【Ender 5 S1 改造記】その3 電源ファンの静音化
一番気になるファンの音
Ender 5 S1 の電源を入れるとすぐに「フォーン」というファンの音がします。このファンの音は常時聞こえていてまず一番気になる音となります。どうも本体下のメインボードがあるところから聞こえてきます。
ひとまず底面を見ると大きなメッシュの板が取付けられています。8本の六花根ネジで取り付けられています。これを開けてわかったのですが、この底面ボックス全体用に1つファンが取付けられています。
原因はこれ?と思ったのですが、実はこちらのファンはそれなりに静音でこちらは変えなくても良さそう。
電源ボックスを開ける
ここに、銀色の電源ボックスのものがあるのですがここにもファンがあるようで、このファンの音が原因となっているようです。
まずはこの箱を外すのですが、こちらは底面のボックスの表面にネジが4本あってそちらを外します。ポイントは1つのネジがシールで隠されているのでシールを剥がさないといけないというところ。
ボックスが外れたら電源ボックスの蓋になっている面を外します。蓋の麺の左右に2本ずつネジがあって取付けられています。これもまた1つのネジがシールで隠されているので、剥がしてネジを外します。
やっとご本尊がでてきました。
静音ファン
静音ファンはやっぱりNoctua のファンを使います。今回は底面積が大きく空間的に大きいので、12cmの大型ファンを蓋を開けて使う方法を取ってみます。
これだけ大きいと超静音の低回転でもかなりの風量が出せるので、静音性と冷却性能を両立できます。
で、やっぱりやらないといけないのはコネクタの変換と24Vから12Vへの電源電圧の返還です。端子はよく使われている2.54mmピッチの2Pのコネクタ。
これを組み合わせて変換コードを作ります。写真はノズルファンの変換コネクタですが、これとほぼ同じ感じ。
電圧変換はまたこちらを使います。5個セットなのでノズルの冷却ファンの交換時に買ったやつ。今回は静音性を重視して9V固定設定にして使います。
12cmファンの取付け
このファンはボックスよりも大きいので蓋を外して直接つけちゃいます。ネジとか無いので結束バンドで固定しちゃいます。これは海外の方がやっていた方法。
ただ後で思ったのですが、この時点ではゆるくしておいてネジで設置しておいて、最後に締めたほうが良かった。後は変換ケーブルを挟んでコネクタに差し込めばOK。
いざ起動
あれ?小さい音が。でも電源は入っている!
耳を澄ますと...ちゃんとファンは回っている音が聞こえました。むっちゃ静かです。写真では伝わらないのが残念ですが。これで在宅勤務中に印刷していても大丈夫そうです。
ちなみに、オンライン会議アプリとしては、Zoom や Teams が使われていますが、Zoom のノイズキャンセリング機能はかなり優秀で多少のファンの音は消してくれます。なので、Ender 5 S1 で印刷しながらオンライン会議も大丈夫そうで嬉しい。
上のファンも下のファンも静かになって、最後はフィラメント冷却用のファンが大きく聞こえるようになり気になります。ここはどこかでなんとかしたいですね。
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