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【益子陶器市2024春】に行ってきました
先日、ひさしぶりに益子陶器市に行ってきました。
益子陶器市は栃木県益子町で、春と秋の年2回開催されます。
50を越える店舗のほか、600もの作家さんのテントが立ち並び、春と秋あわせると60万人もの方々が訪れる、いわば陶器のフェスですね。
ぼくが前回行ったのが2019年の秋。気づけばもう5年もたってました。
思えばコロナ禍だったり、自身の独立と2つのスタジオオープンだったりのバタバタした生活のなかで、ゆっくり陶器と向き合うっていう余裕をなくしていたのかもしれません。
ふと「あれ?そういえば益子陶器市ってそろそろだよなぁ」って思い調べたら、まさに直前。すぐに高速バスを予約しました。
というわけでひさびさに訪れた益子陶器市。
そこで出会った作品たちをご紹介させていただきます。
…とその前に…
これはしかたがないことなんですけど、GWスタート直後ってのもあり、高速バスが見事に渋滞にハマってしまい…
なんと到着予定時間を3時間近くオーバーしちゃいました。
帰りのバスの時間は決まってるってのもあって、通常なら5時間滞在できるところが2時間のみと大幅に短縮。
かなり効率を考えて、急ぎ足で周りました。
そして結果から言えば、短い時間ながらもとっても素敵な作品たちに出会うことができました。よかった…
前置きが長くなりましたが、さっそく最初の作品をご紹介いたします。
まずはこちらから。
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内田裕太( @uchida_yuta_ )さんの作品。
今回いちばん最初に購入させていただいたのがこちらです。
はじめて出会う作家さんなんですけど、毎年出展されているとのこと。
なんで今まで見逃してしまってたんだろう…ってくらい、どの作品もすばらしく、ご本人のお人柄も素敵でした。
ぼくの写真では魅力が伝えきれないのがほんとうに残念なんですけど、渋さのなかにきらめくゴールドの色味に心をつかまれます。
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高台の内側のこの部分なんて、めっちゃかっこいい…
ふだん見えないところへのこのこだわり。粋ですね。
さてつづいてはこちら。
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伊藤丈浩( @itomashiko )さんの作品。
伊藤さんははじめてこの陶器市に来て依頼の大ファン。
毎回購入させていただいてます。
伊藤さんはテント出展はしてなくて、G+○○(ジープラスツーノウツ @gplus2002 )さんという店舗でお取り扱いしてらっしゃいます。
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『スリップウェア』っていう技法をつかった模様が、どの作品もとにかく素敵。
この技法を取りいれた作家さんはたくさんいらっしゃいますが、ぼくは伊藤さんの作品に感じる、繊細さと大胆さのバランスが好きです。
つづいてはこちら。
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こちら、今回出会った作品たちの中でも特に気に入ってるもののひとつ。
坂下花子( @hanako_sakasita )さんの作品です。
坂下さんに益子で出会うのは今回がはじめて。
ただ作風とお名前に既視感があったのでお話ししてみたら、数年前に中目黒のROOTS to BRANCHESさん(現在は閉店)でそば猪口を購入させていただいてました。それがこちら。
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お皿もお猪口も、独特のあたたかみとやさしさとともに、普遍的な魅力をそなえています。
つづきましてこちら。
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寺村光輔( @kousuke.teramura )さんの作品。
今回の陶器市ははじめましての作家さんが多めで、寺村さんもそのおひとり。
洋を感じるフォルムと、艶やかながらも複雑なテクスチャーにひとめぼれしました。
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手に取ると、とわりとゴツッとした印象。
繊細と質実剛健が共存したような、シンプルだけど存在感を放つ逸品です。
つづいてはこちら。
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岩見晋介( @jackie.iwami )さんの作品です。
岩見さんも毎回購入させていただいている作家さんのひとり。
その作品たちからはプリミティブな魅力を感じます。
どことなく、遺跡から出土したような…
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縁のデザインもいいんですよね。
お皿を何枚かを重ねて収納したときに、こういうディテールがアクセントになってくれます。
つづいてはこちら。
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水上窯( @mizukamigama )さんの作品。
今回出会ったなかではいちばんシンプルかもしれないです。
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とはいえ、なんといっても縁のデザインが特徴的でかわいい。
直感的に思ったのは、この作品に休日の朝食をあわせたら素敵だろうなってこと。
そしてそして、最後の作品はこちら。
いままでの作品たちとはがらっと趣が変わります。
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明治時代の伊万里焼です。
みちのく青華堂( @seikado4 )さんのテントで出会いました。
ぼくは伊万里焼を手にするのは人生初。
興味がなかったわけじゃないんですけど、好みでいえばどちらかというともっと抽象的な作品に手をのばしがち。
なので伊万里焼は自分にはちょっと具象的すぎるかなって思ってました。
でも今回の陶器市で出会ったとき、不思議と新鮮な印象を受けたんですよね。
なんだろう、エキゾチックで祝祭的っていうか…
うまく言えないですけど、とにかくその魅力を再認識させていただきました。
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縁はきもち湾曲したデザインに。
ほどよくひかえめな花っぽさがかわいいです。
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ぜんぶで7作品。
以上が2024年春の益子陶器市で出会った作品たちです。
冒頭でお話したように、いつもの半分以下の時間しかなかったわりにはバラエティに富んだ作品たちに出会えたと思います。
それぞれちがった魅力を持ってるんですけど、こうしてまとめてみると不思議な一体感があるように思います。
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そうそう、『重ねたときの表情』についてちらっと触れたところがあったかと思いますが、実際にやってみるとこんな感じ。
個性的な縁のデザインがあつまると、こんな表情が生まれます。
めっちゃかっこいい…
そんな益子陶器市。次回の開催は2024年 11月2日(土)~11月5日(火)。
スケジュールがあえば行きたいと思ってます。
そしてゆっくりのんびりと周り、好きな作家さんの作品のよさを再認識したり、新しい作家さんとのうれしい出会いを楽しんだり…
途中で冷たい生ビールも忘れずに。
ご覧いただきありがとうございました。
SHINPEI
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