仮想通貨としてのGhostGold
「GhostGold」はいろいろな意味に解釈できるが、それは意図したものだ。仮想通貨もその一つで、GhostGoldを直訳した「幽霊黄金」そのものだと思って1人悦に入っていたものだった。
その仮想通貨が大手取引所FTXの崩壊によって、これまたGhostGoldに込めた「捕らぬ狸の皮算用」となったと笑っていたのだが、自殺者も出る本物の「幽霊のカネ」になってしまったことを知ると笑いも引っ込んだ。
それにしても、別に私は預言者でもなんでもないが、現代においては本当にそこかしこにGhostGoldが存在するのだなと改めて感じた。
私はGhostGoldを実体化させることを目指している山師なわけだが、GhostGoldをGhostGoldのままに集金の手段とし、犠牲者たちにGhostGoldを押し付けようとしている連中は詐欺師そのものだろう。
まあ、紙幣や貨幣などの「現金」とされているもの自体がそもそも現金ではないわけで、すると「カネ=GhostGold」とさえいえる。それを、もはや紙切れやコインでさえない仮想通貨が教えてくれたというこの皮肉も、実にGhostGoldだといえる。
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