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美由紀ちゃん お店で意識を無くす

 前回 美由紀ちゃんが、充希ちゃんのおじいさんのお店で働いていることは言いました。知らない方の為簡単に説明しますと、料理の腕を上げたいことと、充希ちゃんと一緒に居たいということの為です。

 この頃 美由紀ちゃんは殆ど寝ずに、学校の課題を制作していました。つまり過度の寝不足状態。

 そして夕方から(充希ちゃんの)お寿司屋さんでバイト。

 とどめに20才を超えていると思い込んでいた、お店の若い衆にお酒を飲まされたそうです。

(それでは美由紀ちゃんでなくとも、意識が飛ぶのは当たり前。)

 若女将は、「泊っていけばいいじゃない。」と言って下さったようなのですが「絶対に帰ります。」と言ってきかないそうだ。

 で、私が「お姫様」のお迎えにあがった。

 店に着くと美由紀ちゃんは座敷で正体なく寝ていた。

おじいさんが「すまない、うちの馬鹿どもが余計なことしちまって。」

「弁解させてもらうと、あいつらお嬢ちゃんがあまりにしっかりしていたので未成年だと思わなっかたらしい。」

「今後気を付ける、本当にすなかった。」

「別にいいです。自己責任ですから。」

と言って美由紀ちゃんを(本人はいい気持ちで眠っているので)お姫様抱っこし、帰路に向かった。

家につき四苦八苦しながら、ドアを開け彼女の部屋に連れていく。

いくら私でも着替えはしてやれないので、そのまま寝かせた。

次の日の朝

「なつめさん!! ありがとうございます。」と大音響。

「このサマンサタバサの財布とあのヨギボー!!」

今日は彼女の19歳の誕生日だ。

おめでとう美由紀ちゃん。これからも宜しくね。


 

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なつめ0602
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