お疲れ様
なつめさんからLINEで言われた。「水晶をいつも肌身離さず持っていないでいい、そばにあれば魔除けになるからカバンに入れているだけでいい。 下手に持っていて君の気が消耗しないように気負付けなさい。」
そういわれても この水晶を持っていて何ができるのか確認したい。つきママさんとだけ会話ができたが、他の猫さん達とは全然会話できない。ただ 駅で見えちゃいけない人たちが見え始めました。はっきりとではないのですが、半透明の人影が見えるようになりました。
その人たちは私が見えるのが判ると。ものすごい勢いで近寄ってきます。ですが私の1メートルくらいに近ずくと、何かに思いっきりはじかれたようになり近寄ることできず諦めます。
私の友達にも霊感が強い子がいて、私を見るや「すごいのに守られているね。ちょっとした霊能力者何かより強いものに。」と言ってました。私にはこの水晶の凄さなんかわかりませんが、なつめさんがくれたのだから絶対に間違いないと思っていつも持っています。
家に買っていつものルーティンワークが終了したころ、いきなり窓ガラスを誰かが叩く音がした。それも数回。
(えッ!! ここ3階なんだけど・・・。)と思った瞬間。つきママさんがいきなりカーテンを開け、その窓に向かって威嚇しました。
そこには、泣き顔の中年らしき男性がいた。「なんで助けてくれない、何で。」て鳴き声で叫んでいましたが、つきママさんが何回か威嚇すると 「ひぇ~」と言いながら消えていなくなりました。
「あんたが優しくて助けてくれると勘違いした馬鹿が、あんたについてきたみたいね。」と つきママさんが。
「私もなつめ程じゃないけど、なつめから力を注がれているからあのくらいならなんとかできるわ。」
「それに 私だけじゃなく泉も力貸してくれたし。」
時間が止まったように動かない私に、「もう大丈夫よ。安心して。」と泉さんが頭の中に直接話しかけてきた。
今まで間接的に経験してきたが、直に幽霊?を見たのは初めて。
いきなり怖くなってきた。ご飯や勉強どころではない。ママにヘルプのLINEを入れて今日だけはここに来てもらうことにした。
ママが来るまで怖いので、家中の電気をつけ布団の中に隠れるようにしていた。すると つきママさんが私の布団の中に入ってきて、「お疲れ様。もう大丈夫よ。私がいるから。」と言って私に寄り添い顔をなめてくれた。
すると さっきまで以上に怖かったのに、落ち着いてきた。黒ちゃん達も不思議そうな顔をしながらつきママさんの真似をして私をなめそばに寄り添ってくれた。すごく落ち着く。だんだんと温かい気持ちになって、ママに大丈夫のLINEを入れた。
なつめさんが 「つきママさんは下手な人間より頼り成るからね。」と言った理由が分かった気がする。
でも なつめさんは子供のころからこんな怖い思いをしてきたんだと思うと、また自分の不甲斐なさを実感した。
今日はつきママさんに頼って、もう寝ます みんなで。
以上 初めての怪奇体験の報告です。