身体管理学協会ニュース(2023年8月1日発行)
◉今週のごあいさつ
夏真っ盛りですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は最近、少々外回りのお仕事もあり、身体管理の重要性を感じています。
暑い時期を元気に乗り切るには、事前の準備も必要ですね。
私は例年、4月末~5月にかけて気温が高くなりだす頃から準備を始めるようにしています。
とは言えやっぱり暑いことには変わりなく・・・。
食事、運動、休養に加えて、毎日を楽しみながら過ごし、暑い夏を元気に乗り切りたいと思います。
◉2023年5月期の身体管理指導士®養成講座
5月末にスタートした養成講座ですが、7月29日のスポーツテーピング講座をもって、全講座が終了しました。
ご受講の皆様、本当にお疲れ様でした。
スポーツテーピングの講座では、テーピングの基礎から始まり、基本的なテープの巻き方、様々なテープの種類を使い、テーピングの方法を実技形式で学びます。
テーピングを学ぶことでこれまでの学びの復習にもなり、とてもいい機会だと思います。
ご参加の皆様はとても真剣な表情で講座をご受講いただきました。
残すところは認定試験のみです。
最後の関門ですが、これまでの努力
あと少し、頑張っていきましょう!
◉内科系身体管理の視点
【第31回:「交感神経」】
こんにちは、理事の神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。
前回は自律神経のお話をしました。
今回はその中でも交感神経のお話です。
交感神経は自律神経として体の恒常性を保つために重要な働きをしています。
役割としては、例えば筋肉では血管を拡張させ流入圧を高め、血流量を増加させることに役立ちます。
また、心拍数を増価させたり心臓の収縮力を高めたりすることで、全身の血流量を増加させます。
血圧は上昇し、気管支の拡張や呼吸が増加が起こります。
よく、車のアクセルのようにも例えられますが、私は「臨戦態勢」と捉えています。
例えばですが、肉食動物に追いかけられてそこから命を守るようなシーンという感じです。
少々戦いの感じが出ていますが、要はそのような生命の危機から脱するために、身体が動ける状態にすること、という風にも捉えることが出来ます。
これは身体にとって大事な機能ですね。
力を出そうと思うときにしっかりと力を出すことが出来ること。
まるでスイッチを入れるかのようです。
とは言え、これが長い間働き続けてしまうのも問題があり、内臓による消化吸収などに関する働きは低下しがちなので、交感神経が普段から優位に働いている方は少し便秘気味になってしまったり・・ということもあるようです。
そうならないためにも、交感神経と副交感神経の働きのバランスが取れていることが望ましいのですが、難しいことにこれは自分の意志で随意的に調整できるものではありません。
そのため、交感神経が働くべき時には交感神経が働き、副交感神経が働くときには副交感神経が働くようにしたいものです。
次回は副交感神経についてのお話をご紹介します。
◉編集後記
暑い日が続きますね。
先日、隅田川の花火大会に関するニュースを目にする機会がありました。
100万人の人出というお話もあり、多くの方が花火見物をされたようです。
その季節に応じた風情を楽しむこともまた、心の修養につながる大事なことだと思います。
これまでの開催中止になった様々なイベントも、どんどん開催されています。
好きな催し物を楽しみ、より楽しく充実した毎日を過ごしましょう。