教える側より教わる側の聞く技術によって引き出された成功
スキルシェアのプラットフォーム『ストアカ』で
iPad歴6年目の僕が、
世間に埋もれている化石化したiPadたちを目覚めさせる活動として
「PC不要!iPadだけで〇〇講座」を開催しています。
今回で7回目の開催で、参加いただいたのは、不登校気味の生徒さんなどの悩みや問題を抱える学生をサポートする某市職員の女性の方でした。
相手の心理を勉強されたり、深い理解がある人は
教える・教わるの相互関係が成立しやすくて、とても話しやすくて講座の進行がスムーズでした。
講座のプレゼンが上手くいくと、つい自分の教え方が上手いからだと、自負してしまいがちですが、最近はそれだけが成功要因ではないことが、特に今回の講座を通して学べました。
「教え方」は、もちろん良い結果の起因する要素の1つではあるとは思います。
しかし、なによりも受けてくれる相手(教わる側)の姿勢や聞き出す技術のおかげというのも、大きく影響しているのではないかと、感じるようになりました。
そんなこと、大発見でもなく、あたりまえのように考えられてたことですが、
頭の中だけで理解することがちゃんと実体験を経て感じたという意味で、
頭がではなく、体が学んだというのが表現として正しいかもしれません。
たとえば、
学校の授業で、ある教科についてとても教えるのが上手な教師がいたとしましょう。
しかし、授業のチャイムが鳴っても、教えるクラスの生徒が授業中に大きな声で笑って話してます。
これは、教師には教える技術がないからこうなるのでしょうか?
教える以前の問題で、生徒はそもそも授業に関心がないのです、
「静かにしなさい!」と言った注意を呼びかけることが必要になりますが、
静かになったとしても、学ぶ姿勢でない限り教える・教わるの関係が成り立たずに、教えるのが上手いという能力が発揮されずに伝わらない可能性があります。
このように、生徒を静かにさせることと教えることは全く違った能力が必要だと思います。
どちらも兼ね備えている教師はスペシャリストと言えるかもしれませんが
教えるのが上手と言えるには、前提条件があると思います。
まず、聞く側の態度がちゃんと学ぶ姿勢にあるかどうかということです。
つまり、教えるというのは、
聞く側の協力のもとに成り立っているということがわかります。
教わる側のテクニックとして、「メモを取るジェスチャーをする」というのがあります。(生徒ならノートを取るジェスチャー)
実際にちゃんと書いてなくてもジェスチャーだけで、教える側にちゃんと聞いてますよという安心感を与えることができて、有益な情報を教えてもらいやすくなる効果があります。
話をストアカの講座に戻しますが、
受講頂いた方がどのくらい学ぶ姿勢があるかで
教える側の能力が引き出されていくのではないかと思います
出会ってすぐに、ケンカ腰な態度(相当暇な人か、個人的に恨みを持っているかくらいの理由がなければ、そんな方いないですが 笑)な人は
まず教える・教わるが成り立たないということです。
だれか著名な著書に
最善の答えを知るには、最善の質問をすることが必要だという言葉がありました
生徒目線からすると先生から自分にとって一番有益な情報を引き出すためには、
先生のテンションを上げさせることが大事になると思うんです
生徒は、先生にどんな質問をすれば自分の一番知りたい情報を得ることができるかを考えると、
ちゃんと教えてもらえなかったと嘆く前に、
ちゃんと質問ができたかを自分に疑問を投げかけてみる
お互いが、それぞれの立場で心地良い環境作りを心がけることで
より双方にとって心地の良い「教える」「教わる」が実現するのだと思います
これは先生・生徒だけでなく、ビジネスの交渉の場でも共通することではないかと思います。
今回、僕が学べたのは、
僕自身の教える技術以上に生徒さんの学ぶ姿勢がとても豊かであったおかげで、
講座が盛り上がった結果になったのだと思いました。
教える・教わる
言い換えると
与える側と・受け取る側
僕が受け取る側になったとしても
受け取る姿勢を疎かにせずに、協力的になれば、
与える側からは心地の良い答えは返ってくると信じています。
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