【ブログ記事高速作成】Googleスプレッドシート×OpenAIを使ったシステムの作成方法
初めまして。Excelブログを通して仕事の作業効率化を推進している
しんたろ。です。
今回「OpenAI」×「Googleスプレットシート」を活用して、ブログ記事を高速で作成するためのツールを作成する方法を解説します。
人工知能の発展により、文章生成や自動応答システムの技術が進化しています。その中でもOpenAIのGPT-3は、多様なタスクに対して高い精度を発揮し、注目を集めています。
今回出てくる用語の解説です。
本記事では、Googleスプレッドシートを使って、OpenAIのGPT-3を利用する方法を紹介します。Googleスプレッドシート上で、GPT-3を呼び出し、文章を生成したり、自動応答システムを構築することができます。
Googleスプレッドシートを使ってGPT-3を利用することで、プログラミングの知識がなくても、簡単に文章生成や自動応答システムを構築することができます。
『Googleスプレッドシート』×『OpenAIのGPT-3』を組み合わせたシステムの作り方を学び、よりスマートで効率的なビジネスや日常生活を実現してみましょう!
1.料金について
いきなり料金が発生するなんてことは絶対ないので安心してください。
ですが、改めて『登録してから3ヶ月』&『$18以内』が無料です。
2.システム構築の流れ
今回のシステムを作る工順を説明します。
作業自体は10分以内で作成できます。
今回、Googleアカウントを既に持っている前提で進めていきますので、Googeアカウントを持っていない方は登録をお願いします。
3.事前準備
3-1.OpenAIのアカウント取得方法
「GPT-3」を使うために早速OpenAIに登録していきましょう。
以下のリンクよりOpenAIに登録します。登録は無料でできます。
アカウント作成の画面が表示されたら
メールアドレスを入力
『I'm not a robot』にチェック
『Continue』をクリック
パスワードを入力
使用目的は適当でOK
以上でアカウント作成が完了します。
また、上図の赤枠からGoogleアカウントやMicrosoftアカウントでも登録できます。
3-2.OpenAIのAPIキーの取得方法
続いて、OpenAIのサービスを利用するためにAPIキーを取得します。
以下のリンクからAPIキー取得ページに飛べます。
※Google翻訳が入っていると正しく表示されない場合があるので、翻訳はOFFにしてください。
『create new secret key』をクリックするとAPIキーが生成されます。
取得したことがあるAPIキーに関しては、頭文字と語尾4文字だけ表示されます。
一度表示されたAPIキーは、セキュリティの観点から再び表示できませんので、忘れないようにメモなどに必ず保存するようにしてください。
4.OpenAIのGPT-3をGoogleスプレッドシートで使う方法
4-1.GPT-3を呼び出すためのコード説明
GPT-3を呼び出すためのスクリプトコードをGoogleスプレッドシートに追加することで、スプレッドシート上でGPT-3を利用することができます。
具体的には、Google Apps Scriptを使って、GPT-3を呼び出すJavaScriptのスクリプトコードを作成します。スクリプトコードには、GPT-3のAPIキー、GPT-3のモデル名、テキスト生成時のパラメータ(温度や最大トークン数など)を指定する必要があります。
4-2.コードをGoogleスプレッドシートに追加する方法
スクリプトコードをGoogleスプレッドシートに追加する方法は、以下の手順になります。
Googleスプレッドシートを開き、ツールバーの「拡張機能」をクリックして「Apps Script」を選択します。
『Apps Script』で、新しいプロジェクトを作成します。
GPT-3のJavaScriptコードを貼り付けます。
以下のコードがGPT関数を使うためのコードになります。
コードを全部コピーして、貼り付けてください。
/**
* GPT-3 and Google Sheets
*
* @param {string} prompt Prompt.
* @param {number} temperature (Optional) Temperature.
* @param {string} model (Optional) GPT-3 Model.
* @return Response returned by GPT-3.
* @customfunction
*/
const SECRET_KEY = "********************************";
//const MAX_TOKENS = 10;
const MODEL_NAME = "text-davinci-003"; // more structured and deterministic: for data
//const MODEL_NAME = "davinci"; // more flexible and creative: for stories, chatbots
const MODEL_TEMP = 0.3;
function GPT(prompt,max_tokens=30) {
const url = "https://api.openai.com/v1/completions";
const payload = {
model: MODEL_NAME,
prompt: prompt,
temperature: MODEL_TEMP,
//max_tokens: MAX_TOKENS,
max_tokens: max_tokens
};
const options = {
contentType: "application/json",
headers: { Authorization: "Bearer " + SECRET_KEY },
payload: JSON.stringify(payload),
};
const res = JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options).getContentText());
return res.choices[0].text.trim();
}
上記コードの参考サイト:https://lifearchitect.ai/sheets/
4-3.APIキーを入力
これで9割完成しています。
が、最後にやることがあります。
先程取得したAPIキーを11行目のSECRET_KEYにある『 ※ 』に入力していきましょう。
4-4.コードの説明
今回使用している『GPT-3』は、4つの機械学習モデルを提供しています。
それぞれ性能が違い、値段も違うので解説していきます。
const MODEL_NAME = "text-davinci-003"
冒頭でも書きましたが、アカウント登録時に18$付与されます。
残りがどれくらい残っているか確認する方法は、『OpenAI』の右上にある自分のアカウントから『Manage account』 にて確認ください。
5.実装
骨組みが終わりましたので、実際に動かしてみましょう。
1.上段の『保存(実行ボタンの左)』→『▷実行』をクリック
2.最初の一回目は以下アラームが出るので『権限を確認』をクリック
3.自分のアカウントをクリック
4.警告が出ますが、臆せず『詳細を非表示』→『無題のプロジェクト(安全ではないページ)に移動』をクリック→『許可』をクリック
5.もう一度『保存』→『▷実行』をクリック
『実行ログ』にて実行完了が出れば設定は完了です。
これで『GPT関数』が使えるようになりました。
5-1.GPT関数の活用方法
今回の作成する内容は、上の図を参考に作っていきます。
セルA2以降の列に検索キーワードを入れると
タイトル
導入文
構成案
要点
上記4つを作成してくれる関数を組んでいきます。
5-2.GPT関数の引数説明
Excelやってる方は、すぐピンとくると思います。
関数に慣れていない方は、こういうものなんだとイメージするだけでOKです。
5-3.キーワードに対してタイトルを考えてほしい時の事例
たとえば、キーワード「卵焼き 作り方」についてタイトルをAIに考えてもらいたい時は、セルB2に以下の関数を入力します。
「$」マークは何?と思う方がいらっしゃると思いますが、こちらは絶対参照といってコピペしても$が付いている列または行が固定されます。
基本Excelと同じですので、「自分でアレンジしたい」という方で理解を深めたい方は、以下のリンクにて詳しく解説していますのでご参照ください。
>>コピペするとズレる?絶対参照でズレる問題を簡単に解決する方法
5-4.作成手順
では実際に作っていきましょう。
その前にまずはサンプルをお見せします。
1.下図を参考に1行目を作成してください。
2.『セルB2』に以下の関数を入力してください。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($A2&"とGoogle検索するユーザーのニーズに応える"&B$1&"を1つ考えてください。:",2000))
3.『セルC2』に以下の関数を入力してください。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($B2&"の"&C$1&"を300文字で簡潔に考えてください。:",2000))
4.『セルD2』に以下の関数を入力してください。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($B2&"の"&D$1&"を簡潔に教えてください。:",2000))
5..『セルE2』に以下の関数を入力してください。
=IF(ISBLANK($A2),,GPT($B2&"の"&E$1&"を箇条書きに簡潔に教えてください。:",2000))
関数の骨組みは完成です。
試しにA2に『Excel 転職 年収』とキーワードを入れると下図のように数秒で生成してくれます。
もし行を増やしたい場合は
① 2行目をクリックして行全体を選択している状態で『Ctrl + C』
② 増やしたい行だけ左クリックしながら選択
③ 『Ctrl + V』で完成。
しっかり関数もコピペされています。
6.よくあるエラーの対処方法
Q : よく『#Error』が発生する。
A : AIが混み合っている可能性があります。キーワードを再度入力し直してみてください。
7.まとめ:今後の活用方法についての展望
GPT-3の活用はますます進化し、より高度な自動化が可能になると考えられます。
例えば、GPT-3を用いて、文章や回答を生成するだけでなく、生成した文章や回答を自動的に編集し、品質を向上させるような応用も可能です。また、GPT-3を用いて、より高度な自然言語処理や会話システムの構築など、新たな活用法も期待されます。
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