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BS松竹東急の歌舞伎映像を見て
2009年9月歌舞伎座の映像。いわゆるお土砂。紅長。
15年前なのだが、まだ元気な福助のお七が見れたり、時代物の王者だった吉右衛門の家の芸の滑稽な紅長、いつもくだらないなあ、お土砂をまくラストが面白いと最初に見た時は思ったけど、見る前から今は分かっているしなあ、とか感じたけど。
吉右衛門はじめ、歌江はもういないし、175センチあったはずの歌江、このころは172センチくらいの福助よりもずっと小さく見える。現役最後の方の舞台なのは間違いない。
私が最初にお土砂を見たのは演舞場だったのかもしれないけど、なんか、改めて寂しいなあ。福助の人形振り、玉三郎と異なって生の感じがして好きだったのだけどなあ。福助さんは今もご健在で毎日SNSを元気に発信されているけれども、昔の姿は見れないし。
福助、時臓、扇雀、芝雀の4人のほぼ同年代の女形の最先端だと思っていたのに、ライバルだと思っていた時臓がなんとなく息子をサポートするイメージはついたし、芝雀の独壇場の世代となっていしまった。
わからないなあ、5年先、10年先は。