生きとこ行くとこついてきて。」

「そんなこと言って、なつめさんだって私のこと好きなくせに。」

「どの口がそんなことを言うかな。」

「照れなくたって大丈夫ですよ。わかっていますから。」

(なにをわかっていると言っているのだろう、この小娘君は。)

「で大学は此処から大分遠いでしょ。通えるの? 葵ちゃんは看護学校が新宿だからまだいいけど。」

「そのためにこの店を選んだんです。最悪 葵かなつめさんと帰れば迷わないじゃないですか。」

「確かにだけど、来るときは?」

「あっ!! ・・・なつめさん」

「知りません。もう大人なんだから自分の行動に責任を持ってください。」

「・・・。葵~。」

「美由紀が悪い。自立しな。」

「ク~ン。」

遠目で見ていた店長が、

「君たち知り合いだったの。最初から言ってくれたらよかったのに。それにそんな顔のなつめさん見るの初めてだよ。」

そんな顔とはどんな顔だろう。

 兎に角 その日は3人で飼えることになった。想像通り美由紀ちゃんデザートフルコースを2人にご馳走して。毎回これが続くと思うと、頭が痛い。

 この子は何となくずっと付いてきそうな予感がするのは、私の考え過ぎなのだろうか。


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なつめ0602
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