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Adventurer3 で 3Dプリンタのベンチマークをしてみた 標準で26点 #FDMtest
KickstarterとAutodeskが協力して作ったベンチマークを試してみました。3Dデータはこちらです。
Adventurer3 の標準(積層ピッチ 0.18mm)でだいたい4,5時間かかりました。
採点
7つの項目でテストをします。
1. Dimensional Accuracy
XY方向の精度を計測するものです。5~25mmの円柱の直径を測ります。結果は満点の5点。平均誤差は0.086mmで特にX方向は0.032mmと非常に高い精度でした。
2. Fine Flow Control
細い棒状のものをどの高さまでプリントできるか。そのときに糸を引かないか?長さは採点基準の30mmは楽に超え、残念ながら若干糸引きが見えます。なので、4点としました。
3. Fine Negative Features
隙間が空いたプリントでちゃんと隙間を抜けるかというテスト。隙間のサイズが異る5本のピン。道具無しで指で何本抜けるかというテスト。こちらは4本抜けましたので4点。
4. Overhangs
本来したなになにもなければ印刷ができない3Dプリンタですが斜めなら少しずつ印刷していけます。どの角度まできれいに印刷できるかを試したテスト。40°,30°,20°,15°のオーバーハングしたブリッジを印刷して裏が荒れていないものを選びます。40°、30°は切れに印刷できているので3点。
いやぁ30°でもきれいに印刷できるんですね。更に裏が荒れますが15°でも印刷できるとは。
5. Bridging
本来は、下がなければ印刷できないのですが、距離次第では先程のテストのように垂れ下がったり荒れたりするけど印刷できます。2つの長さのスリットは何本が下につかずに印刷できるか?というテスト。たしか垂れ下がりはありますが、なんと5本全てクリアで5点
6. XY Resonance
このテストはよくわからないのですが、一応もとのままに印刷できているので満点の2.5点。
7. Z-axis alignment
最後にZ方向の積層に定期的な縞があるかというもの。積層痕はありますが、定期的なものは有りませんので 満点の2.5点。
合計 26点
5点項目x5+2.5点項目x2ということで30点中26点でした。判断がわかりませんがまぁ良い点数だと思います。ちょっと甘めの採点かもしれませんが、精度や印刷可能条件は度は良いプリンタです。
積層ピッチを高(0.12mm)や最高(0.08mm)に変えたらどうなるか気になるところでしたが、こんなことに8時間も12時間も掛けたくないので終了。印刷したオブジェクトは記念に飾っておきましょう。
あ、ということで初めての3DプリンタにはAdventurer 3 はおすすめです。残念な点は最大サイズが15x15x15cmなのでスマフォカバーを立てないと作れないこと。
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