SHINTERIOR.GREEN vol.1 -観葉植物を使ったインテリアスタイリング-
0.はじめに
はじめまして。SHINPEIといいます。
いきなりですが、ぼくには大好きなことがふたつあります。
まずひとつめはインテリア。
もう少し具体的に言うと、自分の身の回りを、自分の好きなモノで、自分の好きなように飾るのが好き。
インテリアって一粒で二度おいしいんですよね。飾る楽しみがあり、そのあとそこで過ごす楽しみがあります。
ところでインテリアがお好きな方ってたくさんいらっしゃるかと思うんですが、好きになったきっかけってありますか?
ぼくもちょっと考えてみたんですが、もしかしたらあれかなってエピソードがあります。
ぼくは広島生まれ広島育ちなんですが、広島は皆さんご存知のように、第二次世界大戦中に原爆が投下された町。
原爆に関する話が幼いころから教育に取り込まれていて、それは少なからずショッキングな記憶となりました。
そんな小学一年生くらいのある日、友人と一緒に、近所の裏山にスコップ1本で防空壕を掘ろうとしたんですよね(笑)。
結果は近所に住んでいたおじいさんに怒られて、計画はあえなく失敗に終わったんですが、『自分の身を守るためのシェルター』をつくらねばって感覚があの時に芽生えたような気がします。
だからといってインテリアスタイリングが身を守るためのものっていうとちょっとおおげさになってしまいますが、自分の好きなモノでまわりを固めて、世間とは隔離された空間を創るっていう点では、もしかしたら意識下では共通する部分があるのかもしれません。
そしてもうひとつの好きなもの、それは植物。
いろんな葉の形や模様を持つ植物たちを、まるでオブジェのようにお部屋に飾って、インテリアとの関係を楽しんでます。
それらが生長していくにつれてお部屋の景色もどんどん変わっていくし、ぼくにとって植物は『生きるオブジェ』って存在なんです。
そんな植物ですが、好きになったきっかけになったのが、リュック・ベッソン監督、ジャン・レノ主演の映画『レオン』。
劇中で、ジャン・レノ演じる主人公のレオンが自室の窓際で大切に育ててた植物(ちなみにあれ、アグラオネマ・カーティシーっていいます)。
それに接するときのうれしそうな表情と、日当たりのいい窓際で気持ちよさそうにたたずむカーティシー。
そのシーンを観たときに、植物を育てるのって素敵だなっていう意識が芽生えたような気がします。
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、このnoteではそんなルーツを持つぼくのお部屋をご紹介させていただきつつ、インテリアスタイリングや観葉植物についてゆるりとお話させて頂ければと思います。
『SHINTERIOR.GREEN vol.1 』
-観葉植物を使ったインテリアスタイリング-
0.はじめに
1.FLOOR PLAN
2.LIVING ROOM
-ミッドセンチュリーの家具を中心に、目線を低く-
・使用している主な家具
・インテリアスタイリングの流れ
・スタイリングのマイルール『目線を揃える』
・観葉植物の選び方
3.KITCHEN
-ぶれない軸をひとつ作り、あえて生活感を楽しむ-
・違和感を楽しむ
・広島の都市計画から学んだこと
4.BED ROOM
-植物をたくさん置くことで、ベランダへの繋がりを意識-
・選択肢が多いということ
・境界をあいまいにしてみる
5.おわりに
1.FLOOR PLAN
ぼくがいま住んでいる部屋は築40年以上と、なかなかの年期が入った昭和レトロなマンション。
間取りは1DKの35㎡とコンパクトなつくりです。
上の図面のようにクローゼットを中心に据えた、いわば上向きのコの字型になっています。
左側をキッチンとリビングルームに、右側をベッドルームに。
コンパクトですがベランダもあります。
おおまかなインテリアスタイリングの方向性は、部屋自体がもともと持っている昭和レトロな雰囲気をそのまま活かすように心がけてます。
ゼロから作り上げようとすると、何から手をつけていいか悩んでしまいがちなんですよね。
だけどもともとあるものをヒントにしてつくろうとするとおのずと方向性が見えてきます。
そんなお部屋の、まずはリビングルームからご紹介させていただきますね。
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