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ぼくはべんきょうができない

同名のセクシーな小説とは関係のない内容です。

子どもが大きくなって「ねえパパ、なんでべんきょうしなきゃいけないの」って聞かれたら、なんて答えるかシュミレーションをしていたんだけども。いや仕事しろって話なんだけども。シュミレーションは趣味なので。

これに答えるには「一言じゃきつい」って結論にたどり着いた。

まずは、こう答えよう。

「テストでいい点をとるためだよ」

筆記試験ってヤツは目が見えて文字が読める人間には実に公平だと思うんだよね―。

もちろん義務教育では先生を選べないって点においては、不平等かもしれないけども、少なくとも学校に行っている間は学ぶためのテキストと時間は用意されてるわけだから。

テストには

●出題の範囲がある
●明確な正解が用意されている
●空気を読む必要がない
●コミュニケーションをする必要もない
●得点によってのみ評価される

と、ちょっと書き出すだけで、「大人の世界」ではなかなかあり得ない好条件で評価してくれるシステムだなぁと感じてる。

これはまあ、当たり前で、「評価」される練習みたいなところがあるのね、テストって。

こういうもの(テスト)とあとよくわからない空気感・コミュニケーション能力、ホスピタリティー、アイデア、閃き、人望、人間関係、政治力で評価されるんですよ―。っていう、本域の評価の前段階。

簡単であたりまえー、なのです。

もちろん家庭環境や収入によって、教育の質は均一ではないだろうけども、それでも個人的には十分に公平だなと感じてる。

「得点」のみで公平に評価してもらえる言わばイージーモードなんだから、存分に「点」を得て、評価してもらえばいいんだよ。

いっぱい点をもっていると、君は簡単にもっと遠くに行くことが出来るんだよー。


■ パパだって毎日勉強しているんだよ

まあ、ちょっと大げさに言ってはいるけども、勉強しない大人はいない。

いや、なんなら勉強しない人間はいない。(特に日本では)。

大富豪の子どもとかに生まれでもしない限り、誰だって仕事をする。仕事ってやつは昨日と同じことだけやってればいいようなシンプルな構造にはできてない。ソウイウ人もいるとは思うけども。

生産性や効率をちょっとでも上げようと思ったら、そりゃもう日々勉強するしかない。

大人だって、勉強(出来ている人は少ないかもしれないけども)する意思くらいは持っているし、何かしら常に学習している。

言ってしまえばうまく父親をやることだって、勉強が必要だ。うん、日々勉強だ。明日はもっとうまくやるぞ!

ブログについてのブログやら、TOEICでの得点方法とか、はてブにしょっちゅう上がってくるのはみんなとりあえずは学ぶ意思があるからってことになるだろうね。

とはいえ、読むだけで学べるような特殊能力はそれこそ特殊な才能を持ち合わせた人しか持ってないわけだから、脳に汗をかかない限り「勉強したこと」にはならんのだけれども。

どのみちずーっと勉強するなら、勉強する方法をサクッと身につけておいた方が捗るのは当たり前。

パパだって勉強しているよ、まずは君も、勉強の勉強をしたまえ。


■ 遠くに行きたいと思ったら、勉強するのが近道なのだ

たくさんの人と話したいと思ったら、たくさんの言葉と言語を知らなきゃならない。

見たこともないような素敵な景色が見たいと思ったら、そこにたどり着く方法を知らなければならない。

パパは君に遠くに行って欲しい。

出来るだけ、行けるだけだけ遠くに行って欲しい。まあ、近くにいたいってんなら、別にいいんだけどさ。

世界の面白いことを見て聞いて触れて欲しい。

知らないことを知るコトってのは、極上のエンターテイメントなわけで、自分にはたくさん知らないことがあることを知ることが、始まりだから。

チケット自体は誰でも手に入れられるけども、行き先はみんなバラバラなんだよ。遠くまで行けるチケットを手に入れて欲しい。


■ 遠くに行くこと、勉強することと、テストでいい点をとることの相関について

出会いが人を作る。

出来るだけたくさんの同じ時代を生きる変な人に出会いなさい。

同じ時代を生きるすごい人に出会って死ぬほど悔しい思いをしたり、愉快な人に出会って、腹を抱えて笑ったり。魅力的な異性に出会って身を焦がしたり、たくさんの出会いが人を作る。

たくさんの出会いが人を大きくする。

出会うのが誰でもいいわけじゃ無い。

出来るだけ「変な人」に出会って欲しい。「変」ってのが僕にとっての最上級の褒め言葉なのは言うまでもないよね。

魅力的で能力値の高い「変な人」に出会って欲しい。

魅力的で能力値の高い「変な人」は、どこに行けば出会えるのか?

同世代で魅力的で能力値の高い人に出会える可能性が高い場所、そりゃあ残念ながら「いい大学」としか言いようがない。

いい大学に入るには、実に公平なテストを突破しないといけない。

テストを突破するには、勉強しなければいけない。

方程式や歴史が何の役にたつか? 知らんけども、ただ1つ言えるとしたら「遠くに行く役に立つ」よ。

役に立てようと思えば、役に立たないことなんかないよ。

魅力的な変な人たちのいる大学生活はいいぞー。わくわくしちゃうぞー。

パパはいい大学には行かなかったけど、いい大学に行ってた変な人たちをたくさん知っているから、いい大学に変な人が多いことは胸を張って事実だと言えるよ。

大人になってから変な人に接近しようとするとめっちゃハードル高いしコストがすごくかかるから、一番接近するための関門がひっくいうちに、突破できるような学力を持っていると、わくわくしちゃうぞー。


■ いい会社に入ることが、いい人生か?

そりゃあ、知らんけどさ。

たくさんの変な人たちに出会った後は、君が決めればいい。

いい会社に入りたかったら入る努力をすればいい。

あとはもう、なるようになる。好きにすればいい。

僕は別に子どもたちに「いい人間」になってもらいたいわけでも、「学歴」をつけたいわけでも、いい会社に入ってもらいたいわけでもない。

いつか遠くに行きたいと思ったときに、遠くに行けるだけの頭と体、せめてものお守りとして、渡しておいてあげたいだけだ。

使いたくなったら使いなよってなもんだよ。

そんだけ。

だから学べ-、すくすく学べ―。

自己ベストnoteマガジンに収録のため全文読めるようにしました。

以下は蛇足

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