Miyukiちゃんの生活指導

今度は私に時間で出来たことでMiyuki流の生活指導が始まった。

「なつめさんは真面目過ぎるので、この際色々経験してみましょう。」

   この親子は私の事をどう思っているのだろう。時間が出来たからと言って、決して暇ではないと言うことが解っていないようだ。しかし 気を遣ってくれているのは確かなのだから、素直に彼女たちのそれを受け入れることにする。

「なつめさんは 今までインドア派だったから、一緒に色々なところに行ってみましょう。」

「ディズニーランドなんか行ったことないですよね。それともどうぶつえんなんかはどうですか？」

これはもしかして、彼女が行きたいから私を出汁に使っているでは。と一瞬思った.

「どうせどこかに行くなら 時期が時期だから、あまり人がいないところがいいな。」

「多分そう言うと思っていました。じゃあ 此処のケーキバイキングなんかどうですか? なつめさん太らなきゃならないし。」

そう来たか。横切った懸念は確証に変わった。

「じゃあ 明日ここに行きましょう。」

有無を言わせないところは、母親譲り。

　こうして彼女の時間に合わせ、色々な場所(Miyukiちゃんの行きたいところ)に行くことになった。はたから見たらこれはただの親子デートに見えるだろう。

　NamiZapの次はMiyuZap。

　彼女たちのおかげで着実に体重は増えているが、(いろいろ勉強したい)時間と精神が削られている気がするは私だけだろうか。