これからパーソナルトレーナーになる方へ
□はじめに
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回のブログでは、これからパーソナルトレーナーになりたいと考えている方や、パーソナルトレーナーになりたての方向けの記事です。
今後のフィットネス業界の動向や、トレーナーを生業としていくのに必要なことをお伝えしたいと思っています。
□パーソナルトレーナー業の動向
昨今、日本でもフィットネスブームと言っていいほど急激に成長してきている業界だと感じています。
これからさらに健康への注目は高まり、多くの方が定期的に「運動」をする時代へと向かうと想定されています。
そしてそこには我々「運動指導者」が必須となり、需要はどんどん増えていき、引く手数多の仕事となるでしょう。
□スキルのない者は淘汰される
現在、この業界は専門性が高くお客様から見ると、良いトレーナーと悪いトレーナーの区別がつきにくい業界でもあります。
それが今後、業界が伸びるにつれて人目に触れる機会が多くなり、比較対象が増えスキルのない者はどんどん淘汰されていきます。
激戦になっても淘汰されないお客様に求められるトレーナーになるためには多くのスキルが必要になってきます。
□生き残れるパーソナルトレーナーになる方法
1、カウンセリング力
お客様の悩みを深くまで聞き出すスキルです。
痩せたいという目標にもいろいろな目的が隠れています。
例えば、痩せたいという目標に「結婚式で綺麗にドレスを着こなしたい」という目的が隠れている場合
「どのようにしたら綺麗にドレスが着られるか」を考えることになります。
ただ脂肪を減らすだけではなく、姿勢へのアプローチが必要になることもあれば、筋肉のバランスを整えないといけない場合もあります。
また糖尿病の改善で痩せたいという場合は、食事の改善はもちろんのこと「インスリンの感受性」はどうかなど、何が原因で糖尿病になっているのかを評価してアプローチしなければいけません。
カウンセリングの際は「目標+目的」の考えが大切です。
2、言葉を伝える力
これは、どの接客業でも同じことが言えると思いますが、どんなに多くの知識があっても「言葉を伝える力」がないと、お客様の悩みを解決できません。
例えば、クライアントの方に胸椎伸展位をとってほしい時に、「背中を反ってください」と言ってもできない場合は多々あります。
その時に「胸を張ってみましょう」、「みぞおちを突き出してみましょう」、「顎を引いてみましょう」というように一つの動作に対して、どれだけ多くの言い回しを持っているかで伝わり方は変わります。
私もよく使う動作の言い回しリストをノートに書いていたこともあります。最初のうちはノートやスマホのメモにまとめておくのも良いと思います。
3、勉強を実践に活かす考え方
たくさん勉強して、多くの知識をつけられたとしても実戦で活かせない知識は、宝の持ち腐れになってします。
重要なのは、勉強でつけた知識のピースを他のピースと結びつけて、提供できる物にすること。
一つのテーマに対して表面だけで覚えるのではなく、どんどん深ぼって結びつきを勉強していくのが大切。
人体解剖学の肩関節を勉強しているとして
↓ よく言われる四十肩って何だろう?
↓40代に多い肩関節が痛くて腕が上がらない症状のことか。
↓どんなことが原因なんだろう?
↓たくさんの原因があるけど、肩甲上腕関節の腱板炎症が原因のことが多いのか。
↓なんで腱板に炎症が起きるのだろう?
↓姿勢不良によって摩擦が強くなって起きることがあるのか。
↓どんな構造しているんだろう?…..etc
深掘りした先にクライアントの悩みを解決する策が見つかることが多くあります。
□最後に
これからも大きく成長していくであろうフィットネス業界に、多くの人が参入してきます。
異業種から転職してトレーナーになる方も多くなっていますし、専門学校や大学で人体や運動についてたくさん勉強してトレーナーになる方もいます。
その中でも「あなたに見てもらいたい」と言ってもらえるトレーナーになるためには、常に向上心を持って勉強して、クライアントファーストの考えで努めていくのが最善の方法と感じています。
最後までご覧いただきありがとうございました。