見出し画像

謝らない女

ある日、コンビニで買い物をして外に出た。

少し急いでいたので勢いよく外に出たのは確かだった。

突然、左から自転車の急ブレーキ音と、女性の微かな悲鳴が聞こえた。

僕は咄嗟に「すいません!」と謝りながら避ける。

なんとか接触を避けれた事に安堵し、自転車の方に目をやると、

自転車に跨ったままの女性が、苛立ちを隠せない表情で、聞こえるか聞こえないかギリギリの音量で舌打ちをした。

「チッ!」

そして、その女性は、そのまま自転車を漕いで立ち去った。

一瞬、何が起こったか理解出来なかったが、時間が経つにつれ、心の奥底からマグマが噴き出すような怒りを感じた。

こっちが謝ったのだから普通、自分も謝る場面ではないのか?

仮に逆の立場だったら、僕は必ず謝る。

更に言うと、歩道を自転車が走っていたのだから、道路交通法の観点から見ても、その女性に非があるし、

もっと言うと、左から走って来たのだから、車の進行方向とは逆向きに走行している事になり、その点でも女性に非があるのは明らかだ。

残念ながら、世の中には、一定数こういう奴がいる。

自分の身に降り掛かったパニックを引き起こした相手に腹が立ち、その苛立ちを機械的にぶつけてしまう奴。

こう言う奴は一時が万事で、

全ての事において自分勝手な奴なのである。

体が何となく怠くてイラついているからと言う理由で旦那に当たったり、

子供がいたとしたら、叱ると言うよりも怒りをぶつけると言うような、躾と称する精神的な体罰を行う、

たまにスーパーで買い物してても耳を塞ぎたくなるような子供への怒り方をする、あの光景に登場するオバハンになったりする。

よく結婚できたなと思うが、旦那がただMっ気の強い男で、

愛情で繋がっていると言うよりは、性癖で繋がっていて、

苛立ちをぶつけられた時に、旦那が性的快楽を得ているだけの悲しい夫婦関係なのである。

そして、このようなタイプは、正義感を自分の都合の良いように解釈し、Yahooニュースのコメント欄で、

その事件の当事者でもないくせに、上から目線で芸能人を罵倒したり叩いたりして、

グッドボタンの数を稼ぎ、低すぎる自己肯定感を高めようとする承認欲求の塊女だったりする。

それでいて職場では仕事ができる故に評価も高かったりするが、本当に仲の良い同僚等は皆無で、

パソコンのタイピングが異常に早く、ブラインドタッチで高速文字入力するが、エンターキーを押す強さが破壊的に強かったりして、

その響き渡るエンターキーの打音で、職場をピリつかせ、

「私はこれだけ仕事をしているのだから、周りの皆さんもやってもらわないと困りますよ。」と言わんばかりの圧力を掛ける。

しかし、上司から見ると、そのような効果は会社全体の士気向上にも繋がるので良しとされているものの、

お金をしっかりと貯めて早めにリタイヤし、ゆくゆくはスウェーデンでのんびりと暮らしたいと思っている、

スローライフ思考系の女性社員からするとたまったものではなく、

エンターキーの打音の度に心の中で舌打ちをされている。

晩年は子育ても終わり時間も自由に使えるようになって、趣味でフラダンススクールに通うようになり、

今までなら友達にならなかったようなタイプの人々と知り合うようになって、

自分も歳を重ね角も取れて、初めて親友らしい親友と呼べるような存在ができ、晩年は穏やかに生活できるようになるが、

その境地に達するまでの間、沢山の人間に迷惑を掛けて生きるので社会悪である事は間違いない。

故に、自分も悪いのに相手の立場に立つ事なく、自転車の急ブレーキを掛けても謝らない女は、

75歳までは世の中的に危険因子的な存在なので、

この文章読んで心当たりがある方は、是非、自律して頂きたい。

そして、何故こんな文章を書いているのかと言うと、

次回、このような場面が起こった時に、理路整然と冷静に相手を理詰めし、論破出来るようにする為に、このような文章を書いている。

舌打ちをした後、立ち去ろうとする女性を、「ちょっと待って下さい!」と呼び止め、この文章を冷静に読み聞かせ、

あなたがいかに悪い人間か、周りの人間からどう思われているか、

そして、僕の考察が全て当たっている事に対しての驚愕を感じて貰い、人間形成の参考にして頂き、世の中が少しでも良くなるようする為なのである。

同じ轍は絶対に踏まない。

こんな思いを二度としない為に。

そして、最後にこれだけはお伝えしておきたい。

この間、久しぶりに実家に帰った時、この話を母親にしてみたら、こんな事を言われた。

「あんたが危険因子や。」


そして、こんな価値観の奴が、一体どんなネタをやっているのか?

気になった方は、是非、こちらの漫談を観て頂きたい。

脳、揺れるくらい笑かすつもりだ。

漫談「丸ノ内線」(YouTube)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?