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心書 vol.69「墓参り」

昨日、墓参りに行って来た。

正式なお参り作法は分からないが、私の場合は気持ちを込めて掃除を行ない、その間に心を鎮めます。

線香は、来世に生を受ける迄の食物だと聞いた記憶があるので、景気良くもくもく焚きます。

そして最近はお願い事をするのではなく、心が無になるまで静かに手を合わせ目を瞑ります。

今まで不思議な体験を2度ほどした事がある。メッセージが降りて来る体験です。最近については、全くその様な事は無いのですが…(今の心がアカンちゅうことです)。

この様な事を書くとスピリチュアルな話に聞こえるかも知れないが、実はスピリチュアルでも何でもない。

目指すべき事が明確で、その事に対して集中していて、尚且つ自分自身の心の状態を安定させれて居れば、誰にでも起こりうる事だと思います。

つまり墓参りという機会を設けることによって、己に向き合う時間、先祖に感謝する時間、生と死を自覚する時間を得られるんです。コレって無茶苦茶有意義です。盆やお彼岸などに拘らず、墓参りに行かれる事をオススメします。

香は禅心よりして火を用ゐることなし 花は合掌に開けて春に因らず

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