心書 vol.77「ファシリテーションとは」
ファシリテーション(英: Facilitation): 会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ。
一昨日だったか喫茶店でコーヒーを飲んでいると、隣のテーブルの男性二人の会話が耳に入ってきた。社長とその会社の社員の様で、何やらある社員が辞表を持って来たけど彼は本当にダメなのか?的な話の様だ。
その後もう1人社員が加わり10分ほど会話が繰り広げられたのだが、その社長の話しの仕方を聞いていてハタと気付かされた。話が上手い何てのはある意味一切なく、絶妙な間で相手に話しをさせるのだ。結果、社員側からアイデアが出て、それイイな!で終わった。
社長の発している単語は、「困ったなぁ」「お前どう思う」「なるほど」ぐらいなもので、社長のアイデアは一切出さず現状説明だけである。しかし結果は、現場の社員が考え、彼等を動かせたこの社長の方が私より上だ。まさにファシリテーターとしての能力そのものだと感じた。
現状説明と今までに掛かったコスト、そして今後こうする予定であった、という説明を淡々と行い、社員2人にそれを共有させた。その後は本人の意見を言わず絶妙な間で、社員2人に考える様に仕向けていった。
協働という掛け算で成果を出さなければならない会社組織で、このファシリテーションという能力の大切さを感じた瞬間でした。
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