家出少女 和解
先日 Miyukiちゃんのお父さんと話し、新たに場を設けることになった。私も当事者の一人として同席することになった。
私の家でもよかったのだが、もしも大声などを出され猫さん達が怯えたら嫌だったので場所をカラオケ店にした。ここなら いくら大声を出されても差し障りないので。
Miyukiちゃんとお父さん・お母さんそして私がその場にいた。
Miyukiちゃんのお母さんと私は普段通りだが、残りの二人は部屋に入る否や固くなっていた。
これはまた今日もダメかと思った瞬間、お父さんから
「ごめん Miyuki。別にお前の事気にしていないわけではないんだ。本当はその逆でお前の事が心配で心配でしょうがないんだよ。だから 口喧しくいってしまったんだ。すまない。」
「俺は高卒で苦労したから、お前には出来るだけ幸せな道を歩んでほしくてあんなこと言ってしまったんだ。でも お前の人生なんだからお前がやりたい道を歩んだらいい。」
「ただ 約束してくれ、やるからには中途半端で辞めないこと。本気でやっている人に失礼だから。」
「ゴメンね、お父さん。私がんばるから。」
と言うやり取りがあり彼女は家に帰ることになった。ただ 一つ問題が残ってしまった。彼女のために作ったPC等をどうするかと言うことだ。私は持っていてくれて全然かまわないのだが、持っていくには重量がありスペースが必要になってくる。
「なつめさん、甘えついでに甘えます。このPCはこのままこちらに置かせてもらっていいでしょうか。」と ご両親が言う。
「構いませんよ。」
「私が使いたいときにこちらに来ますから、それならなつめさんや猫さん達も寂しくないでしょう。」
(う~ん、私たちが寂しい前提でしゃべっている。私は一人の方が全然楽なのだが。つきママ達はわからないが。)
夕方 お父さんが仕事用の車で迎えに来た。こちらに結構 荷物を持ってきていたから。
家の中がいきなり静かになった。
ママ達も彼女を探しているのか、家中を見回っている。
あっ!! そうだ合鍵を返してもらっていない。LINEしてみる。
「カギは暫く私が持っています。何時でもそちらに行けるように。」
と返ってきた。この意味は・・・????????
何かあの家族とは長い付き合いになりそうな気がしてきた。
良いのか悪いのか。