一之宮

こんばんわ。
守護神鑑定師の龍月(きみつき)です。

《日本全国一之宮巡り》
全国に約八万社あるともいわれる神社の中でも、一際高い社格と由緒を誇る[一之宮]。
かつては國と一之宮の数は同じでしたが、時代が移り変わると共に、一之宮を名乗る神社は増えていき、現在は一〇六社あるとされています。

一之宮とは…
その國の中で最も社格が高い神社で、すべての一之宮は平安時代に朝廷によってまとめられた法令集『延喜式神名帳』に記載された式内社から選ばれたものでした。
また、國司が任地に赴いた際は、まず一之宮に参拝したとされています。

一之宮に次ぐのが二之宮、そして三之宮と順に定められました。
時には一之宮の位置が交代することもあり、これを『一之宮争い』といい、一國に一之宮が二社ある場合もあります。

一之宮の御祭神は…
[天津神よりも国津神の方が多い]
のですが、これは
[その土地の人々と深い繋がり]を持つ歴史ある神社から一之宮が選ばれたためと思われます。

近代になって明治政府が神社の格を《官社》と、それ以下の《諸社》に分類した際に、多くの一之宮は近代社格制度でも《官社》に位置付けられました。
このような神社の格付けをする《社格制度》は戦後に廃止されましたが、その名残が今も社号標の石柱などにあります。

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