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映像制作は時間を操ること
タイトルで言いたいことをもう少し丁寧に書くと、
映像制作の醍醐味は、情報が持つ基本の時間を自在に操ること
だと思っています。
例えば、映画であれば 「家族愛って素敵だよね。」
という5秒で言える言葉を2時間かけて表現する。
アトラクションの映像では、移動で片道1日掛かるような秘境へと
数秒でワープさせる。
説明映像なら、解説書などに図とテキストを使って、人によって10分とか20分とかばらつきが発生する解説内容を、アニメーションを用いて5分でわかりやすく伝える。
必ずしも映像が優れているという話ではなく、映像は相手の時間を拘束するという原則によって成り立っているメディアであるということ。
(実際は、Youtubeしかり、一時停止や倍速再生、チャプチャージャンプなどあるけど)
たいくつな視聴者を引き込み、時間をかけて満足させるのか。
時間が無い視聴者に端的に説明し、短い時間で理解させるのか。
時間をかけず、すぐに珍しい情報を見せて、便利と思わせるのか。
勿体ぶって、時間を引き伸ばして、焦らすのか。
その情報と時間との付き合い方によって、映像の良し悪しは決まるのだと思って、今日も悩みながら時間を操っています。