今ちょっと話題。写真の圧縮効果って知っていますか?望遠レンズで三密ならぬ「にゃんみつ」を撮る。
今回は圧縮効果の実験をしてみました。望遠レンズを持っていないのでちょっとわかりにくいですけどね。
物理現象と撮影の技術
カメラで撮影する時、いろいろな現象が発生します。例えばボケ。これはカメラの絞りを緩めるほどピントが合う範囲が狭くなり、結果として後ろがボケるというもの。カメラマンはちゃんとこれを知っていて意図的にボケを作ります。
圧縮効果
同じく有名な現象が圧縮効果。望遠レンズを使うと遠くにあるものほど大きく写ります。すると遠くにあるものが近づいたように見えます。こうして本来はカメラマンから撮影している背景までをギューッと近くに寄せた効果を作れます。
圧縮効果を使えば人がまばらに散らばっている場所で、密着した状況の写真を作れます。
撮影方法
望遠レンズを使えば、つまりズームしたら当然写しているものは大きくなります。同じような写真にはなりません。ではどうするのか?
ズームして被写体が大きくなったら、小さくなるように自分が下る
なぞなぞみたいですが、そうなんです。ズームしたら被写体が本のサイズくらい小さくなるように離れます。
実践
では実践です。まずは24mm。iPhone 11 の超広角もこのくらいでしたっけ?奥の猫は小さいです、その奥の部屋の左には小さく猫トイレが写っています。
今度は50mm。標準レンズとも言われています。後ろの猫も猫トイレも大きくなりました。
続いて75mm相当。中望遠と言われる距離で、人物のポートレートを取るときはこのくらいがベストです。後ろの猫の寝相がわかり安くなってきました。
そして150mm相当。望遠と言われる領域。家が広くないので遠く移動しづらくなってきたので同じサイズに撮すのが難しいです。
最後の写真ともなると、自宅で三密なら「にゃんみつ」状態です。
技術を知れば表現の幅が広がる
写真で調整すると言ったら、構図とズーム暗いと思っている人もいるかも知れませんが、ボケや圧縮効果を知っていると、自分なりの意図を表現をすることが出来ます。(その意図が情報操作であるのは問題ですが)
圧縮効果はスマフォの望遠でも試せますのでぜひやってみてください。ポイントは被写体と、もう一つ比較する別のものが後ろにある状況です。