「何がわからないかが、わからない」を解決する講座
スキルシェアのプラットフォーム『ストアカ』で
iPad歴6年目の僕が、
世間に埋もれている化石化したiPadたちを目覚めさせる活動として
「PC不要!iPadだけで〇〇講座」を開催しています。
今回で8回目の開催で、参加頂いたのはいわゆるZ世代の子供をお持ちの一般会社員男性でした
iPad自体はRetina(iPadの第4世代)から3台目まで機種変更しているにも関わらず、
ほとんど使用せずに過ごしてきてしまったという方で
それはもったいないと言いつつも
ギクッとした人もいるのではないでしょうか?
誰よりも僕自身がそうでしたから!笑
最初の1、2年はファッションとして持ち歩いてるだけでカッコいいから始まってますから、
とても気持ちがよくわかります。
まったく使っていなかったとはいえ、
一定の理解と関心をお持ちの方でパソコンはよく使用するといった方でしたので、
話の飲み込みが早いので、進行はスムーズではあるのですが、
あまりこちらの教える情報が響いている様子がないので
相手の欲しい情報にマッチした情報を探りながら進める講座となりました。
自然の流れで、相手はこういった情報が欲しいのではないかを
会話の中で読み取って、提示できることが、僕の中で美徳としているのですが、
あまりにも、読み取れなかった場合(自分の力不足を認めた上で)は、
直接、「どんな情報が聞きたいですか?」
と聞くようにしています
今回も、聞いたのですが、
答えがうやむやで、明確に聞きたい情報がわかりませんでした。
話を伺っていると、
頭の中でやんわりとある理想を言語化できていないために
説明ができないといった様子でした。
こういったことはデザイナーのお仕事をされている方は、共感していただけると思いますが、
お客さんの漠然としたイメージに作品を近づけていく作業ってすごく大変なんですよね。
「こうですか?」「それは違う」
「ではこうですか?」「んーそれもいいけどもっとこう…」
こういったやり取りに時間と労力を使うのはあるあるですよね
そこである程度、お客さんとのイメージの相違を埋めるために雛形を用意するなどして対応するのですが、
講座で、このようなことが起こった場合はどうすればいいのでしょう?
講座前にヒアリングのメールは送っていても、返答がなく当日にぶっつけ本番に、
相手のイメージを探っていくとなると
相手と同じイメージを見ることができれば早いのですが、
テレパシー講座ではありませんので、それはまず不可能ですよね。笑
「教える」と「教わる」のスタイルで講座を進めていましたが
相手の「質問」が不明確でわからない場合は、
「不明確な疑問」を明確にしてあげるための手助けのスタイルに講座を切り替えないといけないと思いました。
不明確である相手のイメージを解明して、言語化してあげることを考え、
相手の無作為に出す言葉を要約してあげることを何回か繰り返していると
「そうそう!それそれ!」と
ついに解明にたどり着くことができました。
「それがわかっただけでも良かった」
とは言っていただいたのですが
普段の「教える」「教わる」型ではない講座に、
これで良かったのかな?という疑問が自分の中で芽生えて帰りの電車であれこれ他に最善策はあったのか?を考えてしまいました
今回の講座で相手が本当に満足したかは本人のみぞ知る領域なので
知る由もないですが
今回学べたことは、
相手が必ずしも明確な質問を持って参加しているわけではないということ
そういった場合は、「教える」「教わる」型の講座から
「不明確なイメージ」解明して、言語化してあげる型の講座に切り替える必要がある
ということでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?