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ド素人が古着販売をオンラインで始めて2カ月が経とうとしているので学んだことをまとめる

古着好きの友人(以下:K)と古着販売を始めてもう少しで2カ月が経とうとしている。学びが多かったので自戒の意味も込めてこの2カ月をまとめてみようと思う。

先に現在の状況から。現段階で売り上げで言えば5万程度。
利益はまだ出ていない。
少しずつ黒字に近づいている状況である。購入してくれるみなさんのおかげで毎日頑張れている状況。

この数字をどう見るかは人それぞれと思うが、私は自己肯定感が高いので、個人的にはなかなかよくやっているのではないかと満足しています。
何かモノを売るのは本当に本当に難しい。たった2か月ではあるが、マジで痛感した。


体制について

自分と友人のKの2人で販売している。
役割分担で言うとこんな感じ。

K
<古着の買い付け、SNS集客、撮影、モデル>
元々古着が好きで、Instagramのフォロワーは販売を決めた時点で確か600人程度だったはず。カナダに在住している&ピックのセンスがいいため、買い付けは完全に任せている。
というか、まだこいつと組んで古着販売するか迷っていた時に、もう10万円分くらい勝手に買い付けきた。あほかと思ったがおかげでアクセル踏めた。
また、Instagramの販売アカウントとは別にKの個人のInstagramアカウントでスタイリングを載せ集客をしているため、SNS集客を完全に任せている。2021年8月現在でフォロワーは2000人程度。

自分
<発送、裏方全般>
裏方の仕事が基本。毎日勉強しながら、、、。(だれか良い教材教えてください。)
商品販売ページのテキストを書いたり、Googleアナリティクス使って数字を軽く見たり、販売のタイミングを見たりなど、古着系ではないことは基本自分が行っている。

それでは2か月で学んだことをまとめていく。

学んだこと①<マジで売れない>

まずはこれ。本当に売れない。
ある程度売れないことはもちろん分かっていた。しかし予想以上にまあ売れない。ものを売ることの難しさを改めて痛感した。
しかもそもそも売れたことがないから、分析しようにも何も分からない。本当に暗闇の中を歩いているようだった。

「人がお金を払う」という行為の尊さ、そしてそれを誘導することの凄さを理解した。

この「売れない」ということを実際に経験できただけでもこの古着販売にチャレンジして良かったと思う。

学んだこと②<古着売るならやっぱメルカリかな>

当初俺とKは<SNSで集客→BASEで販売>という方法で売ることを狙っていた。BASEは販売方法も分かりやすく、かつ手数料も少ないためこの方法を選ぶことに特に疑問も感じなかった。

しかしやはりこの方法は難しかった。
俺とKがめちゃくちゃフォロワーを持っている、もしくはSNSでめちゃくちゃ影響力があるのであればこの方法で難なく売ることが出来たかもしれない。
しかしまだ我々は弱小古着売り。この方法はまだ早すぎた。

そんな時、Kがカナダ在住の古着のバイヤーに接触した。詳しく話を聞いたところ古着を売るのであれば、メルカリが市場としては圧倒的ということだった。

そもそもBASEは市場が狭いらしく、さっきも言ったようにSNSでかなりのフォロワー数を持っているのであれば、SNSを入り口としてBASEで販売することは有効だが、自分たちのようにSNSでそこまで莫大なフォロワーを持っていないのであれば、そもそもの市場が小さいBASEで勝負するより、市場が大きいメルカリで、メルカリ内の回遊に乗っかって古着を販売する方が無難とのことだった。

メルカリで「古着」と検索すると古着のオンライン販売を主とするアカウントが多数出てくるが、あれにはしっかり策があったのだなあと感心した。

学んだこと③<まずは少数のファンを作る方がよさそう>

これに関してはまだ結果が出たわけではなく、まだ予想の範囲内なのだが、最初はとにかく親密な仲の良いファンを作るべきなのではと感じている。
自分たちは最初とにかくSNSのフォロワーを増やすことで、ビュー数を増やして商品を見てもらおうと考えていた。

しかし実際蓋を空けてみると最初は全く売れなかった。
この方法が間違えているとはもちろん思っていないが、まず購入してもらい、自分たちが売っている古着を着てもらうことを第一に考えていた俺とKにとっては、あまりに遠回り過ぎた。

当然っちゃ当然だが、まずは自分たちのことを信頼してくれる深い関係のファンを作り、応援の意味も込めて買ってもらうことが第一の気がする。
そんなファンの為にも良い古着を売らなければ、とやる気もでるしね。

まずはとにかく声をかけ、信頼関係を作り、深いファンを構築することが大事なのではと思う素人の俺とKであった。

じゃあ実際売るには何をすればいいのか

現段階での「とりあえず売るために何をすればいいのか」

①身内にゴリゴリ売る
②メルカリを使う

現状自信を持って伝えられるのはこの2つのみかな、、。

まず「①身内にゴリゴリ売る」について。
当然ですが最初は本当に売れない。そりゃ当然。よほどSNSでフォロワー数を持ってる、SNSでとてつもない影響力を持っているのであれば特に苦労することなく注目してもらえるし、強いファンがいるのであれば特に頑張らなくても数着は簡単に売れるだろう。
しかしそうでない人がほとんど。俺らももちろんそう。だからまずは友人や恋人、知り合いに営業をかけて売るのがもっとも良いと思う。

なんか大した情報じゃないし、凄いダサいことしてるように感じるが、これは本当に大事だと俺は思う。何ならこの2か月で最大の学びくらい思っている。
さっきも言ったようにまずは深いファンを作ることが第一歩と考えている。この深いファンは何も他人じゃなくていい。
知り合いに頼むのは恥ずかしい、とか思うかもしれないが(自分も最初はちょっと思っていた)、そんなことも出来ないなら多分古着の販売なんて絶対続かないからもうやめた方がいい。たった2か月だけの俺でもそれくらい分かる。

それに、この「身内売り」には大きいメリットが2つある。

1つ目のメリットが「販売実績が出来る」こと。ネット上で見ず知らずの人から物を購入するのは誰でも多少なりとも抵抗がある。特に普段BASEを使っていない人やネットショッピングをしない人は「そもそもちゃんと商品届くの?」と不安を持ちやすい。
というか、あんまり知らない人からネットで古着を買うくらいならもっと他の有名なところで買うよね笑

だから、まずは身内に売ることで販売実績を作る。その実績を1つ2つと積み重ねていくことで、自分たちを全然知らない人がもし自分たちのオンラインショップで好みの古着を見つけた時に「販売実績があるからしっかり届けてくれそう」と判断してくれる。
まずは地道に身内や知り合いに販売し、実績を積んでいくことが地味ですが確実な方法であると思っている。

2つ目のメリットが「販売アイテムのクオリティを確認できる」こと。
そもそも販売アイテムが魅力的でなければ売る方法をどれだけ模索しても売れることはない。これ当たり前のように聞こえるけど超大事!!!
それは売る相手が身内であってもです。

身内に営業をかけても、それでも誰も購入してもらえないのであれば、それは販売アイテムを見直すか、ターゲットを見直した方がいいだろう。
だって身内も買わないような古着をネット通して見ず知らずの人が買うわけがない。

そうした意味でも、身内に売ることは、販売アイテムのクオリティの判断材料として非常に有効。
喜んで購入してもらえるのであれば、販売アイテムの質は良いということだから自信を持って売っていこう。

そして「②メルカリを使う」について。
圧倒的に市場が大きい。もうこれに尽きる。BASEは非常に便利なプラットフォームだが、BASE内で古着を探すという人はなかなか少ないように感じる。つまりBASEへの誘導がしっかりできているのであればBASEでの販売は手数料も少ないしオススメできる。
しかし、俺らはSNSのフォロワーも少ない中での勝負だから、ここは素直に市場の大きいメルカリも並行したほうが吉かなあ、なんて考えている。実際メルカリに出品して売れた商品もある。
購入時に間にメルカリの運営が立ってくれるので、購入者も安心できるのかも。
メルカリは優秀ですねえ。

アドバイス頂けると嬉しいです

以上2カ月で分かったことをまとめてみました。次回はなんとなく分かった「売れる古着/売れない古着」を紹介してみようと思います。

ここまで読んで頂けた方で、販売アイテムが気になった方は是非ショップも見てみてください。

また、マーケティングの経験が豊富な方、アパレルや古着の販売を行っている方で何かアドバイスを頂けるのであれば、差し支えない範囲でご教示いただけると本当に助かります。

学びを今後もメモしていきます。

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