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TAFE IT Cert3 コース終了【オーストラリアのカレッジ】

先週、今年の頭から受講していたTAFEのITのコースを無事完了できた。
(写真は我が家のネコちゃん🐈)

TAFE (Technical and Further Education)とは、オーストラリアに100校以上ある、州立の職業訓練専門学校です。

オーストラリア留学センター

どんな感じだったのか、今後このコースを受講しようかと悩まれている方にむけて記事を書いていこうかと思います。


難易度

総評するとIT Cert3の難易度はそれほど高くありません。

オフィスワークなどエクセル、ワードを使用したことがある方であれば問題ないレベルでした。

というのもCert3はITの専門知識を習うというよりも、一般的なITの知識を習う。

そんなイメージです、例えばワードで仕様書を設計したり、エクセルの上位機能を扱ってみたりなどが多かったです。

もちろんプログラミングやネットワーキングなどのユニットは未経験者にとって難しいものもありました。

しかしそれに関しても先生が根気強く教えてくれるので、問題なし。

授業にさえ出ていれば、課題が終わらずコースを終了できないということはないでしょう。(授業中ゲームをやってる生徒でさえ、先生が熱心に補講してくれるレベルだったので、難易度は相当優しめに設定されているはずw)

ちなみにユニットとは、コースを構成する1単位です。これが何個も合わさったものがコースとなります。

生徒に一番人気のユニット

一番人気のユニットは、HTML CSSなどのマークアップランゲージを使用してWebサイトを作る課題でした。

この課題は結構熱を入れてやってる生徒もいましたね。

書いたコードがすぐに自分のWebに反映されていって直感的で楽しい、ということで人気にユニットでした。

課題は自分が作った架空のシナリオに沿って開発を進めるか、テンプレのシナリオ通りに開発を進めるか選べるのですが。

自分は効率優先で、シナリオ通りに進めてみました。当時は英語の授業についていけるか不安だったので効率重視でやってたのを覚えてますw

自分のお気に入りユニット

ちなみに自分のお気に入りユニットは【ネットワーキング】ユニットと【サイバーセキュリティー】ユニットでした。

これは今度別記事にしようかと思いますが。

先生に今後の進路について相談したとき、ITの仕事を得たいならどのIT分野を学んでいくべきか?について質問しました。

先生:

100%ということはないが、やはりITの仕事につきたいのなら。ネットワーキング分野が需要がある。とくにルーラルエリアならね!

というアドバイスを頂き、ネットワーキングユニットに対するモチベが比較的高かったので、お気に入りユニットとなりました(笑)

それを抜きにしてもネットワーク機器について学ぶのは楽しかったです、実際に物理的な物があってそれをつないでいくと考えるとなんだか興味が持てました。

サイバーセキュリティーは単純に面白いユニットでした(特に情報漏洩の8割はヒューマンエラーである点など、なるほどなーとか思いながら授業を受けていました。)

今後専門にして学んでいくことはないかもしれませんが。お気に入りユニットのひとつです。

下記にIT Cert3のユニット一覧を張っておきますので、興味のある方はぜひ参照してみてください。Core unitと書いてあるものは全て履修しなくてはいけないもです、elective unitに関しては選択科目となります。

本校ではすでに先生によってカリキュラムが組まれていたので、ユニットを選択することはなかったのですが。他の学校では違う可能性があるので、行きたい学校のWebから最終的にはご確認ください!

授業の進め方について

コースは基本Moodle(世界中の教育機関で使われているオープンソースの学習管理システム、大学でも使われてます。)をベースにして進めていきます。

moodleのweb👇

つまり、教材の一切はデジタルで配られるのです。

教材はビデオコンテンツなこともあれば、ワード、パワポ、画像。
先生によって違うので、多岐にわたります。

どの様な流れで1ユニットが進んでいくのか
例えば1ユニットが3週間で終わる場合。(授業は週3日)

  • 第1週はレクチャー、

  • 第2週の中日くらいから徐々にAssessment taskのやり方を教えてくれる。

  • 最終週は各々Assessment taskに取り組んで、先生がフォローアップする。

そんなイメージで進んでいきます。

ちなみにAssessment taskは課題で、これをパスすることでユニット終了となります。

※『教材の一切はデジタルで配られるのです。』といったものの、英語のクラスでは紙の教材しか使ってなかったので、これも学校や先生によって違うかもしれないということは覚えておいてください。まあITの場合デジタルでやるのが一般的かとは思いますが!

ノートテイキングングについて

ノートを取るのも自由です!紙のノートの人も2人くらいいました。
本校の場合は学生アカウントとマイクロソフトアカウントが紐づいているので、私はOnenoteおよびVisioでメモってました。

マイVisioメモ公開

ちなみにタスク管理はアナログメモ帳でする派なので、Assessment taskの進捗は紙で管理してました。(基本3つ以上のユニットが同時進行しないというマイルールも設定)

自分のラップトップを持ち込むのもOKでしたので、無駄に持ち込んで日本語でググったりAIに質問したりもしてましたが。今考えるとまあ~なくてよかったなと思ってます、荷物だし。。

料金

PRを持っていればNSWとVICではCert 3の授業料は無料のはずです。
(2024年現在)

自分はPRがありVICに住んでいるので、無料で受講できました。

お金を払うとなると半年間でおおよそ3000AUDほどのようです。

次の進路

次の進路はさっそく就職!

といきたいですが、さきほども言ったようにCert3ではそこまでITの専門的なスキルを学べたわけではありません。

ちょっとまだ、面接で「わたくしITの知識バリバリあります!!」と胸を張って言える状態ではとてもないので。

一応レジュメを作成しつつ、IT Cert4に進学したいと思います。

まあこのレベルで就職出来たらラッキー、できなくてもTAFEで勉強といきたいと思います。

【まとめ】このコースをおすすめできる人

まとめると、、、

  • IT Cert3はそこまで難しいことは習わない。

  • 人気ユニットはWeb関係。

  • ネットワーキングユニットを追求し就職へ繋げる。

  • 次はCert 4に進学します。

この半年間は非常に有意義でした、自分みたいに英語で何かを習ったことがない人には「英語で何かを習う初級編」としておすすめできる。そんなコースでした。

あとはオフィス系の仕事を探してる人も、もってて損はない資格ですね。

もしコースについてもう少し知りたい方がいらっしゃれば、コメントいただければお答えいたします。

それでは!