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「60分でレポートを書く方法」を60分で書く

学生の皆さん、レポートをあと60分で書かないと単位を落としてしまう……そんな状況に陥ったことはないでしょうか。

私はよく課題を先延ばしにして、提出時間のギリギリで完成させて出し、一度もレポートを提出できなかったことはありません。間一髪の魔術師と呼ばれています。嘘です。

今日はそんなあなたに、60分でレポートを書くお手本をお見せします。

【問】「60分でレポートを書く方法」について1,500字以内で書きなさい。(制限時間60分)

【答】

60分でレポートを完成させる際に大事なポイントは2つあります。

1つ目のポイントは、構成にこだわらず、テンプレートで書くことです

みなさんは義務教育において、文章を書く際には必ず構成を考えたあとに書き始めるということを習ったと思います。

たしかに、普通のレポートを書く際にはそれで問題ないでしょう。

しかし、60分=3,600秒で、1,500文字。1500文字のだいたい8割を書いていればレポートして成立しますので、だいたい3秒に1文字以上は書かなければいけません。そんな状況下で普通に書いていたら到底間に合うはずがありません。

構成を考える時間すら惜しい、そんな状況ではプロットなんか無視してテンプレートを使用して、とにかく頭の中に浮かんだことをとにかく羅列していきましょう。

まず大事なのは、完成。その内容は二の次です。教授は未提出のレポートに点数をつけることはできません。

では、どういったテンプレートを使うかというと、
「私が言いたいこと(ポイント)は3つあります」が一番汎用性があるといえるでしょう。

レポートを書く際に大事なのは、いかにまとまっているように見せるかということなのですが、それを行う際に一番簡単なのがこの方法です。

このとき、実際に3つ思いついていなくても結構です。

では、書きながら言いたいことが2つしか見つからなかった、4つあったようなときはどうすればいいのか?

「3つあります」の数字のところをあとから変えればいいのです。
実際にこの記事は最初に「3つあります」と書いておいて、書いていて論点が2つしか見つからなかったので「2つあります」に修正しています。

このテクニックを駆使することができれば、とりあえずの形だけはできます。頑張りましょう。

2つ目のポイントは、引用を駆使するということです。

引用というのは執筆者の大きな味方で、2つの効果をもたらします。

1つが、文章に説得力をもたせる効果があること、もう1つが、文字数の大幅な増加が見込めることです。

引用する際は、できるだけ論点を絞ることなく広範囲を引用すると文字数が稼げてよいでしょう。
もし課題図書などがある場合は、できるだけ離れた部分を2箇所ほど引用すると、読み手に「コイツはこの本をすべて読んだんだな」という印象を与えることができます。適当に開いたページから引用しても構いません。

また、引用する際はできるだけ難しい単語が使われている、自分が読んでいてもよくわからない場所を選びましょう。本の中でも難解な部分を引用することで、読み手の評価が難しくなり、レポートの出来がひどいことに気が付かない可能性が出てきます。
これは細かいテクニックですが、使いこなせればとても安心感があるので身につけておきましょう。

一つだけ気をつけてほしいことがあります。それは、コピー&ペーストを絶対にしないことです。

明星大学のHPに、以下のような記述があります。

”このように書くと、「レポートでは、どこから引用したかを書きさえすれば、コピペをしても良いの?」と聞きたくなるかもしれません。その通り、どんどん行って良いのです。それどころか、コピペはレポートや論文にとって、むしろ必須だとさえ言えます。”
https://www.jc.meisei-u.ac.jp/action/course/044.html

コピー&ペーストを行うと最悪の場合、他の科目の単位の剥奪のリスクがあります。引用はいくらでも許されているのですから、コピペをせずに引用をしましょう。

以上、紹介した2つの技術を身につければ、期限ギリギリに課題を完成させることが可能になります。

ただし、良い子はできるだけ直前に書くのはやめましょう。(1498字)

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