シン 新年会

 店での新年会を後にし、5人で改めて新年会をすることになった。

 やっぱりコロナの影響の為、どこの店もダメだった。仕方ないのでKさんのマンションにてやることにした。近くのスーパーで食材と飲み物を買い、彼女の家に。あの時以来だが、全く嫌な感じがしない。

 あの時、部屋だけでなくこの辺一帯浄化してしまったようだ。(だから異常に体力を消耗してしまったのだ、能力の使い方を覚えないといけないことを実感した)

 Kさんの部屋で鍋をつつきながら、改めて新年会の続きをしだした。

「美由紀ちゃんはなつめさんとどんな関係なの?」といきなりWさんが切り出す。

「ウーン ただの知り合いではないし、親子でもないし。まして弟子でもない。何だろう。ただ言えるのは、何かほっとけないし 傍にいると色々な体験や知識が得られるから。」

「葵ちゃんは?」

「私はある事が切っ掛けでなつめさんの事をさ知ったんですが、今まであったどんな人とも違っていて興味がわいた。と言うのが本音です。」

「Kちゃんから私でもできないようなことをたった数時間で終わらせたと聞いて、いったいこの人は何なんだろうと思っていたんだけど。」

「もしかしてWさんもそっち系の人ですか ? 」

「そっちと言うと語弊があるかもしれないが、子供のころから色々見えてたの。幽霊とか人の過去や前世その人のオーラとかが。だから私の本業は占師なんだけどこのご時世の為全然生活できなくて。そしたら同級生だったKがこの店に誘ってくれたの。」

「で初めてなつめさんを見た時、ものすごく悪寒が走ったの。幽霊やその手の類モノとは違う「寒気」と言うのが正解かしら。」

「普通 人間ていうのは守護霊・指導霊・守護神見たいのが3体必ずついてるんだけど。彼には最初見えなかったの。「何この人 ほんとに人間なの。」てチョット焦ったんだけど。暫くよく観察していて分かったの。」

「「いない」んじゃなくて「見えなかった」が正解だったて。」

「どういうことですか?」

「1体はとてっもなく大きな黒い竜で、2体目は半透明な竜1体目の物より小さいけどこれもそこそこ大きい、3体目は光みたいに光っていて何かわからない。でもこの3体目が一番になつめさんを気にしている。」

「竜がついている人がいるとはたまに聞いていたけど、目の当たりにしたのは初めて。」

「あなた達なつめさんのそばにいるから、病気や事故に会わないでしょ。彼の漏れ出した「気」のお蔭よ。」

「そう言えば風邪もひかないし、流行りのコロナにもならない。チョットした煩わしいこともなつめさんに会うと、それもなくなるのはそのせいだったんですね。」

「私はそんなに大そうな者ではないですよ。ただの冴えない叔父さんです。」

「Kに聞いてNoteていうのを読んだんだけど、あれって全部ほんとのことなの。貴方が嘘をつけるような人間には見えないけど。」

「お恥ずかしながら、本当です。」

「だから今まで見てきて「人間」とは、違う感覚があったんだ。そう言えば美由紀ちゃんて猫と話せるて本当なの。」

「話せると言っても、なつめさんの処のつきママんとだけですけどね。」

「へー、いいな。それとなつめさんその式神みたいにあなたのそばにいるのが、例の「泉さん」ていう人?」

「そうです。私に構わず上がってくださいと言っているんですけど。美由紀ちゃん動揺長い付き合いになりそうな予感がしています。」

「嫌なんですか!!」と美由紀ちゃん。同じく右斜め上の空間から同じような言葉が脳に。

「いえ、私などに構わずあなたたちの時間を自由に使って欲しいから。」

「じゃあ、そうします。今まで通りに。」同じ言葉が脳にも届いた。

その後も4人の女性から、質問攻めにあいすごく疲れました。でも今まで感じ事のない「暖かな時間」を感じられる一夜でした。

では今日ここまでにします。ご拝読有難うございます。 

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なつめ0602
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