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【絶望→巻き返して入籍】絶対にバレてはいけないプロポーズ大作戦。

突然ですが、ご報告です!

本日、10月22日に入籍をいたしました!

そのご報告と、私個人的にはとても〝波乱万丈〟だったプロポーズの裏側について、せっかくなのでコンテンツ化させていただきました笑 私は「人生は、まるごとコンテンツだ…!」と思っていますので、読まれた方は、今度お会いしたときに、ぜひ私をイジってあげてください。また、、、

・今後サプライズプロポーズを検討している
・彼女の勘が良すぎて、不安だ

といった男性にもぜひ読んでいただき、ちょっとでも背中を押せれば嬉しいなと思いながら、書かせていただきました!まずは、プロポーズの直前のある出来事から振り返ってみます。


サプライズを疑われない前提条件は…?

「こんなロマンチックな感じがいいなぁ」
と思い描いていた脳内イメージ

会社員を辞め、フリーランスとして独立して1年——。なんとか子育てしながら食べていけるほどの収入基盤を確立できたことを契機に、私は6月上旬にプロポーズを計画し、8月18日に長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」でプロポーズを決行することにしました。

奥さんは、サプライズを企画するのが大好きなタイプの女性で、「プロポーズはロマンチックなサプライズじゃないとダメ!」と、念押しされていたこともあり、細かいシチュエーションや場所にこだわりが必要でした。だからこそ、下記の内容を頭に置きながら、私は計画立案を始めました。

・「遠い場所に旅行して決行」は勘付かれる可能性80%
・「イベントに合わせて決行」は勘付かれる可能性90%
・「誕生日など記念日に決行」は勘付かれる可能性100%

私は熊本在住なので「ちょっと気分転換に近場で旅行いこうか」というテンションで、かつ「今まで一度も訪れたことがないスポット」であり「なんでもない日」であれば、疑われることもないだろうと思い、決めた場所こそが「ハウステンボス」でした。

わぁ〜お花が綺麗だな〜

Webサイトからホテルを予約するときに、自由記述欄を通してハウステンボスにサプライズの段取りを相談し、担当者とやりとりを重ねながら、計画は順調に立てていくことができたのですが…

しかし、…このあと、悲劇が待ち受けていました。


1ヶ月前、サプライズがバレta…

え、すべて終わったやん…。

ハウステンボスとは全くの別件で、私たちは別のホテルに宿泊することになりました。奥さんと予約サイトを見ながら、どんな部屋、どんな食事にしようかと悩み、最終決定したとき…!日時や名前、決済の情報を入力していてたら「保存されている入力内容を反映しますか?」という意味の表示が出てきました。めんどくさいので、もちろん私は、YES!!  しかし…

なんでやねん!!!!!!!!!

名前(姓)のところに、ハウステンボスを予約したときの自由記述欄の内容が反映されてしまうという…!そもそも、なぜ姓名のところに出てしまうのか…!とにかく、頭が真っ白になりました。当時、隣で同じ画面を見ていた奥さんも、反射的に画面から目を離しましたが、人間忘れようと思うものほど、頭から離れないものです。推測と現状が重なり、察した奥さんは、大きなショックを受けていました。

平静を保てない私も、一旦1人になりたいと思い、駐車場の車の中へ。これからどうするべきかを考えました。最も優先すべきは何か。「それは年齢的に、この夏にプロポーズを絶対したい!」ということ。しかし、そうなればサプライズ決行が難しくなる…!悩みに悩んだ末、私の脳裏にはある言葉が浮かんできました。それは…

ピンチこそ最大のチャンスなり!

相手が油断しているときこそ、一気に攻め込めば、勝利を勝ち取ることができます。歴史探訪やキングダムが好きな私にとって、逆境は物語を熱くさせる重要な要素です。私はあえて、ポジティブな気持ちで、このピンチを楽しんでみることにしました。すると勝利の方程式が浮かび上がりました。「一度バレてしまった」ということは、言い換えると「この日は絶対にない」と、たかを括るはず。一周回ってサプライズを仕掛けやすくなったかもしれない!と推測できます。

私は奥さんに「バレてしまったから、プロポーズはもうしないよ。今回は自分(私)の独立1周年記念ってかたちで、行かない?」と伝えました。そうすれば奥さんも変に気負うこともなく、リラックスして過ごせるはず。

「これだ!」と私は目を輝かせました。

ハウステンボスの担当者さんと20通ほどのメールで連絡を重ね、細かい調整など入念に打ち合わせて、いよいよ私は当日を迎えました。


一世一代の運命の日、開幕。

ハウステンボス入り口にて

21時45分に光の滝前「アートガーデンカフェ」へ

ハウステンボス担当者さんとの打ち合わせを経て、最終的に決まっているのはこの内容。それまでは、いかに自然な気持ちで園内を楽しむことができるかが、成功の鍵です。入場チケットは、事前購入だと怪しまれる可能性があるため当日に窓口で購入。ホテルに関しては、船に乗ってチェックインする「ホテルヨーロッパ」を予約していましたが、これはもともとプロポーズする予定だったから、と言えば特に問題はなし。17時から夕食があるため、それまでは思う存分、アトラクションを楽しみます。

8月のうだるような暑さのせいで、園内を満喫するたび、噴き出るような汗が頬を伝う…!しかし、いつもより汗の量が多いと思うのは、暑さのせいだけではないかもしれない…!バッグの中には、3週間前に購入したばかりのプロポーズの贈り物も入っています。「ちょっと荷物持ってて」という場面で、うっかり中身がバレてしまうリスクもしっかりと視野に入れ、私は細心の注意を払いながら過ごしました。

15時…!ホテルに入り、汗だくの衣類を脱ぎ捨て、一度シャワーを浴びます。ここで私たちは、ホテルヨーロッパのレストラン「デ・アドミラル」に17時から予約しており、このタイミングでスマートカジュアルな格好に着替えました。…そう!レストランを名目にしてバレるリスクを軽減しつつ、プロポーズにふさわしい準備を完了できるんです!(←おすすめ)

スマートカジュアルな格好に着替えました!
ハウステンボス最高峰のレストランのコース料理
美味しかった…!

しかも、レストランでプロポーズを警戒されることもない!私は、すかさず撮った写真をハウステンボス担当者にメールで送ります。これでやるべきことはすべて完了!あとは、21時45分まで楽しむだけです。席の窓越しに道ゆく来場者の皆様の笑顔を楽しみながら、1時間半ほどかけてフルコースを味わうと辺りはすっかり、夜のイベントの開催時刻に差し掛かり、多くの人々で賑わっていました。

花火やスペクタクルランタンショー、3Dプロジェクションマッピング…!大スケールの舞台演出を目の当たりにし、高揚していく奥さんと私。「もともとプロポーズするつもりだったから、いろいろ調べてて…」という流れで、私はいくつかのイベントを案内します。そして…

「21時30分からウォーターマジックってショーがあるから行こうよ」

私たちは、ついに決戦の地に降り立ったのです…!

また、一瞬バレかける…

ウォーターマジックのショー(左) と
プロポーズ直前の奥さん。後方には「光の滝」

ウォーターマジックは、ハウステンボスの「アートガーデン」という、大きなプールや噴水、観覧車があるエリアで展開されます。辺り一帯には、色とりどりのイルミネーションで彩られ、建物に沿って設置される「光の滝」はまさしく圧巻です。(私の少し気持ちがはやってしまい)ショーの開催より30分早くきてしまった私たちは、それまでどう暇を潰そうかと談義します。

奥さん「例のカフェってあそこでしょ? 早めに行かない?」
私(おいおいおいおいおい!それはまずい!)

アートガーデンカフェ
写真:ハウステンボス公式HPより

実は私は事前に、プロポーズ場所へ自然に誘導するため、ハウステンボス側から「ワンドリンク無料のペアチケット」をあらかじめ仕込みとしてもらっていたので、奥さんに「ショーの開催後に行こう」と軽く告知していました。それが裏目に出てしまったのです。そして、追い討ちをかけるように

奥さん「営業時間も21時半までらしいし」
(※日程によって営業時間は変わるそうです)

——やばい、どうしよう。

なんでこんなに、この人は勘が鋭いんだと、思わずため息をつきたくなりましたが、なんとか平静を装い、私は何か自然な言い訳を探しました。絞り出した言い訳は「どうせ飲むんなら、ショーの後にゆっくりしたい。直営ホテルの宿泊者は、少しくらい時間過ぎてもいいらしいし」とでまかせを披露。自分でも、なんかちょっと無理あるかな…と思ったのですが、意外にも奥さんはそれ以上何も言うことがなく、その場は収まりました。あっぶね〜。


いよいよプロポーズ本番!

ウォーターマジックショーが終わり、ぞろぞろとお客さんが帰路につく中、私はもらったチケットを引っ提げて、アートガーデンカフェへ。すると入り口には、これまでメールzoomでやりとりしていた頼もしきハウステンボスのHさんの姿…!私たちは、こっそりアイコンタクトを交わし、入ります。

プロポーズ5分前に「無料の1杯」を奥さんがパシャリ

カクテルやソフトドリンクなど豊富なメニューが揃い「無料で1杯」に興奮を抑えきれず、なかなかメニューを決められない奥さんを傍目に、私の手の震えは最高潮へ…!ふたりで「かんぱ〜い」とお酒を酌み交わす動画も撮ってましたが、正直あまり記憶にありません。

そして、席についたのは21時55分ごろ。あとは、窓から奥に見える「光の滝」にメッセージが出るのを待つばかり…!

しばらくすると、パッと明かり一面が暗くなりました。
そこには、打ち合わせどおりのメッセージが。

奥さん「へえ〜さやちゃんって人に、大事な話かぁ…自分と同じ呼ばれ方されてるんだなぁ…ってええええっ!!!」

最初は他人事で、自分のことを指しているのだと認識できていなかったそうですが、そんなことすら理解できないほど、私は自分のことで精一杯。店内の脇に控えていたHさんが、手配してもらっていたバラの花束を持ってきてもらいました。

奥さんの目の前に立ち、話し出す私。ちょっと緊張しすぎていて、何を話せばいいのかすべて吹っ飛んでしまい、文章に起こせばそれはひどい内容のことを話していた記憶があります。

花束を渡し、京都発のジュエリーブランド「NIWAKA」のパールペンダントを、膝まづいて、パカ。

そして、頭真っ白になってもこれだけは言わなきゃ!と決めていたシンプルなメッセージを伝えました。奥さんは笑顔で「はい」と一言。

こうして無事に成功を収めることができました!OKしてくれるかどうかより、バレるかバレないかの方が不安だったので、成功直後の私の感想は「マジでホッとした」でした。

奥さんにお渡しした贈り物と花束

みなさまへ

こんな私事の記事を、最後まで読んでくださった皆さま。お世話になっている皆さま。本当にありがとうございます。そして何より、今回のプロポーズを全面協力してくださったハウステンボスのスタッフの皆さまには、感謝しきれません。

私は、昨年7月末に独立し、ちゃんと食べていけるかどうかもわからない不安も抱えるなか、なんとか前を向いて一歩一歩進んできました。手探りではありましたが、たくさんの方に応援いただいたり、素晴らしい出会いに恵まれながら、大変ありがたいことに、仕事もプライベートも充実した日々を送ることができています。

こうして、独立後の約1年のタイミングで入籍することができたのも、皆さまのお支えあってこそです。これからも家族みんなで幸せに暮らしながら、いただいたご縁や感謝を、少しずつでも社会へお返しできたらいいなと思っています。これからも、夫婦共々どうぞよろしくお願いいたします。

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コンテンツディレクター/田中慎太朗



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