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M2Xが本当に大切にしたいことをひとつだけ、バリューに込めた。

こんにちは、M2X代表の岡部です。
M2Xはようやく創業して2年が経ちましたが(早かった)、このたびM2Xとして初となるバリュー「Our Customer Success」を策定しました。

このバリューは、M2Xが徹底的に顧客志向の企業であり続けることの宣言であると言っても過言ではありません。

今回は、このバリューに込めた思いを記事にしたいと思います。
※なお、策定に当たってのプロセスは以下の記事をご参照ください!


初めてのバリューを考える上で意識したこと

今回、バリューを考えるうえで意識したことは以下の3点です。
①大事なことをまずひとつ決めよう
②外にベクトルを向けよう 
③限界状況での道しるべにしよう
なぜこの3点を重視したのか、それぞれ以下に書いてみたいと思います。

①大事なことをまずひとつだけ決めよう🎯

今回のバリュー策定にあたって、いろいろな会社のバリューを参考にしましたが、ほとんどの会社は複数のバリューを定めてました(3つが比較的多かった気がします)。

私も最初はあまり考えずに3つぐらいかなぁ、と思って、あーだこーだと考えていたのですが、どうもしっくりこない。なんだか数合わせをしてる気もしてくるし、そもそもバリューどうしが拮抗したときにどうすれば良いか分からない。行動指針としてすべてを一気に機能させるのは相当難しいのでは、と正直思いました。

例えば、
・バリューその①:大胆にやろうぜ!
・バリューその②:お客様を第一に。
というバリューを掲げている(架空の)会社があった場合、社員はすごく悩むと思います。
大胆にやることでお客様に多少の迷惑が掛かってしまうことがあるかもしれない…その場合私たちは何を拠り所に意思決定すれば良いのか?、と。

架空の会社「㈱岡部メンテナンス」の例

こんなことも含め色々考えた結果、まずはM2Xに一番大事なことをひとつだけ定めよう。その後それで足りないものが出てきたらあとで補えば良いじゃないか、と思い、M2Xにとって最も大事にすべきことが何かを考え抜くことに決めました。

②ベクトルを外に向けよう↗️

バリューはミッション実現のための行動指針です。指針であるからにはどこかしらの方向を指し示している訳で、どこにベクトルを向けさせるかは重要なポイントだと考えていました。

自分たちに針を向けるのか、それとも異なる方向に向けるのか。ヒントとなったのは、約1年前にチームでした議論でした。当時はまだバリューを定めるつもりもなく、「年の瀬だしここらで自分たちが大事にしたいものを議論してみよう~」といったテンションではじめた議論でした。

ちなみに当時の社員はたった4人笑
(業務委託の方にも参加してもらいました)

メンバーそれぞれが自分の大切にする価値観を語ってくれましたが、弊社でカスタマーサクセスをリードしてくれている林は、かの有名なDeNAの南場さんの講演録を引き合いにしつつ、「コトに向かい続けるチームにしたい。」との思いを語ってくれました。この時の議論は林がファシリテーションをしてくれていたので、そんな中でも自らの考えを吐露してくれたことに、強い思いを感じました。

人とか、それから自分に向いすぎずに、仕事に向かう。コトに向かう。コトを成すことに精一杯取り組む。そうするといろいろなものがついてくるのかな、と感じたりします。

DeNA南場智子さんの講演「ことに向かう力」がいい話だった

あぁこれだ、と当時思ったことをよく覚えています。自分がこの会社を作ったのは、(誤解を恐れずに言えば)ユニコーンにしたいとか、経営者として名を馳せたいとかではなく、とにかく自分なりに社会に貢献したい、つまりコトに向き合いたいからだった、と改めて気づかされました。これを原体験として、バリューを定めるのであればベクトルを自分達ではなく外に向けたい、と強く思いました。

③限界状況での道しるべにしよう🧭

繰り返しになりますが、バリューは、ミッションやビジョンを実現するための行動指針です。

では、どんな局面での行動指針とすべきでしょうか?日常的な自分たちの行動を律するものとすべきか?それとも、困難な局面でそれを乗り越えるためのものとすべきか?

私達は、後者であるべきと考えました。日常的な行動指針を定めるのも重要だと思います。それがある意味カルチャーを強くする面も良く理解しています。ただ、最初に定めるバリューとしては、日々の業務の中で掛け声的に使うものではなく、ここぞという場面でぐっと立ち返ることができるものにしたいと思いました。

今後前に進んでいく中で、様々な意思決定を繰り返していくことになると思います。どれも正しいと思える拮抗する価値の中で、自分たちが正しいと信じられるものを貫き通す。その指針としてバリューを機能させたかったからです。

初めてのバリュー:Our Customer Success

上記のポイントを意識しつつ、チームで話し合って策定したのがM2X初のバリュー「Our Customer Success」です。

ここには、合宿で話し合った、
「お客様を置いてきぼりにしない」
「1社1社の成功に伴走する」
「独り善がりの自社の成功に意味はない」
といったチーム全体の意思が凝縮されています。

複数チームに分かれて合宿で議論できるようになってきた笑

改めて、Customer Successという言葉は、末永くお客様と顧客接点を持ち続けられるSaaSの神髄を表した言葉だと思います。私も初めてこの言葉に出会ったときにハッとさせられましたし、今でもこの言葉に初めて触れたお客様からは「とても良い言葉ですね!」と言われます。それほどまでにパワフルな、SaaS企業として大事にすべき言葉・精神だと思います。

ちなみに「M2Xのバリューは、結局は"Customer Success"になるのではないか」と早い時期から主張してくれていたのは、弊社でコーポレートを担当している鶴窪でした。

普段お客様と接する機会がそれほど多くない(けどたまに商談もこなしちゃう)コーポレート担当の鶴窪からこの言葉が発せられたというのも、M2Xの顧客志向の強さが表れているのでは、と思っています。

【入社エントリ】人生って、色々ありますよね

このCustomer Successという言葉に、
「お客様の成功以上に大事にすべきことがあるだろうか?」
「お客様が成功してさえいれば、私たちの成功は必ずや付いてくるはず」
という強い思いをさらに乗せて、「Our Customer Success」をM2Xの初めてのバリューにしました

私達は、お客様を通じてコトに向かいます。お客様に誠実に向き合い、お客様の成長にとことん拘り続ければ、きっとM2Xも、M2Xを支えてくれるメンバーも成長できると信じています。

お客様を通じてコトに向き合い続けることが、組織も個人も成長する

最後に -WE ARE HIRING!-

良い歳して青臭いことを語ってしまいました…
ただ、このバリューに込めた思いは、紛れもなくM2X全員が大事にしている価値観ですし、日に日にチームに浸透・強化されていると思います。

また、このバリューを基に顧客志向であることを説き続けることの威力も日々感じています。日々の採用活動の中でも地道にこの思いを説き続けてますが、この思いに共感してくれてM2Xへの入社を決めてくださる方が着実に増えています。

ビジネスで重要なことは数あれど、結局はお客様のために一生懸命になることが会社や個人の成長を促すと思いますし、何よりも働く上での喜びを授けてくれるとM2Xは信じています

もしそのような思いで大きなチャレンジをしたい方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にご連絡いただきたいです!カジュアル面談のご連絡、お待ちしています!!


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